センチネル

　２４の映画版みたいだという評判のセンチネルを見ました。役どころは若干違いますが、お話の運びは、確かに24っぽかったです。キーファー・サザーランドは、いつもと逆の役回りで、彼の役どころをマイケル・ダグラスがやってます。ただ、役者の並びを見ていると、マイケル・ダグラスが一番大統領っぽい重みがあるのがなんとも…。
　なんせ、この映画の大統領演じているのは、かのカルト的コメディの俺はハマーだでスレッジ・ハマーを演じているデビット・ラッシェですから。暗殺計画があっても、マギー渡しときゃ大丈夫だろとか思っちゃいます＾＾；
　キーファーと組んで捜査に当たる新人捜査官を演じているのはエヴァ・ロンゴリア。デスパレートな妻たちとは打って変わって有能なエージェント演じています。女性捜査官のキャラは、ありがちな、肩肘張ったタイプや、過剰にセクシーなタイプではなく、ごく自然体に有能なのがちょっと新鮮でした。銃の構え方が実に様になっていますが、実生活でも、お父さんの影響で、射撃には親しんでいるらしです。実際の射撃の腕前は、マイケルやキーファーがほとんどダメなのに、彼女は、相当なものだったようです。
　それはともかく、この映画のキャストは、TVシリーズでよく見かける人がかなり目立ちます。
　今までの映画の中で、一番シークレット・サービスがカッコいい映画でした。
　敵がちょっとパッとしないのと、陰謀もあまり根が深くなかったり、じっくり鑑賞するには難がありますが、さらっと見て楽しむには適していると思います。