隔週刊Ｘファイル第９号 ♯２０９ 地底

象という名の真実だ　

アバロン山の火山観測所から連絡が途絶えた。灼熱の火口に倒れた調査チームの１人エリクソン、其れに近づく影。調査チームの知り合いピアスに依頼を受けたモルダーとスカリーは観測所に向う

　破壊され荒れ果てた観測所。調査チームリーダー・トレプコスを恐れるチームメンバーのラドウィック・ジェシー・タナカの３人。　
　地中生物、新生命体、ケイ素体、最古の生命体。トレプコスの残した手記。３人の態度に不審を抱くモルダー

　１人機械の破損を調べるピアスに襲いかかるトレプコス。謎の病気を発症するタナカ。火山から発見された謎の生命体の恐怖。病気の感染、断続的な地震、トレプコスを追って火口に入り込んだモルダー。その時スカリーに危機が訪れる。スカリーが危ない！　急げモルダー！！

ドキュメント超常現象　数千度の灼熱地獄に適応した　火山のなかの生命体
　「地底」では、地中深くに生息する未知の生命体が登場する。最近の研究によって地中には、地上にいる生物の数百倍もの種が棲息していることがわかっている。
　地中や火山のなかに、太古から潜む未知の生物が生残っている可能性はあるのだろうか？

「氷」「闇」に続く未知の生物もの。モルダーはしきりに復帰直後のスカリーを気遣う。末期状態で宿主を増やすような行動を取る感染者の姿が恐ろしい

名探偵モンク：２ ♯１４ モンクはスーパー店員

　スーパーメガマートの倉庫で従業員のエドナが崩れた荷物の下敷きになった死体で発見される。優秀社員だったエドナはいつも一番早く出勤して一番遅く帰っていた。刑事時代に相棒を組んでいた警備主任ジョーに捜査依頼されたモンクだが、ジョーは麻薬着服疑惑で警察を退職しておりその事件では同僚の警官が二人殺されていた。ジョーと関わりあいたくないモンクは依頼を受けず、事件も荷崩れの事故とされてしまう

　１ヶ月後、エドナに届いていた３通のクレーム手紙が同一の人物からの物と気付いたモンクはその習性から事件解決へと乗り出した。内部の者の犯行と見たモンクはジョーの伝手を使いスーパー店員になり捜査を開始する。

　何者かに襲われたモンクを救うジョー。ジョーに無実を信じたモンクの再捜査によりジョーの麻薬着服疑惑は晴れる。相棒に戻った二人はエドナ殺害事件の捜査に力を尽くす

梱包用のプチプチを潰さずに入られないモンク。犬に追われながらも棚の整理をしてしまうモンク。ドクタークローガーの万引き？を見てしまうモンク。スーパー店員になったモンクは持ち前の記憶力と潔癖を駆使して見事に仕事をこなす
ホントに彼女がいるのに誰にも信じてもらえないディッシャーが哀れだった

ＥＲＸ ♯１４ 労務管理

　労務管理のコンサルタント・ナドラーの調査が入るＥＲ。カーターは一時アフリカに帰国するケムとの休日を楽しむ。ＥＲは交通事故の患者達に結核患者に彼氏に弄ばれた少女の対応に忙しい。サムは男の身勝手に振り回される少女に自らを投影、親身になって対応するが…
　
　交通事故で運ばれた子供を救おうと必死になるウィーバー。ウィーバーに厳しい指導を受けながらも着実に治療をこなしていくアビー。さまざまなカタチの妊娠や子供達。幸せでないものが多すぎる

　モ～リ～ス～！！　お前は動くな喋るな！
　カーターはヒゲをそりケムと一時の別れを惜しみデート。屋敷を売ってケムと住む家を探したり、別れたケムを追って空港に入ったり。
　少女を弄んだ身勝手な男を殴り飛ばすサムに拍手。あんな奴は刑務所行きだ。でもウィーバーに退職をほのめかされた。なかなか上手く行かない
　いろいろ厳しい指導をするウィーバーも自分の子供の事になると嬉しそう。楽しげにカーターに写真を見せる。ごちゃごちゃ抜かすナドラーも一蹴
　今回は久しぶりに患者達と正面から向き合うＥＲを堪能した

演劇日記 笑の大学

　思えばもう６月も終わり。今月は一度も演劇を観に行っていないので、足りなくなった演劇分を補給する為、昔録画したビデオで観賞。お題目は「笑の大学」。映画にもなった有名な劇です

　時は昭和１５年、戦時中において検閲される演劇。劇団「笑の大学」座付き作家の椿一は新作を検閲官向坂の検閲を受けることに。今までの検閲官と違い手強い向坂に手を焼く椿。あの手この手でご機嫌を取りながら向坂の無茶な要求に応えていく。しかしその無茶を反映させるたびにより面白くなって行く台本。「これは検閲じゃない！台本直しだ！！」

作　三谷幸喜・演出　山田和也・出演　西村雅彦（向坂）　近藤芳正(椿）　笑わない男と笑わせる男のぶつかり合い　笑いと感動の傑作　「笑の大学」　はパルコ劇場オンラインで好評発売中

ちなみに昔テレビでやったのは青山円形劇場収録版。ＤＶＤはパルコ劇場収録版です

刑事ナッシュ・ブリッジス ８話 目撃者

　ケータリングサービスを経営するリサはミルズ主催のパーティを手懸ける。忘れ物を取りに戻ったリサは、ミルズが人を殺すところを目撃。すぐさま逃げ出しナッシュへ通報した。駆けつけたナッシュ達ＳＩＵ。しかし死体どころかなんの物証も得る事が出来なかった

　リサを信じるナッシュはミルズの経歴を調べる。あまりにも胡散臭いその経歴に疑惑を深めたナッシュだった。一方バーを手に入れたジョーは経営に頭を悩ます。因果応報だと笑うナッシュ

　リサはナッシュに内緒で証拠集めに奔走。ミルズの屋敷に入り込み内部を探った。被害者の写真と名前（ブレネカ・ランダース）と何故か製氷機に中からネックレスを発見する

　危険を回避する為、ナッシュの家に居候するリサとキャシディ。リサに見張りをつけたナッシュとジョーはランダースの勤めるデザイン会社を当たる。其処には生きたランダースがいた。其処でランダースの友人エリカ・ハンセンの名前が挙がる。ハンセンとランダースは良く似ていた

　バーを共同で買う予定だったバーニーの葬儀に出席したジョーは、未亡人にバー購入の件を持ちかけ追い出されてしまう。覚悟を決めて昼間バーを見学したジョーだが奇妙な従業員の姿に顔をしかめるばかり

　ハンセンの身元を確認するためリサを連れて家捜しをするナッシュ。その二人にミルズの魔の手が伸びる。突然の襲撃にリサを庇うナッシュ。何とか撃退する寸前、リサの放った一撃がナッシュを強襲。１人取り逃してしまった。ハーベイに清掃を頼んだナッシュとリサは倒した一人から見つけ出したサンフランシスコ大学の入館証を手に向う
　
　サンフランシスコ大学で病理学を教えるミルズ。偶々入ったラボに横たわる凍ったハンセンの死体。ハンセンの死体から見つかる最新型の集積回路。ミルズは死体に物を埋め込み密輸していた。決定的な証拠を集めるため捜査にかかるＳＩＵ。ナッシュとリサは捜査を続ける中、結婚時代の二人に戻りつつあった
　
　これ以上は危険とリサを置いて一人捜査に向ったナッシュ。そのナッシュを追って１人外に出たリサをミルズは誘拐。ナッシュとの交渉に使った。ミルズの指示に従い一人ミルズの許へ向うナッシュ

　途中ミルズの手下に武装解除されるが得意の手品で危機を脱す。注射を打たれる寸前部屋に辿りつき、リサを挟んでにらみ合うナッシュとミルズ。躍り掛かるナッシュ。もつれ合う二人。ナッシュに投げ飛ばされたミルズは注射を誤って自らに打ってしまった。倒れるミルズ。ナッシュはリサの救出を果たす

　事件解決後、ジョーに連れられバーを見に行くナッシュ。昼間とはうってかわって大盛況振りを見せるバー。唖然としたまま中に入ったナッシュとジョー。「こりゃおめでとうだな。お前さんの買ったのはゲイバーだ」。満員大入りの店内にほくそ笑むジョーだった

　危険が去り家を後にするリサ。意外なほどに楽しめた共同生活。名残惜しむ二人の影は重なった

こうしてサンフランシスコに平和が戻る

次回予告
正統防衛で判事殺しの犯人を射殺してしまったナッシュ
しかし内務監査課は何故かナッシュに停職を命じる
捜査を続けるナッシュに暗殺者が襲いかかる
全ては２年前のレイプ事件から始まっていた

刑事ナッシュ・ブリッジス ７話 休暇中の大事件

　賭博組織の大物ハーゾーブに囮捜査をしかけるナッシュ。回収金だけで４００万ドル、マネーロンダリングの証拠が入った裏帳簿の取引を狙っていた。取引成立の間近、ハーゾーブと愛人カルロスとの間に痴話喧嘩が発生。カルロスはハーゾーブを射殺して帳簿を持ち出し、銃声に踏み込んだナッシュとベティーナの目の前から逃げ出した

　休暇でハワイに向う予定のナッシュ。しかし的外れな捜査をするベティーナに頭痛は絶えない。カルロスは帳簿をウィップに売りつけるが高額をつけたため失敗。脅しに怯えたカルロスは知り合いのイアンに帳簿を押し付ける。事件が気になるナッシュはエバンを連れカルロスと知り合いのイアンに会いにゆく

　帳簿を渡し逃げ出そうとしたカルロスはＦＢＩを名乗る男に捕まる。ＦＢＩの男は帳簿の行方を聞き出しカルロスを射殺した。ＦＢＩの到着に逃げ出すイアン。残ったイアンの恋人アリサはＦＢＩに拉致された。ナッシュ達が到着したあとには、「女を連れていく。取り戻したければ帳簿を持って来い」のメッセージが残されていた

　帳簿を持って逃げたイアンを追うナッシュとＦＢＩ。その頃イアンは借金の為、ビックバリーに捕まっていた。借金返済のカタに帳簿を差し出すイアン。バリーはウィップに帳簿を売り渡す

　街を聞きこみイアンの行方を追うナッシュとエバン、ＦＢＩとアリサはウィップの許へ向う。帳簿を手にしたウィップを逮捕するナッシュ。署へ戻るナッシュ達をＦＢＩは密かにつけた

　見事に帳簿を回収したナッシュに悪態をつくベティーナ。そんなベティーナにＦＢＩは接触、おだてに乗ったベティーナからまんまと帳簿を受け取った。しかし書類の不備に気付きＦＢＩに連絡したベティーナは真っ青。ＦＢＩの男の名はマーチン・フラワーズ、職業殺し屋。氏名手配書を見逃していたベティーナは気付かず帳簿を渡してしまった。打つ手が無くナッシュに泣きつくベティーナ

　泣き付かれたナッシュはハワイ行きの時間間近までの条件で捜査に協力することに。其処へ隙をみてアリサが電話をかけてくる。現場に駆けつけるナッシュとベティーナ。逃げ出すフラワーズを追うナッシュとベティーナ。しかしベティーナが海に投げ出され救出している間に逃げられた。そして帳簿はアリサにてに

　飛行機の時間が迫ったナッシュはベティーナの車で空港へ。帳簿を手にイアンの許へ帰ったアリサ。イアンは帳簿をウィップに売り渡した。帳簿を手にしたウィップは空港へ。そしてフラワーズも逃亡のため空港へ向った

　ナッシュの姿を目にしたウィップは鞄に帳簿を隠す。それを見ていたフラワーズは迷うことなく鞄を盗む。そして其れを目にしたベティーナはナッシュと共にフラワーズを追う

　殴り合いの末、何とかフラワーズを逮捕したナッシュは後をベティーナに託しハワイ行きの飛行機に飛び乗る。後を受け見送るベティーナ。そして空港従業員に拾われた帳簿の入った鞄は、持ち主不明手荷物のロッカーへと保管されたのだった

こうしてサンフランシスコに平和が戻る

次回予告
ある夜、リサが殺人を目撃、すぐにナッシュに知らせるが肝心の死体が発見されなかった。
犯人の魔の手は容赦なくナッシュとリサを襲う
遂に犯人に囚われるリサ。絶体絶命の危機にナッシュは！

刑事ナッシュ・ブリッジス ６話 消えた５０万ドル

　ロシアマフィアとの取引を行う囮捜査のハーベイ。皆の見守る中、かかってきた電話に出る。指示に従い路面電車へ乗車。ＳＩＵの面々は下車予定の駅に先回り。誰もいなくなった公衆電話が鳴り響く

　様子を覗うＳＩＵ。しかしハーベイの姿が見当たらない。電車に乗りこむＳＩＵ。乗客の証言でハーベイは一つ前の駅で降りたと言う。プレスリーに似た男と一緒だった

　ハーベイが取ったのはマフィアからの電話ではなかった。５０万ドルと共に消えたハーベイ。マフィアの囮捜査を続けるＡＪとは別にナッシュとジョーはハーベイの行方を追った。ハーベイの奥さんボニーにことの詳細を伝えるナッシュとジョー。最近様子がおかしかったと言うボニーに嫌疑を向けるジョー。ハーベイの持ち逃げを疑いから外す事がなかなか出来ない

　ロシアマフィアは次の取引に名古屋のヤクザ　トシキ・エンドウを選んだ。日系のＡＪがエンドウに化けマフィアに近づく

　消えた５０万ドルを使ったと言う情報が入る。すぐさま向った店の従業員の証言はまたもプレスリーに似た男。買ったジャンプスーツを追ってクリーニング屋へ。クリーニング店員へ男が取りに来たら通報を貰う約束をする

　バーを共同で競売で競り落とし、すぐさま売り飛ばし金は倍に。怪しげな計画を立てるジョーに呆れるナッシュ。　一方その頃、ハーベイは義理の弟アーロンに監禁されていた

　鬼のいぬまに電話を引き寄せナッシュへ連絡を取るハーベイ。しかし其処に居たのはニック１人。必死に居場所を伝えるハーベイだがアーロンが戻ってしまう。一方囮捜査に従事するＡＪ達。エンドウに化け上手く取引を続けるが本物のエンドウの登場で御破算になってしまう

　クリーニング店からの通報を受け店に向ったナッシュとジョー。店員の証言から居場所をつきとめた二人は男の入った店に踏み込んだ。プレスリーの格好で司会をするアーロン。ナッシュと目が合った瞬間逃げ出す。あと一歩のところで取り逃がしてしまった

　アーロンはボニーの妹の夫だった。詰め寄るナッシュとジョー。ボニーは酒に酔った勢いでしゃべったかもしれないと泣き出した。手掛かりを失ったナッシュとジョーはニックに賭けた。アルツハイマーを患い記憶に自信の無いニックを宥めすかし何とかハーベイの居場所を割り出す

　アーロンの棲家に踏み込んだナッシュ達は無事ハーベイを救い出す。何も知らずに帰ったアーロンは洗った金と供に帰宅、待ちうけていたナッシュ達に御用となった。助け出されたハーベイはロシアマフィアの囮捜査に戻りマフィアの逮捕に貢献した

　事件解決後、バーの競売に駆けつけたジョーはまんまと競り落とす。意気揚揚と共同出資者バーニーの許へ向うが其処に居たのは病気で亡くなったバーニーの姿だった。バーニーの遺体に取りすがるジョー。バーを売る手はずは全てバーニーが取り仕切っていた。「バーを買い取る奴は誰なんだよー！！」

こうしてサンフランシスコに平和が戻る

次回予告
賭博組織の大物が殺され、４００万ドルの値打ちがある重要な証拠物件の裏帳簿が奪われた
そして現れた帳簿を狙うＦＢＩを名乗る男
冷酷なその男とナッシュ達の間で繰り広げられる帳簿の争奪戦
この事件が終わればナッシュに何年か振りの休暇が待っている

刑事ナッシュ・ブリッジス ５話 奪われた秘密兵器

　不良グループ同士の抗争現場に出来た大穴。捜査を続けるナッシュの許へ軍関係者のサンドラ大尉がやってくる。”ジャベリン”軍基地から盗まれた新型対戦車砲。管理責任者のサンドラと共に行方を追うことになるナッシュ。タイムリミットは４８時間

　軍需品横流しを行う軍内部の関係者。ジャベリンは手違いで不良グループに渡ってしまっていた。ジャベリンを買う予定だったビンス・ダイヤモンドは不良グループを追う

　ナッシュ達は裏の情報に長けたビック・バリーに会いにゆく。バリーから得た情報を元にティボンに狙いをつけるナッシュ。しかしビンスもバリーからディボンの情報を得ていた。ディボンに職質するナッシュ。其処へ鉢合わせたビンスはティボンを銃撃。ナッシュは情報源を失ってしまう

　一方その頃、女装した男娼が襲われる事件が続発。エバンは女装男娼に化け囮捜査に従事する事になる

　手掛かりを求めティボンの自宅を探るナッシュとサンドラは、ジャベリンの捜査マニュアルを手に入れた。同時にかかってきた電話にティボンの仲間として話し、ジャベリンを手に入れた犯人グループの１人をおびき寄せる

　犯人グループの１人を逮捕したナッシュ。犯人達は現金輸送車襲撃を目論んでいた。現場に急ぐナッシュとサンドラ。現金輸送車に狙いをつける犯人達。しかし輸送車は大爆発。飛び交う紙幣に混乱する現場。ジャベリンを追っていたナッシュもビンスもなすすべなく犯人を取り逃がしてしまう

　あまりの威力に驚いた犯人達はジャベリンを投げ出す。捨てられたジャベリンはめぐりめぐってビック・バリーの元へ。バリーはビンスにジャベリンを売り飛ばし、その情報をナッシュへ伝えた

　街頭に立つエバン。その餌に引っかかったのはビンスだった。張っていたハーベイに逮捕されるビンス。しかしビンスの情報を知らないまま、翌日釈放されてしまう。「右手のしている事を左手は知らない」迂闊さに歯噛みするナッシュ

　ビンスの家に踏み込んだナッシュとサンドラはビンスの標的、マフィアのボス　ボブキスの写真を発見。ボブキスが死ねば抑えの無いマフィア同士の抗争に発展する。ナッシュはビンスを追った

　船に乗るボブキスへ電話をかけるビンス。ビンスを小物と見下し脅迫を無視するボブキスへジャベリンの狙いをつけた。其処へ写真の撮影位置からビンスの居場所をつきとめたナッシュが駆けつける。うろたえたビンスは狙いを外し、武器を失ったビンスは大人しく縛につく

こうしてサンフランシスコの平和が戻る

次回予告
おとり捜査中のハーベイが５０万ドルと共に消えた
カギを握るのはプレスリーに似た男
ナッシュ達はニックの協力でその男を見つけるが、あと一歩のところで取り逃がす
はたしてハーベイと５０万ドルはどこに？

名探偵モンク ♯１３ シャローナが危ない！

　銀行の地下駐車場でナイフで胸を刺された男を見たシャローナ。慌てて警察へ通報、モンクを連れて戻るが男は痕跡を残すことなく消えていた。精神的に疲れている休ませろと言うストットルマイヤー警部に従い休暇を出すモンク

　通い始めたコミュニティカレッジで創作「死のレシピ」を書き上げたばかりのシャローナ。しかし提出した筈が出されていなかった。最近物忘れが酷く悩むシャローナは、またもナイフ男の幻覚を見てしまう

　モンクの奨めでドクタークローガーと面接するシャローナは其処でまたもナイフ男の幻覚に襲われる。そして男の消えた其の場には、シャローナの口紅でＨｅｌｐ　Ｍｅと書かれていた。この不可思議な事件をモンクは解決する事が出来るのか

シャローナと面接するドクタークローガー。二人はモンクの苦労話に花を咲かせる。自らモンクの世話から身を引いたシャローナ。替わりの看護師にモンクはタジタジ。しかしあまりに身近なシャローナが対象のため、なかなかモンクの推理が働かない

ＥＲＸ ♯１３ 百日咳

カーターはケムを連れＥＲに出勤。ケムは病院内を周りアメリカの医療現場を確認する。ガラントは救急車勤務、家庭内暴力に苛まれる母子に深く関わる。亡くなったロマノの変わりが見つかるまで仮ＥＲ部長を打診されるルイス。しかしルイスは妊娠が発覚、それどころではなかった

　ウィーバーはロマノの名を冠したゲイ・レズビアンのヘルスケアセンターを開設。その皮肉にコーデイは眉をひそめる

　前回骨のもろい少年の首の骨を挿管で折り全麻痺にしたプラットは、危機管理局から突き上げを食らう。治療に対し迷いを持つプラットに臆病になっているとカーターは指摘。自信を失い落ちこむプラットを諭す

「僕の記録は７人だ。２年目の時、一晩で７人亡くなったよ」
「だから落ちこむな？」
「はじめて君がここへ来た時は、危なくて、向こう見ずで、傲慢で」
「励ましのお言葉か？」
「みんな一時自信を無くす。そうじゃない者はいたわりの心を持たない危険人物だよ。安全第一ではいい治療は出来ない」
「だからミスを犯して当然か？」
「どう言えばいいんだ！　何も心配するな、これだけ腕を磨いたんだから今後はもう悪い事は起こらないと言って欲しいか？　医療は絶対じゃない。上手くいけば患者は助かるし、そうじゃないときは死ぬこともある」
「全麻痺になるか」
「君はベストを尽くしたか？その時は正しいと思ったか？少年に事実を話したか？」
「話した」
「だったらもう自分を責めるな。自信を持って治療しろ」


　凍った患者は冬のＥＲ名物か。コーデイには新たな春の予感。久々名前の出て来たチェンは母親が亡くなった。駐車上でプラットを諭すカーター。こういうシーンがあるとカーターが中心人物である事がひしひしと感じられる。まあ、あまり似合わないが。出番が少なかった分を取り戻せるか？
　
　ケムは病院内を見学。アメリカの医療現場を見て回るがその好奇心が災い。皆に煙たがられる。ケムなだけに。コバッチュとサムが最後に急接近。ルイスが急に妊娠。まさかシェリー・ストリングフィールド本人が妊娠したのか？