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「米国を頼みにしない「脅威」?・・・」  産経抄 八葉蓮華

2008-07-25 | 産経抄(コラム)
「米国を頼みにしない「脅威」?・・・」  産経抄 八葉蓮華
拉致問題の再調査という約束を、北朝鮮はいっこうに果たそうとしない。そのことを、本気で心配してくれているのか、それとも、とぼけているだけなのか。 ▼シンガポールで会談した高村正彦外相と、米国のライス国務長官との間で、こんなやりとりがあったという。「日朝で全く何も起こっていないのか?」(ライス氏)。「何も起こっていない」(高村氏)。 ▼北朝鮮が申告した核計画の検証作業も進まないまま、ブッシュ米政権による、北朝鮮のテロ支援国家指定解除が、8月11日に迫っている。きのうの「正論」で、西尾幹二氏が、「米国による道義的な裏切り」に対して、「ただ呆然(ぼうぜん)として、沈黙するのみである」日本政府の異常さにあきれ果てていた。 ▼外交問題に疎(うと)い小欄も、6カ国協議のなかで、日本が苦境に立たされていることはわかる。果たして打開策があるのか。元外交官で、北朝鮮問題を担当していた原田武夫氏は、日清戦争から三国干渉へ向かう時代にヒントがあるという。当時の中国の権益をめぐる列強のせめぎ合いが、いまの北朝鮮情勢に似ているからだ。 ▼伊藤博文の命を受けた側近の伊東巳代治は、所有する東京日日新聞を使って世論を誘導し、ロイター通信を内閣の機密費で買収して、対外宣伝工作を仕掛けていく(『「日本叩き」を封殺せよ』)。結局、三国干渉をはねのけることはできなかったが、原田氏は、「脅威としての日本」のイメージを十二分に利用して、列強を振り回した伊藤の手腕を高く評価する。 ▼なるほど、伊藤・伊東コンビのメディア戦略に倣って、北朝鮮に対する融和政策の誤りを、米国の世論に訴えていく必要がある。何より、米国を頼みにしない「脅威」を取り戻さなくては。

産経抄 産経新聞 7/25

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