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山口県内の山陰自動車道の状況

関連ブログ・・・2021/4/30付中国地方のミッシングリンク(幹線道路のネットワークの欠落部)はいつ解消?

上記ブログでは、中国地方の日本海沿いを東西につなぐ高規格幹線道路「山陰自動車道」(一般には略称の「山陰道」で通用)のうち鳥取・島根県内の状況について触れましたが、山口県内の状況について紹介します。

山口県は本州内では人口の割に道路がよく整備されていますが、瀬戸内側および陰陽連絡に比べ日本海側は大きく見劣りします(交通需要からすれば致し方ない面もありますが)。

国土交通省中国地方整備局のサイト内に山陰道のポータルサイトが存在しますが、山口県内に関しては

https://www.cgr.mlit.go.jp/sanindo/progress/yamaguchi/index.html

萩・三隅道路(2008~2011年に開通)と長門・俵山道路(2019年に開通)以外は未供用で、全体の半分程度が事業化に至らない調査中区間です。そして、島根県にまたがる「益田・田万川道路」と、萩市街地の東側に相当する「大井・萩道路」は2021年度にようやく新規事業化されています。

ただ、2020年4月に、山口県内の山陰自動車道の整備を専門に担当する「山陰西部国道事務所」が萩市に設置されており、

http://www.cgr.mlit.go.jp/saninseibu/index.html

http://www.cgr.mlit.go.jp/saninseibu/pdf/pdf_08.pdf

用地買収が難航しそうな区間もあまりないことから、一気に工事が進むかもしれませんね。

同事務所のサイトでは、情報発信にかなり力を入れていることが分かります。

2016年度に着工した「俵山・豊田道路」は長門・俵山道路と接続し、長門市と下関市を最短距離で結ぶ県道34号下関長門線のうち、屈曲部が多数ある豊田湖付近を回避する高規格道路として重要な存在ですが、2022年4月時点での用地取得率は71%・事業進捗率は24%となっています。

2017年度に着工した「木与防災」は、平成の大合併の結果萩市に囲まれる形となった阿武町内の5km区間で、地すべりや落石等の危険性の高い海岸沿い(JR山陰線沿いでもあり、ここが通行止めになると大迂回が必要)を回避すべく前後の区間に先駆けて建設中ですが、2022年4月時点での用地取得率は100%・事業進捗率は46%となっています。

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