水位:-3.8cm
濁り:1(通常)
水温:21.9度
先日、広島県と広島市、山口県の栽培協会さんが鮎の選別をし、
来年度の鮎となる卵を採取される話をしましたが、
養魚場を巣立って行った選ばれし妊婦の鮎ちゃん、そして元気なオス鮎くん達の
その後の壮絶な運命の物語の密着ドキュメンタリー
そこは、竹原の海沿いにある立派な施設でした
まず、卵には粘着力があるので卵がくっつかないよう
ボールにあらかじめワセリンをぬっておき、そこに卵を絞ります
オスの精子をかけ、まぜまぜ(お料理してるみたいです)
まぜる時に使うのが
これ、水鳥の羽を使うんです 繊細ですね
それから卵を水の入ったバケツに流し入れ、
次にこれ、シュロの木と言うのですがこの木をバケツにつけ
じゃぶじゃぶします
すると・・・ なんという事でしょう 卵がびっしりとついているではありませんか
この、はじめて聞いたシュロの木、岐阜県の1件の業者さんしか作っていないそうです
そして大きな池に入れ、誕生を待ちます
何週間かしてかわいい赤ちゃん鮎の誕生となるのです
赤ちゃん誕生まで職員の方は一粒一粒を顕微鏡で見て
どんな状況か確認されるそうです
また来年、丈夫で元気な暴れん坊となってうちに帰って来てね
職員の方々の繊細で細かな作業に感動です
生き物を扱うという責任と日々のたゆまぬ努力、
皆さん、ちゃんと生まれて、元気に育って、という親心で
愛情深く取り組んでいらっしゃるのですね
ところで、役目を終えた親鮎達ですが、もう精も根もつきはてた顔をしてるのでした
その後の運命は誰にもわかりません・・・