上海下町写真館2010

上海より半年ぶりに帰国しました。マイペースで故郷の風景や歴史などをご紹介します。

豫園で江南文化を感じよう:黄浦区海安仁路

2012年11月26日 06時00分00秒 | 上海街角スナップ
豫園は明代の個人邸宅でしたが当主が没落後、隣の城隍廟の管理となり20年の歳月をかけ楼閣や石山が築かれました。
その後、アヘン戦争から文化大革命などの度重なる事変に荒れはてていたものを1956年から政府の手により修復され、1961年から一般公開されています。

入り口の櫓門。


精巧な細工がびっしりと施されています。

園内から見た櫓門。


レリーフは悠久の歴史物語が表現されているのでしょうか。

天を突く軒先。


雨の多い地方ならではの屋根ですね。

多くの風景が重なる池と築山。


池には緋鯉が沢山飼われていました。

帰ってきた獅子。


旧日本軍により国外へ持ち去られていた金属製獅子が戻ってきました。

壷型の入り口。


壁で区切られた狭い空間がいくつもあり、入り口をくぐる度に風景が変わります。

丸い入り口と獅子。


獅子の配置は、子供を抱く左がメス、玉を持つ右がオスです。

窓から漏れる日差し。


床に当たる影の変化で、過ぎていく時間を感じることができます。

窓から見える庭。


年代物の盆栽を眺めているようです。

狭い庭にびっしりと植えられた色々な形や種類の植物。


広さを感じることができるでしょうか。

曲がりくねる長い廊下。


窓枠や腰壁には細かい細工やレリーフが施されています。

天井の灯り。


四季を現す花鳥風月が描かれています。

壁の上の龍。


壁の瓦が龍のうねりと鱗を模っています。

台風や地震などの天災が無い地方ですが、庭園は度重なる戦乱や騒乱で幾度も被害を受けています。
しかし、江南の豊かな経済や文化を今に伝えてくれていると思います。
日本人の「マイナス思考」で江南の「プラス思考」の庭園を撮影しましたが、写真は実物よりも色を濃い目に現像してみました。

撮影:CANON EOS5D3 + EF24-105mmL


最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ごーさん)
2012-11-26 11:01:54
いつも感心するのですが建物の彫り物これだけ掘るだけでかなりの時間がかかると思うのですが、彫り物だけでも見ていて飽きないですね。
返信する
Unknown (ごーさん)
2012-11-26 11:12:49
haichaoluさん

Hiroshiさんの質問で

海外からブログのURLが開けないとあったのですが、確かにこの何週間か開けなくなっています。

返信する
ごーさん (haichaolu)
2012-11-26 20:57:29
今日は。
精密な彫刻は中国の伝統なのでしょう、各地の石塔などでも見ることができます。
描かれている物語が分れば、もっと興味が深くなるのですが。
gooブログが日本からアクセスできないのは日本にあるサーバーの問題だと思います。
上海からは今までと同じように開けています。
返信する
アクセス制限 (Hiroshi)
2012-11-26 23:14:21
ここで調べるとアクセス制限がかかっているかどうか判るらしいです
ip-address-lookup-v4.com/lookup.php?ip=218.117.5.126

調べた限りでは私のURLは上海ではOKのようです、場所によってアクセス制限に違いがあるでしょうか?

因に中国からアクセス出来ないサイトの一覧は此処
whatblocked.com
ここも見えないなら此処で
blue.ap.teacup.com/salsa2001/2865.html

URLを入れると書き込みできないので頭にht…//を入れてください
返信する
Unknown (Hiroshi)
2012-11-26 23:17:14
最初のURLは間違いです、正しいのは此処
www.just-ping.com/index.php
返信する
Hiroshisさん (haichaolu)
2012-11-27 09:25:36
今日は。
情報を有難うございます。
www.watchmouse.com/en/checkit.phpでチェックしたところ、
FC2は全ての外国からのアクセスはできませんが、
exblogはオランダ以外はアクセスできました。
結果から推測すると、中国側だけの問題ではなく、
FC2はサーバー側で国外からのアクセスを制限しているようですね。
返信する

コメントを投稿