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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

作業用船台設計作業開始

2004年09月04日 | HMS ビクトリー製作日誌
 翻訳の速度が遅くなったので、頭を切り替えるためにも、作業用船台の製作を考えてみることにしました。
 普通、作業用船台というとキールを挟み込んで固定して作業をしやすくするものを思い浮かべることが多いのですが、ここでいう作業用船台は、全く逆の形、つまり甲板側を下にして一番上にキールが来るように固定するもののことです。
 以前にも触れましたが、水平な板にフレーム実寸図(あくまで模型の実寸ですよ念のため^^;)を転写し、各フレームを固定できるように、ガイドを取り付けてゆき、狂いを少なく作業を進める事を目的としたものです。
 こちらのほうが、ずっと簡単に船体の基礎工事が出来るのでお勧めですが、フレーム内部の作業はしにくいので、リバンド(実際の造船でフレームを建てこんで、外板を張るまでの間にフレームが狂わないように取り付ける臨時の外板)を取り付けて、作業工程に応じて、従来の船台にも移動して作業を進められるようにしてやる必要があります。
 設計というほどの作業はないのですが、唯一、今回はスクラッチではなくキットなので、シアーライン(船の前後方向についたカーブのことです)に沿ってフレームが切り出されていて、このまま板に乗っけたのでは、キールにちゃんと取り付けられません。そこで、シアーラインに沿ってフレームの位置で嵩上げしてやる必要があります。スタンポスト(艦尾柱)とステムキールから立ち上がった艦首の部分)を結ぶ直線から、各フレームの位置でのブルワークまでの高さの分だけ、板(角材)を切り出して固定してやるのです。
 この寸法だしの作業に取り掛かってみました。

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