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はんなり、万華鏡

京都を中心とした旅行記や文化についてあれこれ。

事始め

2012-12-13 19:55:06 | 京都・花街

本日は事始め、各花街では舞の家元のお宅などにご挨拶に伺います。

今日からみやこめっせで「京料理展示大会」が開催され、各花街から舞妓さんが来て舞や踊りを披露しています。
事始めのニュース映像を観ていて、毎年何人かは午前中から白塗りに引き着の舞妓さんがいて、年末だから昼間から宴会もあって早くから支度しているのかしら?と思っていたのだけど、これに出演する舞妓さんもいて支度した姿でご挨拶に来ているのかと、今更気がつきました。

「京料理展示大会」とは、京料理の展示や実演などがあり、京料理を技術を披露するイベントだそうです。
京料理に関心がある友人がずいぶん昔に行ったそうですが、なかなか興味深いイベントのようですよ。
有料だけどそれほど高くもないし。

事始めなので、今日あたりから祇園町では福玉が売り出されます。
ピンクと白のツートーンカラーでお餅で出来た皮で出来たものです。

和菓子屋さんなどの軒先にたくさんぶら下がっていて、新年を迎える直前に相応しい雰囲気です。

当ブログの「福玉」に関する記事は下記のリンクにもあります。
中身はこんな感じです。
http://blog.goo.ne.jp/haginon/e/97ae8ad9f57ab7b188378e308f64cd4d
http://blog.goo.ne.jp/haginon/e/e3d0b53f1b4f8d76b8f6520a87bbef5c
http://blog.goo.ne.jp/haginon/e/b3b5ee30108d880d63e96ed0bda5996c

 


見習いさん

2012-11-01 21:00:00 | 京都・花街

見習いさんの花簪。

とある花街の見習いさん。
この写真のように、季節の花ではない花簪や、季節の花の花簪を挿している方も。
別の花街では、風車の簪を挿した見習いさんも。

見習いさんの帯。
だらりが短く、衣裳の袖も短め。
この写真の見習いさんは舞妓さんと同じ引き着ですが、別の花街の見習いさんは裾を引かず対丈で着ることもあるそうです。

同じようで、花街ごと、置屋ごとにちょっと違う。
面白いですね。


日本髪が結える美容室の閉店

2012-01-15 00:38:19 | 京都・花街

嶋原の太夫と、先斗町の舞妓の髪を結っていた、縄手通りにあるやまと美容室さんが二月で閉店するのだそうです。
同じビル内にあった、地毛結いと本格的な舞妓体験が出来る紅先笄さんと、日本髪資料館も同じく閉店するようで…
昨日お店のホームページを見た時は載ってなかったですが、よくお邪魔するブログに情報が載っていて、先程ホームページを見たら確かにお知らせが載っていました。
東京でも日本髪が出来る美容室があり、数年前に浅草のある美容室が廃業しましたが、諸事情もあったようですが、髪結いの先生のご病気もあったと聞いています。
日本髪はかなり力を使うので、高齢になったり病気したりすると結うのは厳しいようです。

やまと美容室に髪結いに来ていた、先斗町と祇園甲部の一部の舞妓達はどこに髪結いに行くのかしら?
花街の美容室としてはカチヱ美容室が有名です。
カチヱさんには、祇園甲部、宮川町、祇園東、上七軒から多くの舞妓が来ていて、他の近隣の、花街と繋がりの深い日本髪の結える四つの美容室に分散?

紅先笄さんでまたお世話になりたかったのに~。
本物の衣装が着られて、地毛結いして本格的に出来るお店は少ないし。
花街の一部のお茶屋さんでも舞妓変身のサービスしている所はあるけど…

残念でなりません。

 

2012年2月1日追記
2012年2月1日の京都新聞に「やまと美容室」と「日本髪資料館」閉館の記事が載りました。
やはり、石原先生がご病気だったのですね。
以前、東京で日本髪を結う方と話をした時にそういった話題を聞いてはおりましたが・・・・
記事は京都新聞のWEBサイト観光・社寺のニュースから読むことが出来ます。


舞妓さんの笑顔

2011-08-16 00:02:04 | 京都・花街

日本画を嗜む友人は、舞妓の絵も描きますが写真も撮ります。
舞妓を撮るアマチュアカメラマンのブログ等を見て彼女は言います。
最近は、どうして舞妓さんは皆悲しい顔をしているのだろう、と。

舞妓さんは、確かにカメラを向けると、お座敷でもイベントでも花街の路上でも、笑顔で写っているのは少ないかもしれません。
決して笑わないわけではないのですが、カメラを構えると身構えてしまうように思います。
あと、疲れているのもあるかと。
都をどり期間中は舞台の合間に注射打ったり、夏は数キロ痩せたり、芸舞妓さんの生活はハード。

近年は、観光客が仕事中の舞妓さんに記念撮影を強要したり、アマチュアカメラマン同士、観光客同士で撮影の事でケンカしあうことも・・・・
自分で撮った写真を貰ってくれと、舞妓さんを呼び止めて手紙と共に押し付けたり。
撮影恐怖症になった舞妓さんもいたとかいないとか・・・・

いつもいつも笑顔でいろと求められるのも大変かもしれません。

でも、自分だけに向けてくれる笑顔があったら、それは嬉しいものですね。
舞妓さんが最も忙しい宵山の夜、忙しそうでしたがありがとうございました。