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世界遺産に旅の思い出・・・  産経抄 八葉蓮華

2008-07-01 | 産経抄(コラム)
バンクシーと呼ばれる覆面画家は、ほんの数年前までは、警察から逃げ回る境遇だった。夜中に人の目を盗んで、商店の壁や公共施設に、落書き絵を描いてきたからだ。 ▼型紙とスプレーを使った画法で、反戦や反資本主義をテーマにした作品が多い。出身地の英国西部の町、ブリストルからロンドンに出て、今では世界中に出没している。3年前、ニューヨークのメトロポリタン美術館や近代美術館、ロンドンの大英博物館に忍び込み、自分の作品を勝手に展示したことでも物議を醸(かも)した。 ▼「芸術テロリスト」と批判される一方で、その作品の価値はうなぎ上りだ。オークションで、数千万円の値段がつくことも珍しくない。壁の落書きを、市当局が「間違って」消してしまい、付近の住民が抗議したケースもあった。 ▼もっとも、芸術作品として評価される落書きは例外中の例外だ。ただ軽い気持ちで、「旅の思い出」を刻んだ落書きは、迷惑以外のなにものでもない。まして世界遺産に登録されるような、歴史的建造物ならなおのことだ。 ▼イタリア・フィレンツェの「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」に多数ある落書きのうち、1割近くが日本語で書かれているという。今や売れっ子画家のバンクシーは、本名を含めて、その正体はいまだ謎に包まれているが、大聖堂の落書きの作者は、岐阜県の短大生、京都の大学生と、次々に身元が明らかになった。 ▼数年前に新婚旅行で訪れ、自分と妻の名前を漢字で残した水戸市の高校野球の監督は、夏の甲子園を前に解任されてしまった。携帯電話の写真とメール、そしてネットの力は、究極の防犯ビデオになりうることを示した。それはそれで、背筋が寒くなるような話ではあるが。

産経抄 産経新聞 7/1

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