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南紀白浜空港の国際線ターミナルに関する産経新聞の記事について

南紀白浜空港の国際線ターミナルに関する情報は、このブログを書いている時点でも空港公式サイトのどこを探しても出てきません。空港施設のページでは現実に使用されているコンシェルジュエリアのみが掲載されており、旅立つ空港図書館に関してはリリース文が存在しますが、それぞれが国際線ターミナルの一部であることはわかりません。

一方、2023年12月以降、産経新聞のサイトに南紀白浜空港の国際線ターミナルに関する記事が2件掲載されています。

2023/12/4付「飛行機見ながら読書 南紀白浜空港に図書コーナー

2024/1/7付「16億円かけ新設「国際線ターミナル」が大苦戦 和歌山・南紀白浜空港の誤算

いずれも内容に不十分な点があるので、補足しておきます。

1.前者(旅立つ空港図書館)について

記事には2023/10/14に開催された空の日フェスタでお披露目されたように書かれていますが、正確には2023/10/12付ブログ記事で書いたようにあくまでも「新ターミナル保安エリア見学ツアーの一環として、保安エリア内にある旅立つ空港図書館を見学ツアー参加者にお披露目した」レベルの話であり、担当者の弁のように「図書館までのアクセス経路をどのようにするかが課題になっており、対応策を検討中」なのが実情です。その担当者は「イベントでの公開情報は選書担当のHLM社の公式サイトで公開する」ともおっしゃっていましたが、このブログ記事を書いている時点のHLM社公式サイトのNEWSのページには上記空港公式サイト同等のリリース文より新しい情報はありません。まあ、掲示板や回覧板のようなツールを用いて地域住民限定で公開した可能性も無きにしもあらずですけど。

2.後者(国際線ターミナルの未活用)について

上で書いたように空港公式サイトでは国際線ターミナルについて何の案内もないので、記事を読んで???と感じた方もおられるかもしれません。ただ、間違いなくいえるのは「CIQ機能は使われていないものの、国際線ターミナルの1階は2023/9/5以降コンシェルジュエリアとして活用されている」ことです。もう1つ間違いなくいえるのは、「南紀白浜空港の国際線ターミナルについてネガティブに取り上げた新聞記事<新聞社が提供するネットの記事も含む>はこれが初めてである」ことですね・・・

なお、2月の韓国からの国際線チャーター便については、最初のベトナム便と同様、南紀白浜エアポート社ではなく和歌山県が発表しています。

https://www.pref.wakayama.lg.jp/chiji/press/05/12/20231220_d/fil/231220_2.pdf

https://www.sankei.com/article/20231222-ICCCG5Z7C5JUFO45MMH2XZZRE4/

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