雨の合間に母の顔を見に行こうと思いながら
なかなか足が進みませんでした。
絶望の中に生きるって
認知の母には意外と気にならないものなのかも知れませんが
見てる方が悲しい・・・
洗濯物も寝巻もタオルもすべて 病院側にレンタルしていただきましたが
ほとんど何も食べませんと言われながらも
逃げてしまう訳にも行きませし
勇気を奮って(わたしとしては)出かけてきました。
K先生はお休みとのことで 知らない先生の名前ばかりが
今日の診断と言う掲示板に掲げられていました。
母の部屋に入ると ちょうどベッドメイキング?とか
体位変換とかで 男女二人の介護士さんが働いていました。
ひとり女の子の方は どこか訛りのある東洋系の人でした。
母のベッドはちょうど整え終わったばかりのところなのか
布団・タオルケットなどなど ぴしっと綺麗になって
母は包まれていました。
声をかけると ニヤリと笑うので
「スイカかメロン食べてみるぅ~」と恐る恐る聞いてみましたら
欲しいと言うので スイカをスプーンで少しずつ口に運んでみましたら
美味しい美味しいと言うではありませんか~
介護士さんたちが出て行ったあと
新しく入ってきたお婆ちゃんが 寝巻だけの状態で寝ていて
寒い寒いと言っているのです。
そうよねぇ 母は お布団が肩までかからないと寒がる方なので
あのおばあちゃん・・どうして・・何にも着ていないのだろうと思いながら
お布団をかけてあげました。
見てみれば
枕も無く 頭が傾いて苦しそうなので
いらん事かと思いながらも 介護士さんを呼んで来ましたら
「あぁ~あの人は 何をちゃんとしてあげても
すぐに跳ね飛ばしてしまうのですよ 枕もですよぉ・・・」とのこと。
母は すぐ うとうとしだして あまり話も弾みませんでしたが
あとに入ってきた看護士さん曰く
昨日来たばかりの患者さんなのですが
昨夜は叫び続けで 同室のみなさんはほとんど眠っていないので
いま・・眠たがっていると思いますよ。 とのこと
母は静かに眠りだしたので ベッドの背もたれをもとにもどして
私は帰ることにしました。
スイカは しゃりしゃりと お汁だけを吸っていたようで
カスは 全部 外に出してやりました。
上手に自分で出せた時と
私がほっぺの奥から引っ張り出した時と半々くらい・・・
「あ~んしてぇ」 と言っても
「あ~ん」 って言うだけで口をあけなかったり
開けてもすぐに閉じてしまったりして
摩訶不思議なお婆ちゃんとなりました。
でも 一二度でも 笑顔が見えたから
今日は合格ということで・・・・
そうそう 病院へ行く前に マーケットに寄ったのですが
お買い物しているお爺ちゃんたちのうれしそうな顔が忘れられません。
女は真剣に買い物をしているのに
お爺ちゃんは とても楽しそうなのです
良い時代になったねぇ^^
動ける事さえできれば 好きなものをいっぱい買えるんだよ~
私は98円で 可愛い大皿を何枚か買いました。
追記
一昨日だったか
ワン公二匹を同時に縛り直そうとして
一匹に走られました。
どってんころり
私は 50センチほどの段差を 頭から落ちました。
ほんとに 瞬間的に一回転したんですよ
すぐに携帯に手をやりました
誰かを呼ばねばならぬか!?
お~! 意識はある。
目の前に突き出た杭がありました
左のおでこあたりをブロックの角で打ったようです
(あとで見たら 四角く痣が・・・・)
すぐに立てましたから
打ちどころは良かったのでしょう
肉厚が身を守ったのか
だれかが お馬鹿な私を守って下さったのか
ありがたい事だと思っています。
BEST-WALLPAPER.net
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます