はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

橋本龍太郎・元総理のご冥福を祈ります。

2006年07月01日 | 政治
 橋本龍太郎。元内閣総理大臣が逝去しました。
68歳、まだ若すぎると言っていい年齢です。
幸か不幸かタイミング良く小泉首相も訪米を終えて帰国しました。
 晩年は、日歯連の1億円献金疑惑なので要職を歴任した経歴を汚した感もありますが、田中派七奉行の一人がまたこの世から去る事になりました。
七奉行の残りの面々は、民主党でゾンビよろしく生き残っています。
その一人、小沢代表が訪中しますが、橋本龍太郎からの遺言だと思ってハニートラップにはせいぜい気を付けてくることです。
 橋本龍太郎の人物像で、印象的なのは慇懃無礼そのものの権化であったことでしょう。
報道番組や記者のぶら下がりなどで、コメンテーターや記者が無知な質問をすると、「そんなこともおわかりにならない?」と露骨にいやな顔し、必ず嫌味な返答をしていました。
 そんな橋龍も、小泉改革の先鞭をつけた功績は大きいものがあります。特に官邸主導を目指した志は、小泉首相で開花したとも言えます。
 そして小泉首相誕生の影の立て役者になった点も大きな功績です。小泉純一郎が三度目の総裁選に立候補しようとしたとき、本命として二度の総裁を目指して出馬してきたのが橋本龍太郎でした。
 何としても橋本に勝たせたい旧・田中派の面々が嫌らしいくらいこれまでの自民党手法を用いてきたおかげで、自民党をぶっ壊すというフレーズを小泉首相が繰り出せたとも言えます。
 何はともあれ、橋本龍太郎の冥福をお祈りいたします。
そして、これから始まる自民党総裁選が面白い展開になるように、力を貸して欲しいと思います。
自民党を愛して止まなかった、橋本龍太郎。自民党が下野したときにも、黙々と党務に励んでいたそうです。また時の非自民党政権首脳からの甘い誘いを断って、自民党に残ったとも言われています。
 橋龍が長老になってから、あの嫌みなセリフを聞いてみたかった気もします。

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