憧れの存在だった
貴方は
気さくな人だった
イケメンとか
そういう
類ではない貴方では
あったけれど
励ましてくれたり
元気づけてくれたり
悩みがあったら訊くよ
そんな風に
優しさが
伝わってくる人だった
憧れの
貴方は私にとって
雲の上の存在のような
人だった
ずっと
憧れのまま
変わらないと
思っていたから
自分の中にある
貴方を好きな気持ちには
なかなか気づけずに
時が過ぎてしまったけれど
今でも思い出す度
痛む胸の疼きは
貴方を
完全に忘れられないせい
もう一度何処かで
貴方と
せめて
夢でもいいから
