ERXI ♯22 自分への手紙

2006年08月30日 | ER緊急救命室
 今日はカーターのER勤務最後の日。びっくりパーティーを用意しているERの面々。しかし崩落事故が起きてしまい呼び戻されてしまう。最後の夜もいつもどおりのERだった


ついにこの日がやって来てしまったか
 思えば11年前、初めてERを観た……わけではないが。そもそも俺の海外ドラマの原点は中学生のころに観た「V」だ。その後マクガイバーを観たりAチームに舌鼓を打ったりして「Xファイル」から本格的な海外ドラマファンになったのだ
 たぶんERはシーズン3くらい進んでいたころに観たような気がする。あの一話目には驚いた人も多いでしょう。パイロット版のせいなのかいきなり説明なしで進んでいく物語。冒頭ではにこやかに挨拶をするベントン。今では考えられない朝から全員勢ぞろい。そこに現れたのが医学部3年生のカーターだった。今見ると異様に若く見えるな
 ERは群像劇であるがやはりカーターの成長を描くものでもあったわけで、初期のころのベントンがカーターにかける最後の一言には感動していた。そんなカーターもシーズン8でガラントにグリーンから継いだ言葉をかけたときに、ああカーターもここまで来たのかと感慨深く思ったものだ
 ちなみに俺的カーターメインのベストエピソードは、えーと仕事中なので調べられないがたぶんシーズン4の15話くらいだったかな?「緊急脱出」という題名だったと思う。シーズン3から続いていた暗いイメージがこのあたりから払拭されて本来のいい雰囲気に戻る回で、グリーンもダグもいないERが薬物で汚染され、ウィーバーも倒れたあと混乱しきったERを見事に指揮して立て直したあの勇姿。カーター好きにはたまらないエピソードだ

 で今回降板を迎えるわけだが、いろいろ問題もあったインターン3人組が見事な治療をみせた。成長記としての役割はカーターからこの3人が受け継ぐわけだ
 その他いろいろあったが、皆がいなくなってから見ていたスライドに思い出の場面が写っていて、それを楽しそうに見ているカーター。思い出の患者。最後の仕事。自分への手紙。先人たちの声。大げさな降板エピソードではなかったが本当に良かった。
 
 最後までかき回してくれたサム親子とコバッチュには参った

ERXI ♯21

2006年08月28日 | ER緊急救命室
「愛の決意」
ケムの母親が入院したと聞いたカーターはパリへ向う。ケムと再会したカーターだが…
 各々が進むべき道を模索する。インターン3人組にはキツイ洗礼が。なかでもレイは音楽を取るか医学をとるかルイスに選択を迫られる。最近上手くいかないコバッチュとサムはカウンセリングを受けていたがあまり効果はなさそう
 そしてカーターとケム。どうにも今シーズンのケムの出演の少なさがこの展開に違和感を与える。これがカーター降板への道標なのか

次回はシーズン11最終回

ERXI ♯19 ♯20

2006年08月27日 | ER緊急救命室
「10年前の悪夢」
カーターが医学生時代に蔑ろにあつかってしまった患者の夫が運ばれてくる
 非難を浴びせるルバドーに対して引き気味のカーター。医学生時代はスタッフやらの命令には背けず、また患者には八方美人的に接してしまう。苦い経験が甦る
 10年前には真実を伝えることが出来なかったカーターは、10年を得て治療の難しさを真摯に伝えようとする。これが10年間の成長の証か。多少物足りないが

「終身在職権」
カーターが終身在職権を得て医学部の助教授になる
 モリスがチーフレジデントになってしまう。プラットを責めるニーラ。ウィーバーの正気を疑うコバッチュ。そんなにモリスはだめか?
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・だめか

 ここにきてカーターに終身在職権が与えられ助教授になるとは。同じポストを狙っていたスーザンはショックを隠しきれない。カーター降板を知っている身としては、こういった役職を捨ててでも行くという演出的効果を狙っているだけにしか見えず、なにやらスーザンとカーターのやり取りもイマイチ

ERXI ♯17 ♯18

2006年08月27日 | ER緊急救命室
明日の最終回に間に合わせるため縮小レビュー

「つかの間の再会」
ガラントのゲスト出演
 いわばニーラとガラントのための回のようなもの。二人にスポットが当たっていたが俺的にはカーターの「進むべき道を踏み外してしまった。戻るのに時間がかかる」という台詞が印象に残る

「治療拒否」
まさに群像劇。主役不在の最近のERによく合った内容だ
 いろいろ問題のあった頃とはうってかわって皆患者とのやり取りがよくなった。誰一人蔑ろにしない姿勢。これがカーターが託す新たなERの姿か。モリスは除く