はるのほっぺ

備忘録です。仕事柄、政治の話題が中心です。

危うい都知事 裸の王様化

2008年03月07日 | 政治
 新銀行東京の負債額が1,000億円超となる見込みで、

都議会は都が400億円を追加支援することを承認。

財政が逼迫している地方自治体からみれば、

驚愕する額でもあり都の失策でもあります。

人気者の石原知事を恐れてなのか、

地方の首長からあまり辛辣な批判が飛び出しません。

 来年に迫った都議会議員選挙。

与党議員たちは苦言を呈するポーズを取りながら、

石原知事を自分たちのコントロール下に納めることに成功したようです。

その投資額が400億、換言すれば知事の価値がその額面になるのでしょうか。

果たして、自分たちの選挙のときに、

知事が応援に入って効果があがるのか大博打のような気がしてなりません。

 管理人には疑問があります。

それは石原知事が銀行の設立、

特に運営面の難しさをどこまで理解出来ていたのかです。

3期目の選挙のころから以前の勢いを感じなかったのは事実。

打ち出す施策は、

ブレーンと言われる人たちからの提言を丸飲みしていたのかもしれません。

その最たるモノが銀行であったのではないでしょうか。

名称だけは知事の好きな“東京”を付けましたが、

中身の方は人任せか、

あるいはタッチできないような複雑さがあったのかもしれません。

 一度お会いした印象は、

マスコミを通して伝えられたものとは全然違って、

政治家としてはとても魅力のある方でありました。

しかし、どんなに有能な人間でも情報がないのでは、

あっという間に“裸の王様”になってしまいます。

国会議員を辞職したときのように、「やーめた」とならないか心配です。

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