はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

悲喜こもごも

2007年05月11日 | 政治

 昨日は、政治家の人生が悲喜こもごもと思わせる事柄がありました。以下に時事通信から時系列で記事のタイトルと抜粋をしました。
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平沼氏が5カ月ぶり復帰> 
 平沼氏は「5カ月間ゆっくり物事を見ることができた」と療養生活を振り返った。その上で、今後の政治活動について「自民党に戻りたい気持ちは強いが、屈辱的な誓約書は政治家の信条から許すことができない。法案には是は是、非は非の立場を明確にする」と述べ、無所属で活動する考えを改めて示した。
扇参院議長、今期限りで引退

 扇千景参院議長(74)=比例代表=は10日、夏の参院選に出馬せず、今期限りで引退する意向を固めた。
平沼氏復帰「国のため活躍を」=安倍首相
 安倍晋三首相は10日、首相官邸で記者団の質問に答え、平沼赳夫元経済産業相(無所属)の政治活動再開について「本当に良かった。尊敬する大先輩だから、これからも元気で国のために活躍してもらいたい」と述べた。
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 まずは扇千景参院議長から。6年前の参院選は保守新党の比例区で出馬、ギリギリで当選しました。その当時は党首でもありましたからテレビ中継に登場していましたが、自らの当選がなかなか決まらず夜半過ぎからは憔悴しきった顔であったことを思い出します。
 6年前の選挙を控えたある日、管理人は仕事がらみで扇千景議長とお会いしました。
その時は、車イスに乗って会合場所に現れました。数日前に骨折していたのですが、「とにかく元気な人だな」という印象でした。
話しは上手いのですが声が大きいので、会議室の外にいた方たちには誰と面会しているかがバレバレでした。
 その後、自民党へ合流し、誰もが驚いた議長就任。大勲位の息子さんがなる予定であったはずが、横やりが入って棚ぼたで回ってきたとも言われています。兎に角、「終わりよければすべてよし」で花道を飾れた希有な議員という感じです。
 一方、晩節を汚さないようにと願いたいのが平沼赳夫。安倍首相からの温かなコメントを取りあげましたが、以前のように復活し活躍するのは難しいことだと思います。
 病で倒れた人を沢山知っていますが、どなたも以前の姿に戻っているとは言えません。管理人が大変お世話になっている先輩がいます。やはり脳梗塞を患ったのですが、なかなか厳しい状況にあるようです。
その先輩が言うには「自分の以前のイメージが先行するのだが、頭も体もそのイメージ通り動かない」とのこと。
 平沼赳夫が以前のように朝、夜関係なく活動が出来るとは思えません。自らが言っていたように「物事が見えるようになった」境涯を持って、後輩の指導育成にあたることが大切だと思います。
 下手な動きをしようとすれば、晩節を汚すことになりかねません。地元の多くの有権者や若い政治家からは、尊敬もされている立派な政治家なのですから。

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