ガイド日誌 - 北海道美瑛町「ガイドの山小屋」

北海道美瑛町美馬牛から、美瑛の四季、自転車、北国の生活
私自身の長距離自転車旅
冬は山岳ガイドの現場をお伝えします。

チャリ旅の季節

2014年10月15日 | 自転車の旅 海外

旅用自転車のタイヤです。
奥の古いほうはツルツルですね。新品(手前)に交換しました。
僕の愛用は、長距離チャリダーの国際基準かつ定番の「シュワルベ・マラソン・プラス」です。
タイヤの中心部が分厚くなっていて、パンクしにくいのです。



自転車を飛行機に乗せてもらうためには分解梱包しなければなりません。
手前は新品のタイヤに交換したばかりの旅用のホイール(車輪)。
フル装備の重たい荷物を積んでいることを前提に、それ以上の酷使に耐えるよう特別頑丈に組んだ車輪です。海外長距離旅では軽量化よりも質実剛健であることが重要なので、こちらの車輪を使用します。



分解状態
ひっくり返した状態でタイヤとペダルを外します。続いてハンドルを手前に180度回します。正式なやり方ではなく僕が昔からやっている我流梱包ですが、作業が早いのです。ツーリング・チャリダーはフットワークが大事、準備は素早く!



僕の旅用工具
意外とシンプルです。これだけでトラブル全般に対応しなければならないのですが、僕の自転車は使われているネジがほぼ統一されているので、たくさんの工具を必要としません。このほかにアーミーナイフと予備のスポーク(車輪の骨)、ロックタイ多数、ガムテープを持っています。今のところコレで何とかなってます。



あっと言う間に梱包完了。
今年はフロントキャリアと装備の半分を国際小包で送ったので、自転車はフロントキャリアが無い分、ぐっとコンパクトになりました。これで移動や入国通関や乗り換えが楽になります。



ペダルと工具は重たいので機内持ち込み荷物にしてしまいます。これは預け荷物の重量制限20kgに収めるための工夫です。
機内持ち込みに工具はダメなんじゃない?って思いますよね?
これが、案外と大丈夫なんです。ただしスパナは持ち込み制限の15cm以内のものを使っています。制限ギリギリの14.5cm!



十勝岳はすっかり真っ白。冬山シーズン待ったなし!
トレーニングの季節到来、夏の間にすっかりタルんでしまった身体を徹底的に絞り、酷使し、南緯47度の暴風を浴びながら野生の勘を取り戻す努力をしなければなりません。マンネリで怠惰な英語も今一度、鍛え直さなければなりません。
年末に帰ってきたときにはバリバリ現役、キレッキレな冬山山岳ガイドに変身しているはず。

たぶん、ね。



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