衣裏珠の八葉蓮華 ≪創価学会 仏壇≫

衣裏珠の譬え 産経抄 産経新聞 創価学会 地球市民 仏壇 八葉蓮華 hachiyorenge

「宿題をいっぱい抱えた首相・・・」  産経抄 八葉蓮華

2008-07-20 | 産経抄(コラム)
「宿題をいっぱい抱えた首相・・・」  産経抄 八葉蓮華
今年もエンジュが花を散らし始めた。最近、街路樹としておなじみになった高木である。歩道に落ちた淡黄色の小さな花に足元が気になりだすともう真夏の到来だ。関東地方でも梅雨が明けた。この連休から夏休みという学校も多いことだろう。 ▼日本人が大人も子供も夏休みをとるようになったのは明治の初め、欧米の風習に倣ったのだという。日本の夏の方がはるかに暑い。だが米づくりにとって真夏は田の草取りなど大事な季節である。だからこの季節、長期に休むという発想はそれまでなかったらしい。 ▼そんなDNAを受け継いでいるせいか、今でも割り切って長い休みをとろうという日本人は少ない。妙な罪悪感すら持つ人もいる。72歳になったばかりの福田康夫首相もそうなのだろうか。今の短い休みの後はほぼ「不休」でこの夏を乗り切るおつもりのようだ。 ▼今月末には内閣を改造する予定だという。その後五輪の開会式で北京を訪問、8月の20日過ぎには早々と臨時国会を召集したい意向だ。大臣の交代に備えたり法案の準備をしたりという官僚のみなさんも、ほとんど夏休みはとれないということになりそうである。 ▼もっとも、原油高対策や新テロ対策特措法の延長など宿題をいっぱい抱えた首相だから、仕方ないかもしれない。毎日汗水たらしている国民からは「当然」の声も聞こえるだろう。ただ気になるのは肝心の与党に首相の「やる気」に対し冷たい空気が漂っていることだ。 ▼8月の国会召集に対し公明党が「9月でいい」なんて言いだした。自民党の実力者たちの会合でも「急がなくても」という声が出たという。支持率低迷の内閣を見限り始めたのか。夏は選挙区回りが忙しいからというのではないと思いたいが。

産経抄 産経新聞 7/20

八葉蓮華 hachiyorenge


最新の画像もっと見る