国会が閉幕し、いよいよ参院選モードに突入しました。昨晩の報道番組では、各党党首が出演したり、注目選挙区のレポートがあったりと結構な時間が割かれていました。
そのなかで「これはちょっと」と思ったのが、岡山県の選挙区情勢での一コマ。民主党の決起大会でのことなのですが、自民党の候補者の名前(虎之助)から「虎」、民主党の候補者の名字(姫川)から「姫」として、「姫」が「虎」を退治するといった寸劇をしていました。
もしかしたら演劇好きの菅直人からのアドバイスかもしれませんが、こんなパフォーマンスは、一部のコアなファンを除いて、岡山県の有権者は受け入れがたいのではないかと思います。
ターゲットにされている「虎」は大変で、選挙が好感度調査のアンケートみたいなことになることを危惧しているはずです。
党内の重職を担ってきている「虎」ですから、支持団体や組織の関係者からの支持が緩むことはあり得ません。
やはり心配するのは無党派層の動向になってくるでしょう。その無党派層に訴えるべきモノがなんなのか、麻生外相が派閥の例会で分かりやすく説明をしてくれたようです。以下に紹介します。
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麻生太郎HP<「例会挨拶7・05」>より
公示以降、基本的に我々が訴えなくてはいけないのは、要は二つなんだと思っている。
一つは、ものすごく単純化して言うなら、やっぱり「小沢さんとりますか、安倍さんとりますか、どちらに託すんです?」と、二者択一を迫るなら、これが一つ。
もう一点は、今、株価は18000円台まで戻ってきたと思うが、一時期は7000円台だった。それが10000円台に乗っけて、そして16000円前後でずっと行っていたのが、先月から18000円台へと株価は上がってきている。
そういった意味では、「景気をもう一回潰しますか」と。
あの参議院でボロ負けした9年前、いわゆる金融国会等で、ゴトっと経済が落ち込んだ、あの時を忘れてもらっては困るのであって、ここは大事なところなんだと思っている。
せっかく回復し始めた景気、経済というものを、もう一回、混乱の中におとしめるということは、私共としては断固、頑張って阻止しないといかん、という決意をもって皆さん方臨んで頂きたい。
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経済を例えに挙げていますが、「混乱か安定か」ということは「小沢か安倍か」ということです。
こうした単純明快な訴えを続ける作戦を中川秀直幹事長が取れるか否か。どちらかと言えば、説明の長い中川幹事長ですが、ここは麻生流を採用してもらえればいいのではないでしょうか。
有権者に与える印象的は、「陰(ネチネチ)の中川」、「陽(カラリ)の麻生」といった感じで、参院選での逆風を感じている安倍首相は、「幹事長を麻生太郎にしておくべきだった」と後悔しているかもしれません。
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