はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

支離滅裂なり「民主党」

2006年04月17日 | 政治

 昨日、東京都多摩市の市長選挙が行われていました。候補者は現職の女性市長と民主党推薦の新人。
昨年から続いた民主党と共産党の連合チームが3勝目を飾るかが注目されていました。前の2勝は、小平市、東久留米市で、両市とも現職の民主党都議が立候補。現職の市長を破っています。もちろん民主党、共産党の共闘チームでした。
今回の多摩市の選挙でも、約3,000票差という接戦で現職の市長が2期目の当選を果たしました。民主推薦新人が政治的キャリアが無くイマイチ知名度が低かったので、市長サイドは助かったのではないでしょうか。
 最近の都内の首長選挙は低投票率です。45%前後で推移していて、多くの住民が投票に行きません。こうした人たちは、居住することにある程度満足していて、尚かつそこそこの収入があるので行政サービスに異議を唱えるケースもほとんどありません。
多摩市の場合も、地方交付税不交付団体ですから、市行政は安定しています。こうした市でよくあるケースが、一部不満分子が共闘するパターンです。
共産党系、ネット系、民主系ですね。みごとに反体制では一つになっています。
 小沢代表になった民主党が選挙協力を掲げましたが、反体制という一点でまとまることができるかもしれません。一番いいのが、安倍晋三が自民党総裁そして総理になったときでしょう。
靖国参拝や拉致問題など、強硬姿勢を持っている安倍晋三の対極に位置できる人物を民主党、共産党、社民党で抱えることができるかもしれません。
 それにしても、民主党の支離滅裂ぶりには嫌気がさしてきました。政権交代を掲げても共産党と共闘するのは末期的な作戦です。
 そしてもう一つ。千葉7区の補選の応援に鳩山夫人、菅夫人が入ったということ。
「格差社会をなくせ」と演説していたようです。何を考えているのでしょうか。
鳩山夫人は、あの桜の花見会をした御殿の持ち主、鳩山幹事長がご主人。金持ちには、庶民の気持を理解できません。
また菅夫人も、旦那の七光りでニートな倅を立候補させるという、特別待遇を得ている人です。
 “なんでもかんでも”ありという姿が、民主党の正体になってきました。つくづくメール問題の失敗がなければ、前原体制で小泉新党という方向を進めて欲しかったですね。

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