カリスマ！

きっかけは立ち読みでした。

「うわっ過激なエッチシーンだな。」というだけの印象で、

パラパラ～ッと読み進めていたら止まらなくなりました。（１８歳以下の人は読んじゃダメだよｗ）

まづ、登場人物の紹介の仕方が練られた感じで

「この作者は頭がいい。」というところを随所に見えられました。

・・・と書くとちょっと上から目線で申し訳ないのですが

知名度もないし、他にもカリスマという題名の漫画があってそっちの方が人気がありそうだったりと

まったくみくびっていたのでした。


物語の主人公は神を名乗る新興宗教の教祖。

何年か前に世間を恐怖に陥れた○ウム×理教を彷彿とさせる宗教で

私利私欲のために人の心をもてあそぶ悪魔のような人間が主人公というのも

今までになく刺激的でした。


この神の名を語る悪魔にある家族が狙われるのですが

もう一人の主人公である父親が感情移入しにくいほど情けない男で

読者としても「なんかこの男がハッピーエンドになるのもなー。」

と思いながらラストまで引っ張っていくのも目が離せない手管でした。



さて、この漫画を購入したのが古本屋で、①②巻しか置いてなく

いざ残りの③④巻を探す時は苦労しました。

どこにも売っていないんですorz

つまり読んだ人もかなり少なかったんだと思います。

こんなに面白い作品なのに。。。もったいない。


原作者の新藤冬樹氏はやはり凄い小説家みたいで

カリスマの原作小説の他にも面白そうな作品を多数出していたり、

他にも絶対泣ける恋愛小説と呼ばれる作品も書いたりしてるみたいです。