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7月9日(火曜日)話さなくなってしまった おかあちゃん

2019年07月11日 14時56分38秒 | 病院にて

7月9日(火曜日)

朝10時半ごろ 私の検査結果を聞いてお薬をもらおうと

K先生の診察を受けました。

 

検査結果が悪くなかったことを

先生は自分のように喜んで下さって

前回と同じお薬を出してくださいました。

 

母の事を尋ねると

ぼくも少しお休みしていたけれど

お母さん また 少し悪くなってるようだね・・・

 

「はい。今から様子を見てこようと思ってますので^^」と言って

診察後 母の部屋へ入ろうとしたら

なんと 廊下のワックスがけをしている最中で

あと10分相談室ででも お待ちください と言われ

ゆったりした応接室に入る。

 

クッションの良い革張りの応接セットでひとりごろごろ

 

約束の10分が過ぎ 母の部屋へ入る。

 

・・・・・

酸素マスクがかかっている

看護士さんが来て下さって説明あり。

 

体内の酸素が足りなくなったので吸入していますが・・・

あまり効果が出ないのですよ・・・

 

私は大きな声で

「かあちゃん! 来たよぉ!!」と叫べども 静か。

 

手を握っても抵抗なし。

 

ベテラン看護士さん 若い看護師さん

色々来て 色々計測してみて下さるが

 

「昨日から 話さなくなってしまってねぇ・・・・」

 

呼べど呼べども 答えず

一度だけ ウインクしてくれたように思ったけれど

なぜか左目だけが泣いているように見えるけれど・・・

 

これは いつもと違う

まさかこんなに急変しているとは夢にも思わず

家の事を放置したままなので

一旦帰って もう一度出直してきますと 私は言った。

 

「心配ないですよ」とは 誰も言ってくれないし・・・

 

私は 泊まる覚悟で 夕方6時ごろ再度病院へ

 

母の部屋に入ると

なんだか雰囲気が違う

母の髪が急に黒くなったよぉな

 

それを見つけたインドネシア風の可愛い看護士さんが駆け寄ってきて

「・・・・!こちらですよぉ はなさま・・・ こちらに変わりましたので!!」と

手を取るようにして 案内をする

 

が その部屋は個室で

 

母は 酸素マスクの中で 口だけ開けて 

息もしているのかしていないのか解らないくらい・・・

 

マスクのゴムが窮屈そうなので 勝手に緩める(わたし)

 

声を何度かけても返事無く

目をぱちりともしない

手を取って脈を診ると かすかに動いているような気がするけれど

 

なぜかすぐに ベテラン看護士さんが来て

手足が冷たくなってきてるでしょう・・・・

と おっしゃる。

 

若い看護師さんが来て

「 お泊りになりますか

でしたら 一筆許可書を書いていただかなければいけませんので・・」

と言う。

 

まさかこんな状態の母を置いて帰ることは出来ないよ

書くことを承認したのだけれど・・・・

誰も書類を持ってこようとしない。

 

これは危険な状態なのでしょうか

と 聞いてみれば 危険でないとは答えてくれないので

 

弟を電話で呼び寄せる。

 

そうこうしているうちに

 

母の脈が 私の手に感じなくなってしまった・・・

 

若い看護師さんが飛んできて

体に付けている色々な計測器を動かし直してみるけれど

血圧も エラーが出るばかり

まつ毛に触ってみるけれど

反応なし・・・・

 

先生お呼びします!!

 

そう言って走って出て行った。

 

「7時35分です」 ドクターの声。

 

 

 

 


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