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「須磨水族園」→「神戸須磨シーワールド」バス停改称の様子

長らく神戸市民を中心とするレジャースポットとして親しまれてきた「神戸市立須磨海浜水族園」は施設の老朽化や陳腐化が進んだため2023/5限りで完全閉館し、民設民営の大型水族館を中心とするレジャー施設「神戸須磨シーワールド」として2024/6/1に改めてオープンしました。

https://www.city.kobe.lg.jp/a64051/shise/kekaku/kezaikankokyoku/suma_renewal/

この施設の前には神戸市バス・神姫バスの「須磨水族園」バス停が存在しましたが、旧須磨海浜水族園の完全閉館後もバス停名称は変更されませんでした。神戸須磨シーワールドの名称自体は2023/5/16時点で決定しており、

https://kobesuma-seaside-park.jp/pdf/230516_suma-naming-hp.pdf

「神戸須磨シーワールド」への改称は2024/4/1の市バスダイヤ改正・路線再編のタイミングで前倒しで実施されるかとも思いましたが、利用者の混乱を考慮してか結局神戸須磨シーワールドのオープンと同じタイミングとなりました。

https://www.city.kobe.lg.jp/a71810/sumaseaworld_busstop.html

ただ、その改称の一般向けの発表は改称前日の2024/5/31にまでずれ込みました。私はなかなか情報が公開されないのを不思議に思い2024/5/30に「市バス・地下鉄お客様サービスコーナー(コールセンター)」に電話しましたが、電話に出られた方は「バス停改称の話は聞いていません」とのことでした。結局コールセンターにも一般向け発表と同タイミングでしか情報は下りてこなかったようです。

もちろん交通局の上層部では周到に準備を進めており、時刻検索などは2024/6/1の朝から「神戸須磨シーワールド」に変更されていました。

2024/6/8時点の現地の様子を紹介します。

1つ手前の若宮町バス停(神戸須磨シーワールドホテルの前)。標柱の次バス停標記はもちろん「神戸須磨シーワールド」に変更されています。

2024/6/1に登場したばかりの「神戸須磨シーワールド」行のバス。須磨水族園のすぐ近くには市バスの待機場があり、以前は須磨水族園行のバスが頻繁に走っていましたが、合理化や路線再編で2024年時点ではほぼこの10系統のみとなっています。

その10系統は大赤字路線(100円の収入を得るために421円もかかる)で、80分間隔での運行です。右上に「令和4年4月1日改正」と書かれていますが、神戸市交通局としては今回は単なるバス停名称の変更のみなのでダイヤ改正とは見なさないという判断のようです。

こちらは神戸須磨シーワールド(旧:須磨水族園)バス停。神戸須磨シーワールドのメインゲートのすぐ近くです。

ただ、路線経路の関係で一部系統(10系統の神戸須磨シーワールド始発便など)はこことは別の場所に停車します。その案内は旧名称のままでした。

その「別の場所」の標柱(上記10系統以外のもの)。「須磨水族園」を消した上に「神戸須磨シーワールド」と書いたのが丸わかりです。

こちらは神戸須磨シーワールドオープン後も存続している市バスの待機場。神戸須磨シーワールドを発着点としない系統のバスも乗務員の途中休憩地点として使用しているようです。

こちらは、JR神戸線・山陽電鉄の須磨駅前バス停の様子。案内掲示はまだ「須磨水族園」のままでした。ちなみに、2008/3/15に須磨海浜公園駅が開業するまでは、JR神戸線を利用して須磨海浜水族園を訪れる場合は須磨駅で降りて市バスに乗り換える必要がありました。

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