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隔週刊Xファイル第27号 ♯512 吸血

2006年05月06日 | 隔週刊Xファイル
 テキサス州の小さな町で家畜や観光客が血を抜かれて殺害される事件が発生。捜査に向ったモルダーとスカリーだったが、モルダーが吸血鬼と判断して杭を打ちこんだ犯人の牙は偽物だった
 報告書の作成のため話し合うモルダーとスカリー。しかし2人の話しは微妙に食い違う


なにこのすっとぼけた面白話は
 互いに主観的な話をすると食い違う。スカリーから見たモルダーは「吸血鬼事件だヒャッホー」だし、モルダーから見たスカリーは事件に対し異様なほど冷ややか。保安官は出っ歯だっただとか出っ歯じゃないとか事件に関係ないことで議論をしたり
 吸血鬼の行動は脅迫神経症そのもので牙は偽物だし税金も払っている。現代に生きる吸血鬼は大変だなあ

ドキュメント超常現象 語り継がれる闇世界の住人たち 世界の吸血鬼伝承
 ♯512「吸血」では、テキサス州で、血を抜かれた観光客の死体が発見され、モルダーは吸血鬼による事件だと推理する
 吸血鬼として最も有名なのは「ドラキュラ」だが、世界を見渡せば、他にもさまざまな吸血鬼伝説が存在している。人類の歴史とともに誕生し、現代にも息づく「吸血鬼伝説」の真実とは、いかなるものなのだろうか

Xファイルレポート
海に潜む未知生物を探る! 世界の水棲UMApart2

超常現象トピックファイル№027
数多くの伝説を残した18世紀最大の魔術師 カリオストロ伯爵

隔週刊Xファイル第27号 ♯511 キル・スイッチ

2006年04月29日 | 隔週刊Xファイル
 寂れた食堂で捜査官と複数の犯罪者の銃撃戦が起り、嘗ての天才プログラマードナルド・ゲルマンが巻き添えを食い死亡する
 捜査官と犯罪者達は何者かによって情報を流され食堂へと誘導されていた。不可思議な状況と1979年から失踪していたゲルマンの存在に興味を持ったモルダー。ゲルマンのコンピュータから情報を得たモルダーとスカリーはあるコンテナを訪れる。そこでインビジゴスという女性を逮捕するが、直後にミサイル攻撃を受ける


なんかマトリックスみたい
 前回のスティーブン・キングに続いてSF作家のウィリアム・ギブソン脚本。読んだ事はないが
 どうしてもAIというやつは、人間に対し反抗するという恐怖がぬぐえないものらしい。意識のあるネット上の人工生命体と聞いて久しぶりにオデッセイ5を思い出した
 機械につなげられたモルダーの悪夢は恐ろしくそして面白い。特にあのスカリーの格闘アクションは最高だった
 Xファイル初期に暴走したAIの話があったがずいぶんと技術も進んだもんだ

ドキュメント超常現象 日進月歩のテクノロジー AIはどこまで進化するのか?
 ♯511「キル・スイッチ」では、死期を迎えたコンピュータの天才が、グローバルネット上に自分の記憶をダウンロードして意識を持つインターネット生命体を作り出していた。このように、自分で考えるコンピュータが誕生する日は本当にやって来るのだろうか?

隔週刊Xファイル第27号 ♯510 ドール

2006年04月24日 | 隔週刊Xファイル
遊ぼう。ゲームの時間よ 

 ニューイングランドのスーパーマーケットで店内にいた人々が自分の顔を掻き毟り負傷する事件が発生。精肉係りはナイフで自らを刺し自殺した。休暇で訪れていたスカリーは地元警察に協力するはめに陥ってしまう
 監視カメラに写った映像から1人冷静に店内から出たメリッサに注目するスカリー。メリッサは地元では魔女と噂され恐れられている存在だった。次々とメリッサの周囲で起きる事件。不気味な人形の目が開く


脚本:スティーブン・キング。だがついうっかりXファイルのことを忘れ、モルダーとスカリーの出番を作るのを忘れたらしい。付け加えられた脚本ではスカリーはその知識をいかし大活躍。モルダーはお笑い担当
 休暇中のスカリーが魔術的事件に遭遇。知識のない地元警察に頼られ仕方なく手を貸し、悪魔のような存在と対峙する。休んでもやることのないモルダーはスカリーへ電話をかけまくり。不可思議に事件に遭遇しているスカリーに対しいつもの役どころを変え、科学的に事件を指摘する。まあ、あまり相手にされないが。事件に遭遇したスカリーが魔術や呪いについて知識を披露。それに感動したモルダーが思わず「結婚してくれ」というシーンはシリーズ屈指の面白さ

ドキュメント超常現象 魂が宿る? 髪が伸びる? 人形にまつわる不思議
 ♯510「ドール」では、不気味な人形を持つ少女ポリーが気に入らない人々を不思議な力によって次々と殺害していった。人形が絡む奇妙な伝説は、世界各地に見られる
 今でこそ鑑賞用、愛玩用に用いられるが、もとは身代わりとしての、呪術的な意味合いが深いものであった人形。はたして「魂が宿る」という噂は本当なのだろうか

隔週刊Xファイル第27号 ♯509 分裂

2006年04月23日 | 隔週刊Xファイル
 ミシガン州の果樹園農夫フィルが地中に埋まり死亡する。警察は義理の息子のボビーに疑いの目を向ける。直立状態で埋まり肺や胃の中に大量に入った土。ひ弱なボビーの仕業とは思えないモルダーは事件の見直しをする
 しかしその後、ボビーの同級生リサの父親が自宅の2階から転落死する。その時も近くにボビーの姿があったことで疑いは深まってしまう
 ボビーとリサ。二人のカウンセリングしていたカリンのもとへ赴いたモルダーは、二人が父親から虐待を受けていた事を知る


血のような樹液を流す木が不気味
 ボビーを授業中に連れ出すのは超弩級の人権侵害じゃね。スカリーもずいぶん強引だね。虐待を受けた者が自らも虐待を行ってしまう。全てが完全に解明されることのないラストはXファイルの定石だが、今回は特に哀しく後味の悪い最期だった

ドキュメント超常現象 人間の心理もお見通し!? 植物に意志はあるのか?
 ♯509「分裂」では、虐待されている子供たちの心を読み取ったかのように植物によって2人の父親が殺害される
 植物が感情や防衛本能を持っていることは最近の研究で明らかになりつつある。「分裂」のように、意志を持った植物が人間を襲うことなどあるのだろうか?

隔週刊Xファイル第26号 ♯508 狐狩り

2006年04月22日 | 隔週刊Xファイル
 ロバート・”プッシャー”モデールが脱獄した。直後モデールを起訴した検事ボウマンが殺害される。部屋中にセルリアンブルーのペンキで狐狩りと画かれていた
 ボウマンの妻リンダをモルダーの名を騙って呼び出していたモデール。現場に向ったモルダーと対峙するモデールは、モルダーに対しゲームに乗るなと忠告する


ラストの展開に持っていくためかモルダーの意見に対し、スカリーやスキナーが頑なに反論しているような気がする
 狐狩りとか画かれていて良い雰囲気になったけど、それほど上手いサスペンスにはならなかった。モデールの怖さはわかっているはずなのに何故か薄い警備。モルダーの意見がまったく通らないなどちょっと気になる部分が多かったかな

ドキュメント超常現象 2つの力が相互作用を及ぼす? 催眠と念力の境界線
 ♯508「狐狩り」には、かつて強力な暗示と念力によって相手を死に追いやった、あのプッシャー(♯317「プッシャー」参照)が再登場する
 瀕死の状態でなお、他者を容易に操る力は健在だ。単なる暗示を超えた彼の力に、今回は念力という観点から迫ってみよう

Xファイルレポート
古代の巨大海竜は存在している!? 世界の水棲UMAPart1

超常現象トピックファイル№026
神の象徴か、宇宙人の擬似絵か タッシリ・ナジェール壁画

隔週刊Xファイル第26号 ♯507 エミリー

2006年04月22日 | 隔週刊Xファイル
それは無から始まり、無と終わる

 裁判所で養子縁組の審問が行われる。判事は不可思議なエミリー出生とスカリーの経歴に難色を示す
 裁判所の判断が下されないまま、エミリーの病状は悪化していく。スカリーは必死に治療法を模索するが…

 一方モルダーはエミリーに行われた実験治療の裏に潜む陰謀を追った


 エミリーの主治医だったブランジェン製薬のコルドロン医師は、製薬に関する情報は渡せないとカルテの開示を拒否する。モルダーに脅迫同然に脅されたコルドロンは仲間に助けを求めるが処理されてしまう。顔を変える能力者達によってモルダーは悉く欺かれすべての証拠は消されてしまう
 なんか顔を変えるやつらが増えすぎてどれがどの陣営なんだか。あのごついハンターも最初は影の政府側ではなかったような? 

 救いのないエミリーに献身的に治療法を探るスカリー。最後に下した判断は…

ドキュメント超常現象 突如現れた新人類の謎 異星人ハイブリッド計画の真相Part2
 ♯507「エミリー」で、エミリーはアブダクション時に採取されたスカリーの卵子と異星人のハイブリッドであったことが判明する
 人類の歴史において、古代文明には異星人伝説が多く存在している。もしかすると、異星人は太古の昔から人類に遺伝子実験を行っており、我々のなかにも異星人の血が受け継がれているのかもしれないのだ

隔週刊Xファイル第26号 ♯506 クリスマス・キャロル

2006年04月21日 | 隔週刊Xファイル
 クリスマス・イブ。兄ビルの家に集まるスカリー一家。昔を懐かしむスカリーへ電話が入る。「あの子を助けてあげて」そう言って切れた電話の声は死んだメリッサの声によく似ていた
 発信先をつきとめ向ったスカリー。そこは事件現場だった。確かに発信先はこの場だが、ここから発信された形跡はなかった
 その夜、スカリーの携帯電話に再びメッセージが。自殺と断定された事件に対し独自に調査をするスカリーは、遺された子供エミリーが3歳の頃のメリッサに似ていることからエミリーとメリッサのDNAを比較する

 スカリーの調査から自殺に見せかけた殺人事件であることが判明、夫は逮捕される。
 エミリーとメリッサのDNAの特徴が一致。さらに詳しい検査を行うスカリー。さらにエミリーは重度の自己免疫性溶血性貧血を患っていて、専門医は治る見込みがないと告げる


ももももモルダーさんが10秒くらいしかでてないよ!
 癌を患っていたスカリーは完治したが既に子供の産めない体になっていた。メリッサの死に責任を感じているスカリーはエミリーを放っておけずに養子縁組を試みる。独身で危険な仕事をしているスカリーに福祉委員は難色を示すが、スカリーの熱意に負け養子が認められた
 事件を捜査するスカリーの着眼点はさすがで刑事も検死官もタジタジ。しかし、逮捕拘置された夫が何者かによって殺害され事件は急展開
 そしてDNAを詳しく調べた結果エミリーの母親は スカリーだった。次回へ続く

ドキュメント超常現象 アブダクティー受胎の目的とは!? 異星人ハイブリッド計画の真相Part1
 ♯506「クリスマス・キャロル」には重度の自己免疫性溶血性貧血うぃ患った少女エミリーが登場する。
 エミリーはスカリーの亡くなった姉メリッサとよく似た遺伝子を持っていたため、スカリーは彼女を養子として引き取ることを決意する。しかし、その後の調査によってエミリーの母親はスカリーであることが判明した……

隔週刊Xファイル第26号 ♯505 プロメテウス

2006年04月19日 | 隔週刊Xファイル
 インディアナ州の田舎町に住むシャイナからモルダー宛てに手紙が届く。瘤だらけで口が二つある怪物が家に侵入、気を失い3日後目を覚ました時には妊娠していたという
 呆れ半分のスカリーを連れ捜査に向ったが、その怪物が息子イジーの画いたマンガのモンスターそっくりだったことから、スカリーは目立ちたがりやの狂言だと断定する。しかし捜査中の会話を録音され新聞社が取り上げたため話題が町中に広まってしまう


監督脚本のクリス・カーターの解説付き。フランケンシュタインへ敬意を表した作品でムード溢れる全編モノクロ
 怪物のグレート・ムタトは遺伝子実験の産物でピーナッツバターが大好物。町の住民達は変な奴ばかり。ラストはハッピーエンドに導いたのには感心
 日本語吹き替えで観ながら字幕で解説は物語を把握するのに一苦労。字幕を観てなるほどと思って油断をしていると話の内容がわからなくなってきたり

ドキュメント超常現象 フランケンシュタイン博士は実在した! 人造人間をめぐる伝承と真実
 ♯505「プロメテウス」には、「グレート・ムタト」と名付けられたモンスターが登場する。ムタトはポリドリ博士の遺伝子研究によって創造された「変異体」であり、モルダーは博士を「現代のフランケンシュタイン」と言って非難する。
 このエピソードのもととなった「フランケンシュタイン」の物語では一体、どのようなことが語られていたのだろうか?

隔週刊Xファイル第25号 ♯504 迂回

2006年03月29日 | 隔週刊Xファイル
 チームワークの研修に参加するため同僚達と共に向うモルダーとスカリー。通り掛かりに捜査現場に行き当たり研修にウンザリしていたモルダーはここぞとばかりに捜査に首を突っ込む
 フロリダ州の山林。測量者二人が消息を絶ち、その翌日狩りに来たマイケルとルイス父子が死体を発見、さらに何者かに襲われ父が行方不明になった。しかし死体は見つからず、血痕や衣服の一部のみが発見された

 勝手に捜査に従事するモルダーに付き合うスカリー。その夜ルイス宅に何者かが侵入、足跡を残して逃走した。地元警察と供に山林へ調査に向ったモルダーとスカリーだが、姿の見えない何者かに襲われ1人また一人と人数が減らされていく


何か煮え切らない感じがするのは直前までのエピソードが盛り上がりすぎたのと、なぜかUMAに対するモルダーの浮付いた感じが少ないからか
 研修を逃れるために関わったせいなのか、いつもよりUMAの事件に対するモルダーの姿勢がハッキリしない。いつもは他人の意見を聞かずに突っ走り、UMAの存在を確信して先走る筈のモルダーなんだけど、今回はあまりにも早くその存在がはっきりと出てしまい反対意見を出すはずのスカリーと供に危機に陥ってしまった
 変なところで出てくるスカリーの死生感、すっきりと終わらないのがあたり前のUMA事件にしてもすっきりしなさすぎ、中途半端な環境破壊への警告など何やら迷走したエピソードでしたが、見えない何者かに森で襲われるなどちょっぴりLOSTっぽくもありました

ドキュメント超常現象 粘り強く、したたかに生き延びる 生物の環境適応能力
 ♯504「迂回」で人々に襲いかかってきた謎の生物は、どうやら森に長く潜み、森の環境に異常なほど適応した人間だったらしい。
 実際、生物の体が環境に合わせて変化するのは、ごく自然な事である。とはいえ、その柔軟性は環境の変化に、どこまでついていけるものなのだろうか

Xファイルレポート
墜落事件はロズウェルだけではない 知られざる世界のUFO研究Part3

超常現象トピックファイル №025
マヤ遺跡で発見された神秘のオーパーツ クリスタル・スカル

隔週刊Xファイル第25号 ♯503 アンユージュアル・サスペクツ

2006年03月27日 | 隔週刊Xファイル
1989年 全てはここから始まった

 1989年ボルチモアで開催されたコンピュータ見本市。連邦通信委員会の職員であったバイヤーズはホリーと名乗る女性と出会う。彼女は元恋人に娘スザンヌを奪われ、その行方を追っていた。バイヤーズは彼女の持っていた手掛かりから国防総省のデータベースに侵入してスザンヌの情報を得るが、何故かそのデータは暗号化されていた

 ホリーが指差した元恋人とはFBIのモルダーだった。ホリーを追うモルダーから逃れたバイヤーズはフロヒキーとラングリーの手を借りFBIのコンピュータに侵入。ホリーこそがスザンヌ本人であり彼女は研究所爆破と殺人の罪でFBIに指名手配を受けていた


カイザー・ソゼ!?(ユージュアル・サスペクツより抜粋)
 1989年当時、バイヤーズは政府の職員でフロヒキーとラングリーは見本市でただでケーブルテレビが見られる装置を売っているハッカーだった。スザンヌと関わったために政府の陰謀に巻き込まれモルダーともこの事件で始めて知り合う
 スザンヌを追うモルダー、スザンヌを追う何者か、さらにミスターXまで登場。この事件まではモルダーも普通で、はじめて政府の陰謀に関わりXファイルを追うようになったんだろうな。ローンガンマンも政府の陰謀説を強く意識し行動を開始した。しかし過去にミスターXとローンガンマン達が会っていたとは

ドキュメント超常現象 もはや他人事ではない! 身近にある人体実験の脅威
 ♯503「アンユージュアル・サスペクツ」でスザンヌは、毒ガスの人体実験をしようとする政府の陰謀を明かすために逃亡している最中、バイヤーズに接触した
 事実、アメリカでは数多くの人体実験が行われてきた。科学や医学の発展のためという名目で繰り返された恐怖の実験とは?

 実際にあった人体実験が書かれている今回のドキュメント超常現象は正直ぞっとする