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「14歳といえば・・・」  産経抄 八葉蓮華

2008-07-18 | 産経抄(コラム)
「14歳といえば・・・」  産経抄 八葉蓮華
14歳の君へ。新聞の社会面の見出しに「14歳」とあると、大人はドキッとしてしまう。11年前、「酒鬼薔薇聖斗」と名乗った14歳の少年が、神戸で次々に小学生を殺傷してからだ。だからけが人が1人も出なくてほっとした。 ▼とはいえ、運転手の首にナイフを突きつけてバスを乗っ取るなんて、きわめて悪質な犯罪だ。解放されるまで、乗客は生きた心地がしなかったろう。報道によると、中学2年の君は学級委員を務め、勉強やクラブ活動にもがんばっているそうだ。 ▼その君が警察の取り調べに対して、「親にしかられ、嫌がらせのためにやった」などと話している。好きな女の子と交際するために、友人からお金を借りようとして、親に注意されたそうだね。もしそれが犯行の動機だとすれば、甘ったれるのもいいかげんにしてほしい。 ▼14歳といえば、大人への入り口にさしかかっている年齢だ。昔なら、もうすぐ元服、ほんの数十年前までは、中学を出たらすぐ社会に出て、仕事に就くことも珍しくなかった。君の周りを見回してごらん。学校生活だけでは飽き足りず、文学に目覚め、あるいは環境問題など、社会に目を向け始めた友達がいるはずだ。 ▼書店に行けば、「14歳の」と銘打った哲学、政治、心理学の本が並んでいるよ。女の子にかまけて、何も見えなくなっている君には、『恋愛なんかやめておけ』(松田道雄著)という本のなかの、一節を贈りたい。 ▼「好きな人は胸のなかに、そっとだいじにしておくんだ。それは二十年たち、三十年たつと、たくわえた古酒のようになる。たかい香りで、少年の日、少女の日の記憶をつつみこんでくれるだろう」。君の今やるべきことは、世間を騒がすことなんかじゃないんだよ。

産経抄 産経新聞 7/18

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