あひるはぐわぐわひよこはピヨ!

コントラクトブリッジのことや轟鬼くんと川口真五さんのこと、子供のことなど徒然なるままぐわぐわと書きます。

サンプル・キティ

2006-02-19 21:28:58 | まんが
このところ本屋に行くたびに気にして探してるマンガ文庫はこれ。
サンプル・キティ(4)
サンプル・キティ(4)

2月中旬発売予定って書いてあったじゃんよう~いつ出るんだよう!!
ともう1週間近く待っているのだった。

でも今楽天でみたら「1~4日以内に出荷」になってた。
じゃあどうして今日も本屋にないのよ?
明日行けばあるのか??まさか??

これ、雑誌連載時も読んでたんだけど、かなりぶっとんだ話なのに妙に生活感というか普通っぽさがあるところがいい。
昔、筒井康隆の小説で、ものすごい非現実的な事態に直面した妻が突然「あなた、もう寝ましょうよ」と言い始める、というギャグ(ギャグなのか?)があったが、なんとなくそれを思い出す。
#この台詞はその作品中何回か繰り返されてて、’あまりの非現実さについていけなくなった妻が、日常に逃げ込もうとしてそう言ってる’というような夫の説明付だったはずだけど・・・あああなんてタイトルの話だか全然思い出せないや。

文庫で言うと1巻目が第一部、2巻~4巻が第二部みたいなもの。
雑誌掲載時に後者には「郭公な私たち」とサブタイトルがついてた。
当時はその「郭公・・・」になってから長くなりすぎてわけわからなくなりかかった覚えがある。
そのせいか、結末を覚えてないのだ(ぶはははは)。
だ・か・ら!
うっかり買ってしまった1、2、3巻を抱えて「はよ出ないかな~どうなるんだっけおたおた(?)」と4巻を待ちわびてるって訳だ。

え、どんな話かって?
筋書くとなんかハードな話に見える(うん実際ハードかも)と思う。
しかし、特に第一部の主人公の普通っぽさでなんか・・・違っちゃってるんだよね~。
もうそれがねえらく好きなんですよ。
少女誌連載だったのに(といっても花とゆめ別冊だったからなんでもありか)、この主人公ときたら子持ち主婦。
雑誌掲載時のキャッチフレーズは「お茶の間ホームSF」とかなんとかだったような。
(よく考えるとこれじゃ意味不明だから違うかも)

’小夜子は見た、わが子の頭めがけて落ちてきたやかんが粉々になるのを。そしてそれがすべての始まりだった・・・’
とか書けばものすごくSFチック(「エディプスの恋人」の紹介文がこんなだったと思うが・・・違うか?)だが、その後主人公小夜子が言ったことと言えば
「お給料日の前だからやかん買えない」
「当分麦茶をお鍋で作らなくちゃ!」
をいをいをい・・・
まあ一時が万事そんな風だったりする・・・かな?

でもね、小さい子供がいるとこうかもなぁ・・・って妙に納得しちゃったりするんだな、これが。
目の前の現実で結構いっぱいいっぱいになっちゃったりしがちだから、あまりにそれとかけ離れたものにでっくわしたところで・・・普段の日常範囲での反応しかしないんじゃないかと。
そこが先に挙げた筒井康隆作品の妻とも通じると感じてるようです、私は。

この作者、明智抄の作品はそういう’妙なんだけどひょっとしてそうかも’と感じる描写が多いです。
ある意味、生っぽいというか、どろどろっとしたものもあって。
学生の頃はそれがちょっとイヤに思った時もあったけど、今となると非常に面白い。

「郭公な私たち」に入ってからの、謎解き的な面白さもすごい。
なぜ、どうしてそうなったのか?
探す自分と、もうそれを知ってるはずの自分を感じ取る主人公(但し第一部とは別の人)。
彼女が何を求めて、何を欲してどう決着つけるのか。
あああ4巻が待ち遠しい待ち遠しい。
どうして記憶に残ってないんだぁ結末がぁ~。

これ読んでから、やたら焼きそばが家のメニューに登場するようになっちゃった。
焼きそばはね、普通の生活の象徴なんだなあ。
そして赤ん坊にはひよこの柄のお布団を準備するもんだと当時思い込みそうになったことも読んでて思い出しました。

ええっ全然マンガの紹介になってない?
だって下手に筋紹介してもつまんなくなりそうなんだもん。
興味があったら是非ご一読下さい、って感じで。

た・だ・し。
スプラッタな描写がごく一部にあるので、そういうの苦手とか夜寝れなくなるという方にはオススメしません。
あ、あとは・・・妊婦さんには勧められません。というか、読まないほうがいいと思います。ちとつらい描写があるんで。

てなわけで、今月最も本屋に入荷するのを心待ちにしているマンガのお話でした。

サンプル・キティ(1)
サンプル・キティ(2)
サンプル・キティ(3)

まぁ、明智抄といえば「始末人シリーズ」のが知名度高いかもですが、そっちは主人公が美男だったんで昔の私はなじめませんでしたとさ(爆)。
今読んだらもっと面白がれる?かな??

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ついでに筒井康隆の「エディプスの恋人」って文庫でまだ入手できるのかな?と調べたらこうなってました。
エディプスの恋人改版

改版・・・一体どこがひっかかったんだろう?何を直したんだろう??
気になるから読んでしまおうかしらん。
実家にある元の版と読み比べたい気もちょっぴり。

といっても、七瀬シリーズはそんなにのめり込んでなかったんですが・・・。
(筒井康隆は大好きでしたが)

スノーボードクロス

2006-02-19 12:29:12 | TV観戦(五輪、他)
スノーボードクロス、新競技&ちょっと面白そうってことで見てました。
いや~これは面白い!エキサイティング!!
私の好きなスピード系だし、その上4人で滑るからアクシデント続出!!

トーナメントで4人中上位2名が次に進めるんですが、これがもう単に速ければいいってもんじゃないんですね。
ぐぐっと遅れてた四番手が、2位3位争いの2人が接触転倒した間隙を縫って2位ゴールしたりがあるんですから。
1、2、3番手が絡んで転倒、4位だった人が一位ゴール!ってのもあった。
そんな競技だから、有力候補が途中で姿を消したりも大有りあり。
なんだかわかんないけど2位に入っちゃった!!もありあり。

「一瞬の判断力」が必要と解説の方も言ってました。
個人の力量や技、精神力が問われる競技もいいけど、こういう自分以外の不確定要素に対する対応能力まで必要な競技ってのもあっていいと思う。

男子決勝は手に汗握るいい試合でした。
最後は2位の選手につい声援を送っちゃいましたよ(判官びいき)。
あと80センチ差の銀メダル・・・もう見ごたえばっちりでした。

そして!女子の決勝!!
まさかあんなことがあろうとは!!!
確かに、順位が確定するとどの選手もジャンプしたときグラブ入れたりとギャラリーサービスするんです(そういう競技、という話も解説にあったし)。
だからぶっちぎり1位だった選手がそれをやるのはうんうん納得だったけど、
まさか着地でバランス崩すなんて!!!
思わず「えええええー!!!」ものでしたよ。
しかもそのまま転んでコースの外まで・・・うわあああ~。
その間に2位の選手が追い抜いてゴール!!!
「これだから最後までわからないんですこの競技は!!」叫ぶ解説者。
「なにがあったのかわからなかった」だろうなぁ優勝選手。
悔やんでも悔やみきれないだろうなぁ2位になっちゃった選手・・・

というわけで、「きっとファンが増えるだろう」とアナウンサーが叫んでいた通り、見ていてドキドキ感のある競技でした。

やっぱりダメでした

2006-02-19 11:39:55 | Weblog
これも個人的記事なんて、適度に飛ばして下さいませ。

木曜日に検査して、流産を確認しました。
手術までは「長い外出は我慢してね」なんで適度におとなしく過ごします。

沢山暖かいコメントいただき、本当にうれしかったです。
どうもありがとうございます。
今はほんのちょっと、内側に気持ちが行ってますが、書きたい記事もあるのでぼちぼち書いたりしながらリハビリ(?)しますのでよろしくお願いします。

しかし手術後2、3日はなるべく安静、なんでまた更新滞ることでしょう、お許しを。