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六甲山のケーブル・ロープウェイのクレカタッチ決済対応は告知に温度差

2024/4/10付ブログ記事「六甲山のケーブルカー・ロープウェイが2024/4/11からクレカのタッチ決済対応」の続きです。

早速、六甲山・摩耶山の各ケーブル・ロープウェイのクレカタッチ決済対応の様子を見てきました。(同時に対応した六甲山上バスについても別途レポート予定)

1.六甲ケーブル下駅

山麓の六甲ケーブル下駅の改札前や乗車券売り場には、意外なことに「クレジットカードのタッチ決済に対応した」旨の掲示類は一切見当たりませんでした。こちらには自動券売機はもともと設置されておらず、「観光客の目的地に応じて適切な企画乗車券を販売する」仕組みになっています。確かに、六甲ケーブル山上駅は基本的に「山上で運行する路線バスとの接続地点」という位置づけであり、少なくとも単純にケーブルだけの乗車券を購入するようなニーズはほぼありません。タッチ決済だと確かに窓口に並ぶ必要はありませんが、少なくとも日本国内の観光客であれば、この位置づけ故にそのメリットは減殺されます。

ちなみに、窓口でもクレジットカードは利用可能です。

もちろん、タッチ決済の読み取りリーダーは、改札脇にちゃんと設置されています。

2.六甲ケーブル山上駅

こちらにも、「クレジットカードのタッチ決済に対応した」旨の掲示類は一切見当たりませんでした。ただ、これまでは窓口で使えていたクレジットカードが利用停止になり、改札口でのクレカのタッチ決済のみとなった旨の手書きの掲示がありました。

これが、改札に設置されたタッチ決済の読み取りリーダー。

3.六甲有馬ロープウェー・六甲山頂駅

こちらでは、一転して「クレジットカードのタッチ決済に対応した」旨を大々的に宣伝していました。この施策は神戸市が推進しているものであり(リリース文参照)、神戸市が出資する「株式会社こうべ未来都市機構」が運営する六甲有馬ロープウェーと純民間の六甲ケーブルでは意識の差が出てくるのはある意味当然ですが、ここまで露骨とは恐れ入りました・・・ ちなみに、やはり純民間の六甲山上バスの車内でも積極的な告知はありませんでした。

タッチ決済の読み取りリーダーは、乗車待ちの列の先頭にあたる場所に設置されていました。

4.六甲有馬ロープウェー・有馬温泉駅

こちらでも盛んに宣伝していました。タッチ決済の読み取りリーダーは、やはり乗車待ちの列の先頭にあたる場所に設置されていました。

5.まやビューライン・摩耶ケーブル駅

今回はまやビューラインには乗車していませんが、摩耶ケーブル駅(山麓側の駅)の様子のみ見てきました。

まやビューラインは六甲有馬ロープウェー同様「株式会社こうべ未来都市機構」が運営していますが、

https://koberope.jp/news/post-5631

告知のしかたは六甲有馬ロープウェーに比べてやや控えめでした。

タッチ決済の読み取りリーダーは、改札のすぐ前に設置されています。

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