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神戸市営地下鉄と神戸電鉄のタッチ決済対応の差について

関連ブログ記事・・・2024/4/10付「六甲山のケーブルカー・ロープウェイが2024/4/11からクレカのタッチ決済対応」、2024/4/15付「六甲山のケーブル・ロープウェイのクレカタッチ決済対応は告知に温度差

2024/4/14は、結局以下の交通機関にタッチ決済対応のクレジットカードを用いて乗車しました。

 ・六甲ケーブル ・六甲山上バス ・六甲有馬ロープウェー ・神戸電鉄 ・神戸市営地下鉄 ・みなと観光バス(坂バス)

同じ都市交通としての鉄道でも、タッチ決済の読み取りリーダーの設置場所は「神戸市営地下鉄=自動改札機、神戸電鉄=有人窓口」と異なり、後者は神戸市営地下鉄との連絡駅である谷上駅と有馬温泉駅、それに有馬温泉方面の電車の乗換駅となる有馬口駅のみです。

神戸市営地下鉄での使い勝手は、読み取りリーダーを設置した自動改札機が基本1駅あたり1台しかない(三宮駅はさすがに2台)ことを除けば、交通系ICカードと何ら変わりません。西神・山手線の三宮駅と海岸線の三宮・花時計前駅の間は「改札外の徒歩連絡だが運賃は通算される」ようになっており、もちろんタッチ決済にも適用されます。

西神・山手線三宮駅のタッチ決済対応自動改札機の様子。

海岸線三宮・花時計前駅のタッチ決済対応自動改札機の様子。

海岸線みなと元町駅のタッチ決済対応自動改札機の様子。神戸電鉄では3駅しか使えないことの注意喚起があります。

ちなみに、谷上駅は神戸市営地下鉄と神戸電鉄の接続駅(改札を出ずとも乗り換え可能)ですが、自動改札機は神戸電鉄仕様のものしか設置されておらず、タッチ決済の読み取りリーダーも自動改札機ではなく有人窓口に設置されています。このことは神戸市交通局の関係者にとっては常識中の常識なので、交通局公式サイトの「市営地下鉄タッチ決済乗車 よくあるご質問」のページでは特段の記載はありません。

但し、タッチ決済の宣伝だけは大々的になされています。(有馬温泉駅では宣伝は見当たりませんでした)

有馬口駅のタッチ決済の読み取りリーダーは、自動改札機より線路側の駅舎の壁に設置されています。おそらく、タッチ決済利用の際は、実質無札で自動改札機を通過せねばならないことから、駅係員に何らかの対応をしてもらう必要があると思われます。

有馬温泉駅のタッチ決済の読み取りリーダーは、有人改札口に設置されています。

ちなみに、カードの利用実績を照会すると、以下のような感じになりました(不要な項目は削除しています)。

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こうべ未来都市機構/交通利用/NFC 1030
タッチ決済交通利用/NFC        690
六甲ケーブル・バス/交通利用/NFC   860
みなと観光バス/交通利用/NFC          210

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上から順に、「六甲有馬ロープウェー」「神戸市営地下鉄+神戸電鉄(連絡利用)」「六甲ケーブル&六甲山上バス」「みなと観光バスの坂バス」です。

六甲有馬ロープウェー・・・運営する事業者名(こうべ未来都市機構)が表示される・・・まやビューラインも同社の運営だから?

神戸市営地下鉄+神戸電鉄・・・別々の事業者の利用分が一括して計上されるので、事業者名も路線名も出さず単に「タッチ決済交通利用」と表示される

六甲ケーブル&六甲山上バス・・・運営する事業者が同じ(神戸六甲鉄道)なので一括して計上されるが、事業者名は出さず路線名が表示される

 

ちなみに、坂バスの運賃箱に設置されたタッチ決済の読み取りリーダーは、ICOCAなどの交通系ICカードが使えるようになったと勘違いする客があまりにも多いためか、普段は電源オフにしてあり、私のようなタッチ決済の利用客が登場した場合だけ電源をオンにしていました。

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