衣裏珠の八葉蓮華 ≪創価学会 仏壇≫

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太平楽を並べる「武の舞」同じ表現を繰り返す「伝統」を守り続け・・・ 産経抄 八葉蓮華

2009-10-31 | 産経抄(コラム)

 勝手なことを暢気(のんき)に言い募ることを「太平楽を並べる」というが、語源は雅楽の太平楽からきている。はるか昔に大陸から伝来し、平安時代に様式が整えられたという。明治以降は天皇陛下御即位に際して必ず舞われるようになったおめでたい舞楽である。  

 風雅の道にも疎い小欄ではあるが、その太平楽を今上陛下御即位20年を記念して開かれた演奏会で運良く鑑賞できた。平成2年11月、即位礼後の饗宴(きょうえん)でも演奏されたが、序、破、急を通しての演奏はまれだそうで、まさしく百聞は一見にしかずだった。  

 平和なのんびりした舞をイメージしていたが、そうではなかった。金色(こんじき)の兜(かぶと)をかぶり、鮮やかなオレンジの装束に身を包んだ4人の舞人が、笙(しょう)、篳篥(ひちりき)の音色にあわせて鉾(ほこ)を振りかざし、太刀を抜いて演じる勇壮な「武の舞」である。  

 舞人が身につける甲冑(かっちゅう)は重さ15キロもあるという。天下太平を祈っていにしえの都人も同じ舞を見ていたかと思うとそれだけで芳醇(ほうじゅん)な気分にひたれる。伝統を守り続けた先人と宮内庁式部職楽部のみなさんの努力に脱帽するしかない。  

 国会開会式での天皇陛下のお言葉について、同じ表現を繰り返す「伝統」を守るべきでないとの岡田克也外相の発言が批判を浴びている。陛下の思いが国民の代表である国会議員にもう少し伝えられていい気もしないではないが、「政権交代おめでとう」と言ってもらいたいのであれば論外だ。  

 お言葉が注目され過ぎて、陛下のご心労を増やすようなことがあってもならない。天皇を政治的に利用しようという気持ちは岡田氏にないと信じたいが、彼は普天間基地移設問題という日米関係を揺るがしかねない問題を抱えている。所管外の問題で、太平楽を並べる時期ではない。

産経抄 産経新聞 10/25

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