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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

Be Cool

2006年09月05日 | 映画
 ザ・ロックのファンとしては、これは必見映画です。もっとも、強いロックが好きな方は違う評価かもしれませんが・・・。
 トラボルタ主演のゲット・ショーティーの続編で、映画業界で成功した主人公が、今度は音楽業界に挑む話です。
 原作は当然同じ人ですが、監督、脚本は、全く違う人がやってます。大抵のミュージックビデオ出身の監督の映画は、まとまりがなく、お話がつまらないのが多いのですが、この監督は違いました。テンポもいいし、ギャグも冴えてます。
 しかし、なんといっても一番笑えるのは、ロック演じる役者でブレークするのを夢見るホモの用心棒!彼の持っている唯一の芸が、片方の眉毛を上げる(芸か!)ピープルズ・アイブロウです。
 撮影の仕方もあるのでしょうが、あれだけゴッツイ身体してるロックが、結構細身に見えるようにとっていて、オカマ臭さ爆発です。
 劇中で、彼のミュージックプロモがかかるのですが、これの貧乏臭さと駄目っぽさがかなり笑えます。特典で、フルバージョンのが入ってましたが、その冒頭、監督自ら、自分のミュージックビデオ製作の経験から、やっちゃいけないことをすべてつぎ込んだ史上最低のプロモを目指したと語っていました(^。^;;
 しかし、ロックは、歌も踊りもうまいですね~。作品の最後に、バックダンサーで、耳にハイビスカスの花をさして、腰蓑一丁で踊ってるんですが、これがまた上手です。
 殴り合いでは、トラボルタにあっさり倒されてばかりで、そのやられっぷりと表情も相当笑えました。
 ラッパーの間抜け男もかなり笑わせてくれたので、うまいコメディアンだなと思ってたら、実は、ミュージシャンでした。本職のコメディアンとしか思えない演技です。
 他にも、エアロスミスのスティーブン・タイラーが、結構芝居してました。おまけに、コンサートも見せてもらえます。(しかし、この人の人間離れした顔を見るにつけ、この遺伝子のどこから、リブ・タイラーみたいな美人が出てくるのか、大自然の不思議を感じずにはいられません(^。^;;
 他にも、ユマ・サーマンとトラボルタのダンス・シーンとか、見所も多いのですが、ストーリー展開もテンポがよくて、大笑いして痛快に終わります。
 ゲット・ショーティーを見てなくても、単体で十分楽しめますし、もちろん見ている人は、もっと楽しめます。
 私のお気に入りのコメディになりました。機会があったら、ぜひご覧ください。 


ビー・クール

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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