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スクラッチ木造帆船製作日記と映画、スタトレなどあれこれです。

グローリー

2005年06月09日 | 映画
 アクターズ・スタジオ・インタビューでモーガン・フリーマンをやっていたので、この作品を思い出しました。アクターズ・スタジオ・インタビューは、毎回、興味深い内容なので、気がつく限り見るようにしています。
 公開時に見たわけではありませんが、この作品で、モーガン・フリーマンとデンゼル・ワシントンの名前を覚えました。デンゼル・ワシントンは、作品によって、話し方もすっかり変わりますが、モーガン・フリーマンは、神様やろうが、大統領だろうが、スパイのボスだろうが、ポン引きだろうが、ヒットマンであっても、程度の差こそあれ、いつも、同じ訛りで話しますね。特徴あるアクセントなので、耳に残ります。その中でも、このグローリーの時が、最も極端に訛っていました。
 ラスト・サムライの監督です。ラスト・サムライは、不勉強極まりない作品で、ああいったいい加減な脚本を歴史ドラマだと言われると腹が立ってしまいますが、ファンタジー映画として見れば、映画としてはいい出来でした。こちらの方は、ラスト・サムライ並みにいい加減だったとしても、私は詳しくないのでわかりません。もっとも、自国の歴史なので、あそこまで呆れ返るほどいい加減な事はないでしょう。
 従って、非常に感動できました。黒人兵が戦闘するのは、第二次大戦のバッファロー師団からだと思っていたので、南北戦争時に、こうした部隊が編成されていた事は驚きでした。(私が、この映画を見て、このように思ったように、ラスト・サムライみて、あれが歴史だと思われるのが腹立つわけです。)
 南北戦争後、奴隷の開放宣言がなされ、その後、選挙権が与えられますが、その後、南部諸州では、参政権が剥奪され、ケネディ政権下の公民権法まで、後戻りした事も、この映画を見たのをきっかけに調べてはじめて知りました。そう言う意味では、非常に勉強になった映画です。
 日ごろ情けない役とか、ラブコメが多いマシュー・ブロドリックですが、この映画の大佐は、実に的を得た演技を披露しています。
 何かのきっかけで、思い出し、また見たくなる名作映画です。
グローリー [SUPERBIT(TM)]

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2 コメント

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Unknown (pannie)
2005-06-12 11:37:42
初めまして。

他の人の「グローリー」ブログのコメントを拝見して、お邪魔致しました。



モーガンを見て、グローリーを思い出されたとのこと。

私も、毎回どんな作品に出てるモーガンを見ても、まず浮かんでくるのは「グローリー」です。

デンゼルも同様です。

それくらい、この作品の二人は強烈でした。

靴が欲しくて飛び出した、デンゼルの少年みたいな眼差しは忘れる事が出来ません。



「ラスト・サムライ」が同監督だと知ってはいましたが、不勉強な内容なんですね。

まだ見ていませんので、観る時には「ファンタジー」として観る事にします。
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いらっしゃいませ (ろっく)
2005-06-12 13:43:24
 そうですね。デンゼルも非常に良かったですね。名シーンの多い映画ですが、私は、決戦前夜の祈りのシーンが一番好きです。

 アミスタッドも良かったですけど、グローリーには及ばない気がします。

 また遊びに来てくださいませ
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