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生物界では奇妙な現象が静かに進行している

2020年03月25日 13時23分49秒 | メス化する自然

環境ホルモン汚染の恐怖

 メス化する自然

     デボラ・キャドバリー

 

立花隆 推薦

本書を読めば、この問題がいまや環境問題最大の問題となっており、

すでに各国で次々と対策が講じられ始めていると言う事が分かり

日本はいったいどうなっているのだと叫びたくなるだろう。

 

               1998年2月28日 第一刷発行

 

環境ホルモン汚染の全貌を知る好著

日本国内の実情が分かる解説付き!!

 

生物界では奇妙な現象が静かに進行している。

メスに性転換していく魚、メス同士で巣を作るカモメ、

生殖不能になったワニやヒョウ・・・。

人間についても、精子の数の激減や子宮内膜症の増加

新生児の性器異常などが世界各国から報告されている。

 

これらの原因を探るために著者は世界中の科学者を訪ね歩いた。

 

・・・何かが生殖可能な男性の精液の質を著しく低下させている

・・・(中略)・・・現代男性の生殖能力は祖父たちの時代の半分だ

・・・人間が我が手で作り出して世界中にまき散らした物質が

自らの性ホルモンに成りすまして性をかく乱する働きを秘めていたとは、

なんと奇妙な話だろう。

 

・・・現代人は文字通り『エストロゲン(女性ホルモン)の大海」で

生活しており 4~50年前よりはるかに大量のエストロゲンに

様々なルートを通じてさらされている。

・・・(胎児期に)ホルモンシステムをかく乱する毒性物質を

比較的低レベルで暴露することは、生殖に恒久的な影響を与え

疑雌雄同体を生みだす。

 

「内分泌かく乱物質」またの名を”環境ホルモン”

現在私たちが日常的に接しているありふれた化学物質の多くが

疑われ始めている。

環境中に存在して生体に偽のホルモンとして作用するものは

解っているだけで70種類。

すでに世界には8万種類を超える合成化学物質が氾濫している。

90年代になって急上昇したこのショッキングな事実を

ベテランジャーナリストの目で丁寧に検証した

衝撃のサイエンス・ノンフレクション!

 

 

 

私は この本が出て間もなくの頃

何がきっかけだったのかは忘れましたが

むさぼるように読んでしまいました。

 

いま 手元に置いて 一生懸命写していこうとしていますが

・・・なかなか大変ですので・・・どうしようと迷いながらも

でも たくさんの人に知ってほしいのです。

 

新型コロナで 命が大切か 経済が大切かと

何度も問われてはいますが

この環境ホルモンも まさにその通りなのです。

 

悪いものだと何十年も前から分かっていても

経済(ようするに金儲けの主)の面から

見てみないふりをしてきたのではないだろうかと

・・・思っています・・・

 

そして ついに 乳がん患者があふれてきた

 

https://www.pinterest.jp/pin/596515913133247163/

 

 


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