グランドフィナーレ スタートレックDS9 最終話 終わりなき始まり 後編

2005年05月24日 | スタートレックDS9
隊長殿:  敵に対し3方面での攻撃を加える連合軍。カーデシアとロミュランでジェムハダーを、クリンゴンはブリーンを、連邦は武器プラットフォームを
「我等に幸運を」
「カプラ」

俺:  遂にドミニオン司令部へ突入したキラ達反乱軍。ウェイユンも殺害された。しかし降伏を受け入れようとしない創設者
「ジェムハダーもブリーンも降伏などしない。喩えそちらが勝ったとしても大破した船と兵士の死体が累々と横たわっている。敗北と同じように苦いでしょう」

隊長殿:  シスコと連絡をとったキラ。このままでは死に絶えるまで戦い続けることになる。オドーは創設者説得のため地上へ降りた。
一方炎の神殿。儀式の続く中、ウィンは毒入りの杯をデュカットに渡す。苦しみにのたうち回り息絶えるデュカット。パーレイスが生贄を欲している
「この者の命をパーレイスに捧げます。その飢えを満たし燃え立つ炎で御身を解放したまえ。コストアモージャン!」

俺:  降伏はしない、一瞬でも隙を見せれば固形種に攻め込まれ偉大なる繋がりが破壊される。連邦には欠点があるがそんな事はしない。クリンゴンもロミュランも疲弊していて侵略など出来はしない。信じて欲しい。そう言って創設者と繋がるオドー

隊長殿:  オドーと繋がり病気は去り全てを理解した創設者は降伏を受け入れた。DS9で停戦の調印がなされる。
「今日、銃は沈黙した、悲劇は終わった。敗北も勝利も我々は経験した、この両方から学んだ。我々は前進するしかない。戻ることはできない。我々はこの自由と平和を守るために前進するしかない」
オドー、後は頼みました、そう言って連行される創設者
こうして戦争は終結した

俺:  ウォーフに駐クロノス連邦大使の話しが転がり込む。マートクを総裁にしたのは貴方、エズリの助言にそれを受け入れた
キラと歩くオドー。ネリス、貴方へのこの気持ちは永遠に変わらない。しかしこれは私の使命です。私が彼らに教えなければ。貴方達の事を

隊長殿:  戦勝記念、さよならオドー、さよならオブライエン、さよならウォーフの会をとりおこなうヴィックの店。
「今後この基地も大きく変わるだろう。乾杯だ、最高のクルーに。全員揃うのはこれが最後かもしれない。だが未来に何があろうと、どれほど遠くへ行こうと、我々の最も大切なものは、常にここにあるだろう。ディープスペース・ナインに」
ヴィックの歌が響いていた

俺:  炎の神殿。「コストアモージャン」祈りと共に湧きあがる炎はデュカットの中に吸いこまれていく。起きあがるデュカット。その姿はカーデシア人に戻り、その目は紅く光っていた
そしてシスコは使命を理解した

隊長殿:  「選ばれし者のお出ましじゃないか。悪魔を退治するため、復讐の天使のごとく送り込まれてきたようだな」フェイザーを構えるシスコ。しかしパーレイスの力を得たデュカットの手の一振りでファイザーは弾き飛ばされる
「最初はドミニオン、次はパーレイス。常に負ける側につくのは才能か!」
「ベンジャミン、長いつき合いだ。負け惜しみはよせ。お互い顔を合わせるのは恐らくこれが最期だろう。どちらも勝利と敗北を経験してきた。対極にある二人だが、そろそろ意地を捨て真実と向き合っていい頃だろう。私が勝ったのだ。お前は負けた」
「パーレイスに手を出させはしない! ベイジョーにも天空の神殿にも、アルファ宇宙域にもだ」

俺:  デュカットの圧倒的な力の前になす術もないシスコ。「私が阻止します」ウィンは立ちあがりコストアモージャンの書物を炎へ向け掲げる

隊長殿:  書物はデュカットの手へと収まった。炎に包まれ消えていくウィン。その一瞬の隙を突き躍り掛かるシスコ。二人の選ばれし者は炎の神殿へ落ちていく

俺:  炎に包まれ消えていくデュカット。シスコは預言者の導きを受ける
「選ばれし者は、使命を全うした」
「パーレイスは?」
「炎の洞窟の牢獄に繋がれた」
「あの本が鍵だったんですね」
「二度と開かない、扉の鍵」
「デュカットは死んだんですか?」
「封印された。パー・レイスと共に。お前の試練の時は終わった。今は休息するがいい」
「そのつもりです。すぐディープ・スペース・ナインに戻ります」
「その必要はない。我らと共にいるのだ」

隊長殿:  行方不明のシスコを捜索するDS9。キャシディは預言者シスコの導きを受ける
「今は帰れない」
「預言者が言ってた悲しみってこのことね?」
「運命、私の人生だ。私は預言者達に救われた。選ばれし者になり、これからまだ成すべき事がたくさんある。だがまず、学ばなければならない。預言者達から学ぶんだ」
「いつ戻ってこられるの?」
「わからない。一年後か、それとも、昨日か。だが必ず戻る」
「ずっと待ってるわ。」
二人は口付けを交わし別れた

荷物をまとめ部屋を出るオブライエン。なくしたはずのアラモの人形を見つけ手にとる。ラケットボール、アラモ、肩の治療、供に酒を飲んだ、ベシアとの思い出は尽きない

マートクと共にクロノスへ向うウォーフ。DS9への着任、ホロスイート、エズリとのやり取り、ガウロンとの戦い。エズリは無言で手を振っている

オドーとキラ。ヴィックの店で踊る二人、初めてのキス、キラを包み込むオドー本来の姿

グラスを磨くクワーク。シスコ、キラ・オドー・ウォーフ・エズリ・ベシア・オブライエン・ロム。思い返す日々。店にはいつもモーンがいた

シスコの家の模型を眺めるジェイク。ホロスイート、プロムナード、ベイジョー古代船、いつもシスコがとなりにいた

俺:  キラと共に別れを告げすにDS9を去ろうとするオドー。クワーク待ち伏せていた。何かいう事はないのか?問い掛けるクワークに、何もないと言い放ちシャトルヘ消えるオドー。その背中に向け無言でグラスと掲げるクワーク

隊長殿:  エアロック前のベシアとオブライエン。なにも言えずにただ抱き合い別れる二人

俺:  繋がりは死にかけていた。キラとの別れを告げるオドーはタキシード姿になる
「タキシードが似合うといつも言ってたからこの姿で覚えていて欲しい」
「一生忘れないわ」
「さよなら、ネリス」
繋がりに解けこむオドー。繋がりの色は元に戻り、病は去った

キラに勤務報告をするノーグ”中尉”。プロムナードを歩くベシアとエズリ。モーンと話すクワーク。宇宙を眺めるジェイク。今日もワームホールは開いていた

こうしてDS9に平和が戻った


スタートレックDS9 175話 終わりなき始まり 前編

2005年05月23日 | スタートレックDS9
隊長殿:  遂に思いを告げたベシアとエズリ。士官学校教授へのお呼びのかかったオブライエン。悪阻の酷いキャシディの心配するシスコ。それぞれの想いを乗せ出撃するディファイアント
「さあ、戦争を終わらせようじゃないか。少尉、カーデシアへのコースはわかっているな」
「迷ったら前の船に付いて行きます」
出撃する連合大艦隊。遂にカーデシア領内への侵攻作戦が始まった

俺:  カーデシアプライム。侵攻作戦の対抗策を練るドミニオン。創設者は要求を全てのむことでブリーンに奮戦を施す。
 一方ダマール生存の報を受け、その身柄拘束へ執念を燃やした

隊長殿:  集会へ出るため地下室を出たダマールとガラック。ジェムハダーに見つかった二人をブリーンに化けたキラが援護する。ドミニオンへの破壊工作が始まった

俺:  地球へ帰る事をベシアに伝えられないオブライエン。ウォーフに妙な遠慮をするエズリ。キラを心配するオドー。落ちつかないブリッジでシスコは預言者の導きを受ける
「選ばれし者の仕事は、じき完了する。お前は預言者たちの示した道を歩いてきた。怯んではならない。旅の終わりは、これからではなく、もう既に来ています」

隊長殿:  一時の失明から立ち直ったデュカットは再びウィンの許を訪れる。既にコストアモージャンの書物を解読したウィンは戻ったデュカットを連れ炎の神殿に向った。
 一方DS9ではクワークとヴィックが差し向かいで飲んでいる。皆を心配するクワーク
「甥っ子のノーグも英雄ぶった馬鹿連中も、無事戻るといい」

俺:  民衆による破壊工作が行われるカーデシア。ドミニオン司令部は長距離通信を破壊され前線との連絡が取れなくなった。怒りに燃える創設者は民衆への攻撃を命じる

隊長殿:  ラカリアンへの攻撃を伝えるウェイユン。200万人の犠牲。ドミニオンの暴挙を止めるためダマール達は司令部への侵入作戦を練る

俺:  ドミニオン・ブリーン同盟軍との交戦を間近に控え、シスコと会談を行うマートク”総裁”とロス提督
「ではカーデシア・プライムで」
「一番乗りが楽しみだ」
「シスコより全クルーへ。戦闘態勢に入れ」

隊長殿:  大軍同士の交戦が始まった。飛び交うフェイザー、撃ち出す量子魚雷。
一方カーデシアプライム。隠れ家に押し寄せるドミニオン。応対に出たミラが殺害され家に押し入ってくる! スタングレネードに倒れる3人

俺:  負傷したオブライエンに治療を施すベシア。そんなベシアに士官学校の教授の話が来ていることを話すオブライエン
「お前ら士官に違いを教えないと。コンデンサーとステムボルトのさ」
ロミュランの旗艦が大破した。ロス提督の指示で援護に向うディファイアント

隊長殿:  捕獲されたキラ達にすかさず処刑命令が下る。銃を構えるジェムハダー。その背後から襲いかかるカーデシア軍人
「ラカリアンの仇だ。レガート・ダマール、カーデシア解放に命を賭けて戦います」
「こういう男がいれば負けるわけがない」立ちあがるダマール
ミラの遺体を前に立ちあがったガラックは復讐鬼と化した

俺:  敵機に囲まれ危機に陥るディファイアント。その時カーデシア船が反旗を翻した!。打ち倒される同盟軍。この機を逃さず一気に攻勢に出る連合軍

隊長殿:  長距離通信の回復したドミニオン司令部はカーデシア軍反乱の報に凍りつく。カーデシアプライムへの撤退を指示した創設者は、即座にカーデシア人抹殺司令を発令した。連れ出されるレガート・プロガ

俺:  今後の方針を会議するシスコ・ロス・マートク。既に艦隊の3分の一を失っている。しかしドミニオンには驚異的な造船技術がある。カーデシアがこちらに付いた今がチャンス。攻撃続行が決まった
「諸君、命令は聞いたな。いよいよ終わらせる時だ」

隊長殿:  冷え切った炎の神殿に辿りついたデュカットとウィン。ウィンが書物を開き呪文を唱えると神殿を炎が包み込んだ
「コストアモージャン」

俺:  司令部に来たものの内部への扉を開くことが出来ずにいたダマール率いる反乱軍。其処へレガート・プロガを連れたジェムハダーが現れた。開いた扉に突撃するダマール。「カーデシアばんさい」続く反乱軍。しかし先頭にいたダマールがジェムハダーの凶弾に倒れる
「行くんだ」言葉を残し倒れたダマール
「命令を覚えてる。絶対に止まるな、よ!」走り出すキラ
「カーデシアばんざい!」ガラックは叫び、後に続く
「カーデシアばんざい!!」

「ディファイアントがんばりましたよね。そう思いませんか?」
「ああ、よく持ちこたえた。ウォーフ少佐」
「艦長、フェイザーパワーは100%ですが、量子魚雷は残り45発しかありません」
「やるしかない。おやじさん、大丈夫か?」
「ライサにいた方が、楽しいのは確かね」
「私も同感だな」

目前に立ち塞がるドミニオン・ブリーン同盟軍。巨大戦艦・小型船・無人攻撃衛星なんでもあり。

「なんて数だ」うめくシスコ


次回予告
戦争集結。対峙する二人の選ばれし者。それは終わりであり、新たな旅の始まりでもあった。
次回 スタートレック・ディープスペース・ナイン 最終話 終わりなき始まり 後編


スタートレックDS9 174話 自由への叫び

2005年05月20日 | スタートレックDS9
隊長殿:  DS9に新たに配備されるディファイアント級サンパウロ。待ちわびたシスコの新たなる船。艦隊は特別処置としてその名をディファイアントに改名する許可を出した。きっちりとブリーン兵器への対抗策も施された新ディファイアント。艦内をクルーが見て回る中一人ブリッジに佇むシスコ

俺:  カーデシアに戻ったキラ・ガラック・ダマールは反乱軍参加者達との合流地点にいた。転送で降りる三人。しかし其処にはカーデシア人の死体の山が待っていた

隊長殿:  ガル・リボックが裏切った。船すらも失った三人はガラックの伝手を頼りにテインの家へと逃れる。家政婦ミラが驚くなか三人は地下室へ身を隠した

俺:  ウィルス感染について説明を受けたオドー。同胞への虐殺行為に対し憤るが連邦は治療法を創設者へ渡すことを拒んだ
「連邦はセクション31の遣り方を非難しておきながら、彼らの汚い仕事からは目を背ける。それは綺麗事です」

隊長殿:  クワークの許へグランドネーガス・ゼクから通信が入った。ノイズ交じりの通信。引退を決意したゼクは後継者任命のためDS9へ赴くと言う
「後継者にはお前をすえることにした。お前が新しいグランドネーガスだ。おめでとう」

俺:  なにやらギクシャクしているベシアとエズリ。お互いに気持ちはわかっているが踏み出せずにいた。一方グランドネーガス就任に興奮するクワークの許へ耳ざといブラントが馳せ参じた
オープニングのキャストのところでウェイユン&ブラントって出てた。あんたら同じ役者か!

隊長殿:  ガル・リボックからの情報漏れによりカーデシア解放軍は壊滅した。率いる軍を失い呆然とするダマール。キラ・ガラックも打つ手がない

俺:  税金、福祉、保険、年金。クワークの知らないうちに体制の変わっていたフェレンギ。全て元に戻してやると息巻くクワークだが、グランドネーガスといえど議会に通さねば意見は通らない。余りの変貌ぶりに聖なる金庫に跪き祈りを捧げた

隊長殿:  なす術もなく怠惰にすごすキラ・ガラック・ダマール。其れを見たミラは民衆は圧制に苦しみダマール生存説に希望を抱いている発破をかける。三人は起き上がった

俺:  ブリーン兵器への備えを済ました連合軍。追い詰められた創設者は軍のカーデシア領域への撤退を指示した。一時カーデシアへ篭り体制を整えようと算段する

隊長殿:  市場独占の禁止、廃棄物放棄の禁止、労働者の権利。頭を悩ますクワーク。そんなクワークの隙を突き店を安く買い取るロム。フェレンギ全体が病に罹った。これ以上ヤワにはさせない。ネーガスの地位を引き換えにフェレンギ本来の姿を取り戻す決意をするクワークだった

俺:  ジェムハダーがうろつく街中。爆弾を仕掛けた三人。姿をさらしたダマールとガラックはジェムハダーに対し反抗する。ジェムハダーを爆弾でなぎ払い、集まる民衆に呼びかけた
「自由を取り戻すのだ! 立てよ国民!」

隊長殿:  ターボリフトで二人きりになったベシアとエズリ。どちらともなく口付けを交わす。ターボリフトは司令部に達し。「解決したようだ」オブライエンはウォーフに言った。ターボリフトを閉めるウォーフ。二人の口付けは解けることはなかった

俺:  DS9へ来たゼクを前に現在のフェレンギに異議を申し立てるクワーク。そんなクワークを無視しロムへ話しかけるゼク
「おめでとうロム。お前なら良いネーガスになれる」

隊長殿:  ノイズ交じりの通信でクワークとロムを見間違えていたゼク。驚く一同を前にネーガスの杖をロムに差し出す
「新しいフェレンギには新しいネーガスが必要だ。優しくて穏やかなネーガスがな」
「最善を尽くします」杖を受け取るグランドネーガス・ロム

俺:  悪態を吐くクワーク。そんなクワークにロムは店を只で譲渡した
「お前は間抜けだ。でも愛してる。おめでとうよロム。お前なら新生フェレンギの立派なネーガスになれる」

隊長殿:  ドミニオン撤退。その報を受けた連合軍は攻撃に転ずる。会議が終わり部屋に帰ったシスコをキャシディが待っていた

俺:  妊娠した。その言葉に驚き喜ぶシスコ。預言者の言葉が気になり素直に喜べないキャシディ。「私は選ばれし者だ。その私が言う。なにもかもきっとうまくいく」
「信じていいのね」
「産まれるんだな」
「私達の赤ちゃん」


次回予告
立てよ国民!ダマールの号令に立ち上がるカーデシア国民  戦争を終わらせよう!シスコの号令で出撃するディファイアント 内外から攻め込まれるドミニオン その戦争の影で進むパーレイスの復活  終わりは近い  次回STDS9 175話 終わりなき始まり 前編


スタートレックDS9 173話 心の決死圏

2005年05月18日 | スタートレックDS9
隊長殿:  DS9へブリーン兵器を持ちかえったキラ一行。病状の進んだオドーはそのまま入院。しかしベシアに打つ手は無かった。反乱軍支援のためキラに戻れと言うオドー。
「バライルが死ぬのを見たあなたがどれだけ苦しんだか。あなたが覚えてる最期の私の姿が死んでいく姿であって欲しくない。この世で最期に見るものが、あなたの泣き顔では辛すぎる」

俺:  オドーの治療法を得るためセクション31を罠にかける。シスコに許可を取ったベシアとオブライエンはただ待つばかり。
「あの秘密組織に惑星連邦をめちゃくちゃにされてたまるか。 僕が壊滅させてやる!」

隊長殿:  餌にかかったスローンがベシアに接触する。準備をしていたベシアは抑制フィールドでスローンを捕えた。オブライエンと共に医療室に運び、ロミュランの精神探査機を取り付けた

俺:  創設者に治療法を渡すわけにはいかない。スローンは脳神経遮断機を使い自殺を図る。何とか一命を取り留めたスローンだがもう余り時間が無い。脳神経にダメージを受けたスローンの脳を探るためベシアとオブライエンは多重記憶翻訳機を作り上げた

隊長殿:  脳へ潜り込んでいる間にスローンが死ねば共に死んでしまう。時間は一時間も無い。危険な作戦にオブライエンも同行を申し出る。二人は装置を取り付けスローンの中に侵入した

俺:  何故か二人はDS9のターボリフトにいた。いぶかしむ二人の目の前でターボリフトの扉が開く。「ようこそ」 スローンがいた

隊長殿:  協力的なスローンだったが治療法の話になると途端に言葉が乱れ聞き取れなくなる。スローンの一部が邪魔をしているらしい。とにかく彼の案内でラウンジへと場所を移した

俺:  ラウンジには数々の人がスローンを待っていた。人々の前でこれまでの任務の苦悩を吐露し懺悔するスローン。人々の中から拍手の上がる中、気の済んだスローンは治療法の入ったパッドをベシアに渡そうとする。しかし其の時スローンが撃たれた

隊長殿:  「治療法を渡すわけにはいかん」もう1人のスローン。ラウンジの人々も消えてしまう。急ぎスローンを追うベシアとオブライエン

俺:  スローンを追う二人の前にセクション31が立ち塞がる。フェイザーで撃たれる二人。現実世界で無くとも痛みは感じてしまう。一度戻る事を提案するオブライエンだが怪我の所為で上手く現実世界に戻れない

「ケイコに言っとけばよかった。俺たちの計画を。俺がなぜこんなことをしなけりゃならなかったか知って欲しいんだ。」
「ケイコなら解かってくれるよ。僕のためだって」
「それがまずいんだよ。彼女よく言ってた、お前とどっちが大事かって」
「何馬鹿なことを。でも、僕の方が大事かもな」
「正気かよ、ケイコは俺の妻だぞ、愛してる」
「だけど、僕の方が大事だろって言ってるんだ」
「それはない」
「ケイコより一緒にいる」
「仕事だからだろ」
「趣味だって合う」
「ジュリアン、いい加減にしてくれよ」
「ダーツ、ラケットボール、ヴィックのラウンジ、アラモ砦」
「妻を愛してる」
「僕はエズリを愛してる」
「言ったのか」
「時がきたら。だけど君の方が好きかな。ほら、僕は認めたぞ。」
「そうだな。俺は妻を愛してる」

そんな事を話していると、廊下の奥が光り始めた。その光に跳びこむ二人

隊長殿:  二人を覗きこむシスコとウォーフ。現実世界に戻った。慌ててスローンの治療を始めるベシアだが既に時遅し、スローンは息を引き取った

俺:  オドーを救う事が出来ない。項垂れ肩を落とし部屋に戻ったベシアだが読みかけの本を見た瞬間何かがおかしい事に気付いた。読んでない部分にまた1ページ目からの文章が書いてある。ベシアの脳に読んでいない部分の知識がないからだ。ここはまだスローンの中

隊長殿:  オブライエンと合流したベシア。時間が無い。揺れるDS9。廊下を進み最期に見た扉に手をかける。資料が散乱する部屋。スローンが待っていた
「セクション31へようこそ」

俺:  セクション31が調べた調査資料が目の前に。治療法が見つかった後も其れに固執するベシア。次第に部屋が破壊されていく。スローンの死が近づいていた
「このままいれば、俺達はここで死ぬ。俺達が死ねばオドーも死ぬぞ」
「私の秘密が、君のものになるのだ。そう望みさえすれば」
「オドーには君が必要だ、それを忘れるな」
オブライエンの声に従い現実へ戻る
「ジュリアン。今度誰かの頭ん中行く時は独りで行けよな」

隊長殿:  オドーは助かった。人気の無いクワークの店で乾杯するベシアとオブライエン。ケイコが食事を用意して待っている。オブライエンはベシアを誘い店を出た


次回予告
新たなディファイアントが配備されるDS9 ドミニオンはカーデシア解放軍を追い詰める 一方クワークは次期グランドメーガスに任命された   次回STDS9 174話 自由への叫び


スタートレックDS9 172話 嵐に立つ者達

2005年05月17日 | スタートレックDS9
隊長殿:  何とか任務達成はしているもののキラの忠告に従わない反乱軍のルソット。何とかするというダマールだがキラの不安感は消えない。そしてオドーの病状は進行していた

俺:  DS9。オドーの治療法を模索するベシア。しかし何の目処も立たず憔悴していくばかり。一方ガウロンの稚拙な作戦を決行するクリンゴン軍。その無理がたたりマートクは負傷入院してしまう

隊長殿:  カーデシアプライム。ダマールを捕まえる事も出来ず、ますます不満をつのらせる創設者。既にウェイユンへの信頼も無くブリーンを重用するようになっていた

俺:  ブリーン兵器の奪取を目指す解放軍。しかしキラのその提案に連邦の狗ではないと主張するルソット。互いに連携のとれないまま作戦は決行される

隊長殿:  このままでは戦争に負ける。ウォーフはマートクにガウロンに挑むよう嘆願する。しかしマートクは耳を貸そうとはしなかった。意見を求めたエズリに、クリンゴンは死にかけている。名誉と伝統を誇っていながら上層部は腐っている
「腐敗していると解かっている政府を、あなたは黙って受け入れている。ウォーフあなたは私の中で、最も名誉を重んじる立派な人。そんなあなたがガウロンを黙認して、クリンゴンにどんな未来があるの?」

俺:  キラを捕虜に基地に入り込むガラック・ダマール・ルソット。カーデシア人の警備兵を味方につけ司令室に入り込む。そんな指示は聞いていない、いぶかしむボルタは命令書の確認を迫る。其の時、創設者が司令室に訪れた

隊長殿:  捕虜の尋問を自らすると言い出す創設者はジェムハダーの持つ新型のプラズマライフルに目を止め、ジェムハダーから受けとると其れをガラックに渡した

俺:  即座に司令室にいたジェムハダーとボルタを射殺するガラック。創設者から元の姿に戻ったオドーは殺すことは無かったとガラックに詰め寄るが、ガラックは捕虜に手間取っている時間は無いと一蹴する

隊長殿:  司令部を上手いこと占拠した解放軍だが盗む予定のジェムハダー船にはまだブリーン兵器の設置が完了していなかった。設置完了まで後45分。予定外の出来事に混乱と緊張が司令室を包み込んだ

俺:  DS9。治療法が見つからず八方塞なべシア。其処にオブライエンがセクション31をおびき寄せる作戦を思いつく。治療法を見つけたと医療部に報告すればセクション31が其れを潰そうと必ず接触してくる。其処を捕えて情報を引き出せばいい

隊長殿:  会議を開くクリンゴン。やはり無理な作戦を立案するガウロンにウォーフが声を荒立て抗議する。
「名誉とクリンゴン帝国を汚したあなたに、評議会を導く資格はありません」
自分への挑戦ととったガウロン。二人はバトラフを構え対峙した

俺:  バトラフを折られ弾き飛ばされるウォーフ。倒れたウォーフにバトラフを打ち下ろすガウロン。しかしウォーフはバトラフの破片を構え、突き出した

隊長殿:  ガウロンの腹部をつきとおすバトラフの破片。倒れたガウロン。「ウォーフ、ウォーフ」湧きあがる歓声。しかしウォーフは掛けられたガウンを脱ぎ宣言する
「私が戦ったのは、帝国のため。新しいクリンゴンを作らなければならない。だがそれを導くのは私の役目ではない。それにふさわしい方が、ここに」ガウンをマートクに掛ける
「皇帝はおっしゃった。偉大なる男は権力を求めない。周りがそれを求めるのだと」
マートク万歳!!

俺:  緊張に包まれる司令室。オドーは病に堪え切れず倒れこむ。其れを見たルソットがキレた。もう待てない。撤退を要求し銃をキラに向けるルソット。ガラックはルソットに銃を向ける。ダマールも銃を取り出した。一色即発

隊長殿:  ブリーン兵器の設置が完了した。しかし銃を下さずルソットは叫んだ
「ダマール、奴を撃て! あんたこそカーデシア帝国を復活させるのにふさわしい男だ。愛する祖国を共に同胞を幸せに導こう。撃つんだ」

俺:  ダマールはルソットを撃った。
「友だった。だが彼のカーデシアは死にもう戻らない」

基地にガスを流した一行は、ブリーン兵器を搭載したジェムハダー船でDS9を目指した


次回予告
オドーの治療法を得るためセクション31に罠を張るベシアとオブライエン 捕えたスローンへ決死のサイコダイブを敢行する  次回STDS9 173話 心の決死圏


スタートレックDS9 171話 嵐の予兆

2005年05月16日 | スタートレックDS9
隊長殿:  ブリーン兵器に対し有効な手段のない連合軍。先の戦いで唯一生残ったクリンゴン船が行った反応炉への処置を全てのクリンゴン船へ施し対抗するが、連邦・ロミュランの艦船には施せないものだった

俺:  直接攻撃の手段を持たない中、シスコはダマールの反乱軍支援のため物資と必要な人員を送る措置をとった。ゲリラ戦の雄 キラ・ネリスである

隊長殿:  人工臓器作成の研究のためオドーの形態マトリックスを調べたいと申し出るベシア。説得に応じ身体の一部を提供するオドー
「必ず返して頂きますからね、キラとの任務から戻り次第」

俺:  ソルボを始末した事を隠しながらコストアモージャンの書物解読にいそしむウィン。そのウィンに必要以上に迫るデュカットだが既にウィンの中には彼を受け入れる気持ちはなかった
「コスト・アモージャンの書物は、私の目でしか見られないの。消えて、其処にいると気が散ってしょうがない」

隊長殿:  ベイジョー人のキラが反乱軍の指揮を執ることは、むしろ反乱軍に対し逆効果を与える事になりかねない。そう懸念するロス提督に対しシスコはキラを連邦の正式な権限を与え宇宙艦隊の制服を支給した。オドーもベイジョー軍の制服から占領時代の服に切り替えた。こうしてキラ・オドー・ガラックは一路カーデシアを目指し出発した

俺:  自分を避けるエズリを掴まえ問い詰めるベシア。答えに窮するエズリ。その時オドーの分析結果が出た。「嘘だろ」オドーも病気に感染していた

隊長殿:  直ちにオドーへ通信をとるベシア。その事実に愕然とする一行。しかし戻っても有効な治療法がないと任務の続行を主張するオドーだった。オドーの期待に応えるため治療法の発見に努めるベシア

俺:  コストアモージャンの書物を盗み見るデュカット。突如書物からエネルギーが放出!デュカットの目に直撃、失明してしまう

隊長殿:  マートクに勲章授与するためDS9を訪れるガウロン総裁。しかし授与直後マートクの将軍職を解き自らが指揮を執ることを宣言した

俺:  オドーの治療のため艦隊医療部の情報を得ようと奔走するベシア。しかし医療部は取り合わずまるで裏切り者扱い。創設者に繋がる可変種の情報を得るには使用許可シグマナインが必要。ベシアはシスコの許へ急ぐ

隊長殿:  カーデシア解放軍と接触するキラ一行。出迎えるダマールだが余りいい雰囲気とはいえないもよう。具体的な戦術会議のなかカーデシア人が守備につく基地への攻撃を支持するキラ。反発するカーデシア解放軍に対し「同胞が守っている基地を攻撃しないと知ったら、ドミニオンは全ての基地にカーデシア人を配置させる。反乱軍に入っていない者は誰だろうと、敵よ」と言い放つ。その言葉に決意を新たにするダマールだが全ての解放軍が納得したわけではなかった

俺:  シスコにより手に入れた情報を調査するベシアとオブライエン。しかしその情報は改竄されたものだった。セクション31

隊長殿:  キラを善く思わない解放軍のルソットは余計な兆発を繰り替えす。激発寸前のキラだがオドーとガラックの説得に手を出さずにいた。周りの物に奴当たりするキラを諌めるオドー。その手には病の初期症状が現れていた

俺:  目の見えなくなったデュカットを放り出すウィン。戦闘経験の少ないガウロンはマートクとウォーフの危惧をよそに無理な作戦を決行しようとしていた

隊長殿:  オドーの記録を確認するベシアとオブライエン。感染したのは創設者と繋がる前だった。オドーこそがウィルスのキャリアとして偉大なる繋がりに感染させてしまったのだった。セクション31による可変種の虐殺
「ウィルスを発明できたのなら、治療法もある」
「何としてもその治療法を手に入れなくては」
「セクション31に気づかれる前に」


次回予告
ガウロンの稚拙な戦術で瑕の広がる戦線 ウォーフはマートクにガウロンへの挑戦を嘆願する 一方着実に成果を上げるカーデシア解放軍だがキラへの確執は無くなることはなかった   次回STDS9 172話 嵐に立つ者達


スタートレックDS9 170話 変節の時

2005年05月15日 | スタートレックDS9
隊長殿:  無事DS9へ帰還したエズリとウォーフ。出迎えるベシアとオブライエンだがエズリは何となくベシアを避ける。シスコも出迎えに加わる中、ブリーンによる地球攻撃の報が届いた

俺:  カーデシアプライム。戦況報告に沸くウェイユン。ダマールはそれに水を差すようなことを言い放ち不快に感じたウェイユンは部屋を出ていった。残ったブリーンにいつか責任を押し付けられると怪しく囁く
「私があんただったら、ウェイユンには決して背中を見せん」

隊長殿:  部下と秘密の会合を持つダマール。反乱軍を組織しドミニオンに対抗を開始する

俺:  預言者に叛きつつもカイとしての仕事をこなすことに不満を募らせるウィン。側近のソルボに奴当たり気味のウィンにデュカットが囁く。
「まずは、パーレイスを解放しなければならない。その答えは、コストアモージャンの書物にのっている。」

隊長殿:  アラモの模型に夢中のベシアとオブライエン。その姿に呆れるクワーク。その様子を見て彼らを子供と言い放つウォーフはエズリに問いかける。
「ほんとにあの男なのか?」
「そんなこと私にも解からない。でもハンサムだわ」
「男の価値は顔じゃない」

俺:  ソルボが諌めるのも聞かず、コストアモージャンの書物を紐解くウィン。ウィンを唆しているとソルボはデュカットの正体に疑いを持つ。遂に開かれる書物。しかし其処にはなにも書かれていなかった。関連書物を調べ解読に没頭するウィン

隊長殿:  ブリーンがチントカ星系で攻勢に出た。迎え撃つためディファイアントが出撃する。この後に及んでまだアラモの模型の事で言い争うベシアとオブライエン
「友達にオモチャを貸せばなくすものなの」

俺:  続々と集結する連邦・クリンゴン・ロミュラン艦隊。対するドミニオン・ブリーン・カーデシア艦隊。戦端が開かれた

隊長殿:  次々沈んでいく艦艇。五分五分の戦局にブリーンのエネルギー兵器が唸る。攻撃を受けたディファイアントのエネルギーが吸い取られる。ダウンするシステム。防御の攻撃もできないディファイアントを襲うブリーンの攻撃

俺:  なす術も無く撃ちこまれる攻撃にシスコはディファイアントからの撤退を命じた! 脱出ポッドで飛び立つクルー達。その目の前でディファイアントが轟沈する。ブリーンのエネルギー兵器になす術もなく堕ちていく連邦・クリンゴン・ロミュラン艦隊

隊長殿:  書物の解読をするウィンとデュカットの許に走りこむソルボ。デュカットを指差し正体を言い当てた。信じていたアンジョルが宿敵デュカットであったことに愕然とするウィン。そしてパーレイス復活に力を注いでいることがソルボにばれた。外へ知らせに出ようとするソルボをウィンは思い余って背ナイフで刺してしまう

俺:  如何にかしなければ。うろたえるウィンに優しく囁くデュカット
「それでいいんだ」
その時ナイフの血がコストアモージャンの書物に垂れた。吹き上がる炎。書物に文字が現れる

隊長殿:  ディファイアントを失い何とかDS9へ帰還したシスコ達の前にダマールの演説が届いた

「我々はドミニオンと同盟を結んだ。彼らがアルファ宇宙域のカーデシア勢力拡大を約束したからだ。それと交換に、我々は連邦と同盟軍との戦争に加わることを誓った。カーデシア人は戦争を恐れはしない。その証拠に同盟を結んでからの 2年で、700万もの同胞が戦場に命を散らし、同盟に寄与してきたのだ。だがドミニオンがくれたものは何もない」

「侵略するどころか侵略されてしまった。我々の同盟軍は一発も発砲することなく、我々を征服したのだ。だがもう好きにはさせん」

そう言ってドミニオンのクローン施設を含む基地への攻撃を告げる。これでボルタのクローンが創れなくなった

「全領域にいるカーデシア人に告ぐ。抵抗せよ、今日抵抗せよ。明日も抵抗せよ。最後のドミニオン兵士が我々の土地から去るその日まで」



次回予告
多くの艦艇を失いブリーンの攻撃に対する有効な手段の無いシスコ達は、ダマールの反乱を後押しすることで側面からドミニオンにダメージを与えようと画策する ダマールの許へゲリラ戦に長けたキラを送り出すが、同行したオドーに発病の兆しが現れる   次回STDS9 171話 嵐の予感


スタートレックDS9 169話 決別の行方

2005年05月14日 | スタートレックDS9
隊長殿:  ブリーンとの極秘協定の話を聞いていないダマールはウェイユンに問い詰める。しかしウェイユンはのらりくらりと言葉をかわしダマールは黙るしかなかった

俺:  キャシディとの生活を送るシスコ。選ばれし者の妻として崇められる事に戸惑うキャシディ。ウィンとデュカットはベットを共にする仲にまで進展していた。一方捕まったままのエズリとウォーフは何とか脱出の見込みがないか必死の抵抗をみせるが、エズリのベシアへの思いを聞いてしまった今、二人の仲は微妙な空気が流れていた

隊長殿:  一度関係を持ってしまった事を悔やむエズリとウォーフ。脱出も上手くいかず言い争うばかり。其処へダマールを引きつれたウェイユンが入ってくる。情報を渡さなければ戦犯として処刑する。その高圧的な言い方とベシアの事を揶揄されウォーフは激発、ウェイユンの首を折り殺害してしまう。ダマールはそれを黙って見ているだけだった

俺:  預言者の導きを受けるカイ・ウィン。
「我等は復活を待ち望む」
「預言者たちにこの身の全てを捧げる覚悟です」
「女は恐れている。女は選ばれた。それが女の使命」
「忠誠を誓いなさい、カイ・ウィン」
「偽りの預言者を排除しろ。我らの愛と、パーレイスの愛を感じるのだ」

隊長殿:  それは預言者ではなくパーレイスのものだった。悲鳴を上げるウィン。預言者を裏切ってしまった。発光体に呼びかけるが…

俺:  ウェイユンが死に祝杯をあげるダマール。しかしそれも束の間、新たなウェイユンがブリーンを引き連れ司令室に入り込みデータベースを全て渡してしまう。抗議するダマールに対し脅しをかけるウェイユン。ダマールは黙るしかなかった

隊長殿:  拘留室からの脱出を試みるエズリとウォーフ。上手く部屋からは出られたがすぐに囲まれてしまう。一方DS9では二人の帰りを待つクワークとベシア、オブライエンが居た。ベシアはエズリヘの気持ちをもてあましていた

俺:  発光体を前になにも見えてこない。項垂れるウィン。デュカットはこの機を利用しパーレイス信仰へ道を示そうとするがウィンは耳を貸そうとしない

隊長殿:  悩み抜いたウィンはキラに助けを求める。預言者に全てを捧げ、権力欲から解放されるためにカイの座を降りた方が良い。そうアドバイスするキラ。しかしカイの座を明渡したくないウィンはその言葉に反発してしまう

俺:  ウェイユンはクリンゴンに攻撃されたカーデシア軍を見捨てた。怒りに燃え問い詰めるダマール。ウェイユンはクリンゴンに戦略的価値のない惑星を占領させることで、貴重な軍事力と資源を浪費させることに成功した。真の忠実なる兵士なら喜んでドミニオンに命を捧げていったはず。と言い放つ

隊長殿:  相変わらず言い争うエズリとウォーフ。しかし処刑は明日。二人は心の内、ジャッジアとしての気持ち、ジャッジアへの気持ちをを打ち明け合い和解する。後は処刑を待つだけ

俺:  拘留室が開く。「時間だ」ダマールがジェムハダーを連れやって来た。拘留室から出る二人。その時ダマールがジェムハダーを撃ち殺した。
「惑星連邦に伝言を頼みたい。カーデシアは連邦と同盟を結ぶ」

隊長殿:  預言者と決別したウィン。デュカットを呼びその決意を語る。
「パーレイスの道を歩もうと決めました」
「私達を邪魔する者。連邦とヴェデク。偽りの神と無能なる選ばれし者は、激しく荒れ狂う風に舞う枯れ葉のようにいずれ消え去る運命です」


次回予告
エズリとウォーフの帰還に沸くDS9 喜びも束の間ブリーンによる地球攻撃に揺れる 一方ダマールはブリーンとドミニオンとの間に亀裂を入れようと画策する そして反乱の時が来た  次回STDS9 170話 変節の時


スタートレックDS9 168話 偽りの契り

2005年05月13日 | スタートレックDS9
隊長殿:  キャシディへなんと伝えるべきか? 預言者の導きに苦悩するシスコ。其処へカイ・ウィンがシスコへ面会に訪れる。選ばれし者の結婚式を執り仕切ると言い出すウィンにシスコは預言者の導きを受けた事を告白する

俺:  帰り際のカイ・ウィンに預言者の導きが訪れた。跪くウィン。
「ベイジョーの運命はお前次第。ガイドが導く」
「男は大地の知恵を持っている」
「お前だけが復活をもたらす。ベイジョーの運命はお前と共にあるのだ」

隊長殿:  カーデシアプライム。蔑ろにされ続けくさるダマール。ベイジョー人に整形したデュカットは彼を励ます。
「再び強い自分を取り戻すのだ。ダマール、カーデシアには指導者が必要だ」
「あなたこそ指導者に復活すべきです」
「私には別の使命があると、パー・レイスは示された。幸運を祈ってるぞ」
二人は握手を交わし別れた

俺:  そしてデュカットはDS9を訪れる。仕事から戻ったキャシディと話すシスコ。預言者を信じるがゆえにキャシディとの結婚に踏み切れない。そんなシスコに不満を持ったキャシディは指輪を外し部屋を出ていった

隊長殿:  ブリーンに捕まったエズリとウォーフは情報を搾り取られていた。その精神的苦痛に苦しむ二人。一方”アンジョル”と名乗りカイ・ウィンに近づくデュカット。農夫を名乗るアンジョル。”農夫”大地の知恵を持つ者。導きとの符号、ウィンは彼こそ預言者の遣わした者と見た。
「お前はベイジョーの復活のために私に力を貸すのです」

俺:  記憶を探るためインプラントを使われるエズリとウォーフ。その苦しみと名誉ある死を望むウォーフは激しく抵抗するが、数にはかなわず打ち倒される。そして尋問は続いた。 ウィンとの接触に成功したアンジョルは次第にウィンの信用を勝ち得ていく

隊長殿:  キャシディとの事に悩むシスコ、仕事にも影響している。そんなシスコの元にクワークから注文の指輪が届いた。
「そんな美しい物を無駄にするなんて罪ですよ」

俺:  尋問の影響でうなされるエズリ。介抱するウォーフの耳にエズリの言葉が突き刺さる。
「キスして、ジュリアン」

隊長殿:  貨物室で働くキャシディに足早に近づくシスコ。改めてプロポーズする
「私が間違っていた。預言者の意思などどうでもいい。君と結婚したい、問題が起きたらその時だ」
DS9クルー達が見守る中、ロス提督の立会いのもと式を始めるシスコとキャシディ

俺:  指輪をはめた時、預言者の導きを受けるシスコ。
「お前の試練は近い、強くなりなさい」
「彼女は力の源だ。あなたが母親なら、愛というものをご存じのはずだ。キャシディが傍に居なければ私は幸せになれない」
「お前の道は困難です。道を変えることは出来ない。気をつけなさい、息子よ」

隊長殿:  ブリーンに連れられ転送されるエズリとウォーフ。其処に待っていたのはウェイユンだった。
「ようこそ。お前たちは歴史の目撃者だ。ドミニオンとブリーンの同盟誕生の。これで世界が変わる」



次回予告
ドミニオンとブリーンの同盟にますます居場所を失っていくダマール 一方ウィンは再度預言者の導きを受ける しかしそれは…   次回STDS9 169話 決別の行方


スタートレックDS9 167話 彷徨う心

2005年05月10日 | スタートレックDS9
隊長殿:  ベイジョーに土地を購入したシスコ。余生を過ごす風景を思い描き、今またキャシディとの仲が深まる。一方その頃、バッドランドでクリンゴンのロタランとコレガがドミニオンの待ち伏せにあったとの報が届く。コレガにはウォーフが任務で搭乗していた

俺:  ロタランが回収したコレガの脱出ポッドにはウォーフはいなかった。心配するエズリにクワークは自分に借金を残したままストボコーへ逝く奴ではない、必ず戻ると元気付ける。しかし捜索に出たディファイアントはウォーフを発見できず、ドミニオンに追われバットランドを離脱する

隊長殿:  ウォーフの部屋に立ち入るエズリ。ジャッジアだった頃の思い出が甦り、ウォーフの声が、ジャッジアの声が聞こえてくる。結婚式の写真、「その心臓はこの男のために打つか?行く手を阻むあらゆるものを打ち倒し、この男と共に立つと誓うか?」「誓います」エズリはDS9を発つ

俺:  報告を受けたシスコはディファイアントのデータをシャトルヘ送った。バットランドを捜索するエズリ。ポッドの動きをトレースするためシャトルのエンジンを切り流れに任せる

隊長殿:  気を紛らわすため家の模型作りをするシスコ。キャシディはそんなシスコを見守っている。この家を二人の家にしたい、そう言ってキャシディに結婚を申し込むシスコ。戸惑うキャシディの指に指輪をはめ、口付を交わす

俺:  脱出ポッドを発見、ウォーフを無事回収したエズリ。1人危険を推して救助にきたエズリに対し素直な気持ちを出せないウォーフ。二人は黙り込んでしまう

隊長殿:  一方カーデシアプライム。ドミニオンとカーデシアの中は悪くなるばかり。創設者のワクチン作りに成果の出ないまま時間だけがすぎていく。創設者は担当ボルタの処分を決定。ウェイユンに命じる

俺:  シャトルの中で二人きりのエズリとウォーフ。なかなか気まずい雰囲気が流れている。色々話すがお互いの思いが交錯し言い合いになってしまう。その時警報が鳴り響く。ジェムハダーの追手が来た

隊長殿:  攻撃を受けながらも近くの惑星に転送。何とか難を逃れるが船を失い通信機も無い。途方に暮れる二人だった。

俺:  式について話すシスコとキャシディ。余り派手なものにしたくない二人だったが選ばれし者の結婚としてベイジョーの民が黙っていなかった

隊長殿:  影でこそこそ動くウェイユンのやり方に憤るダマール。其処にデュカットが姿を現し陰謀を張り巡らす。一方惑星をさ迷うエズリとウォーフ。罵り合ううちに元の鞘に収まってしまう。しかし抱き合い眠る二人にブリーンが近づく。撃たれ倒れた二人は連行されてしまう

俺:  デュカットは整形でベイジョー人になりすます。連絡を絶ったエズリとウォーフ。二人の心配をするシスコは預言者の導きを受ける。
「運命を受け入れよ。お前の道は困難で彼女には耐えられない」
「彼女は同じ道を歩けない」
「使命はこの先いくつもある。運命を受け入れよ。最大の試練がこれから始まる」
「全ては導かれる」
「道を歩みなさい、ベンジャミン」


次回予告
ブリーンに囚われたエズリとウォーフ ベイジョー人に化けウィンに近づくデュカット 預言者の言葉に苦悩するシスコ 終わりに向け時は刻み始めた   次回STDS9 168話 偽りの契り