スティーブ・ジョブズ氏がアップル社の社長から退任した。
「アップル社を率いることができなくなった時には、私の口から直接発表するといつも言ってきた。
残念ながらその日が来た。
アップル社の社長をここに勇退することを伝えたい。
望まれればアップル社に何らかの形で関わるつもりではいる。
私の後継者については、ティム・クックを推したい。
まだまだアップル社は発展途上であり、これから新しい役割を担いつつアップル社の将来を見守っていきたい。
アップル社ではかけがえのない友人を作ることができた。
長年にわたって共に働けたことを感謝する。 」
(スティーブ)
"I have always said if there ever came a day when I could no longer meet my duties and expectations as Apple's CEO, I would be the first to let you know.
Unfortunately, that day has come.
I hereby resign as CEO of Apple.
I would like to serve, if the Board sees fit, as Chairman of the Board, director and Apple employee.
As far as my successor goes, I strongly recommend that we execute our succession plan and name Tim Cook as CEO of Apple.
I believe Apple's brightest and most innovative days are ahead of it.
And I look forward to watching and contributing to its success in a new role.
I have made some of the best friends of my life at Apple, and I thank you all for the many years of being able to work alongside you. "
(Steve)
この日がやってくることは分かっていたが、やはり寂しい。
WSJにスティーブの名言集が載っている。
その中からいくつか拾ってみたい。
テクノロジーについて:
「われわれは生まれてきて短い間存在し、死んでいく。このことは長年にわたって繰り返されてきた。技術が進歩してもこの事実を僅かなりとも変えることはできない。」
デザインについて:
「マックを他人のために作っているのではない。製品の出来具合は自分たちで判断する。だから市場調査は要らない。自分たちが一番良いと信じるものを作るだけだ。」
「家具を作る時、壁に面しているからと言って裏側に安い材料を使ったりしない。たとえ誰の目に触れないとしてもだ。裏側にも最高の木材を使う。徹頭徹尾、美しさと高品質を追求しなければならない。」
事業について:
「墓場に行く時に一番金持ちである必要はない。夜、床につく時、今日素晴らしいことをしたと言えるかどうか、それが一番大切だ。」
(アップル社を建て直すにあたり)
「アップル社に必要なのは経費削減ではない。特効薬は独創的な発想で窮地を脱することだ。」
生き方について:
「海軍に所属するより海賊になった方が楽しい。」
「何か素晴らしいことを達成したら、すぐ別のことを始める方が良い。いつまでも過去の栄光にすがらないように。」