政府提案の日銀総裁人事案が参院で否決されました。
もちろん衆院では可決されるでしょう。
そこには衆院と参院の与野党議席数のねじれがあるからです。
いったい同意人事とは何であろうかと考えさせられます。
ねじれ現象などあり得ない頃の考え方なのでしょうか。
注目されるのは野党に否決された人物の差し替えを政府が考えるか。
これは考えない方がいいと思います。
考えに考えて提案したのでしょうから、簡単に揺らいではいけません。
膠着した状況を打開する可能性はあるのでしょうか。
今のところ考えられるのは、自民党には主導権はありませんから、
民主党の動きが明確になることです。
動きが明確になるとは、誰を総裁にするという人事案でなく、
民主党内で次期代表も小沢一郎でまとまるという動きになることでしょう。
そうしたあとに人物名も浮上してくるし、
党首会談もあり得るかもしれません。
小沢一郎が、党内掌握のため日銀総裁人事案を利用しているように感じるのです。
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