続きです。
株というのは、証券会社に口座を作れば誰でも買えます。
基本的には口座に100万円あるならば、100万円分の株券を買えます。
(面倒だから手数料とかは無視)
1株500円だとすると2000株ね。
100円下がると20万円の損失。
200円下がると40万円の損失。
確かに「大変」な事態だけど、まあ元銭が減っただけ。
株を買うときに「信用買い」ってのもあります。
信用買いは口座に有る資金の3倍までの購入が出来ます。
口座に100万あるなら6000株ね。
100円下がると60万円の損失。
200円下がると120万の損失。
あ、2日で元金割れしてしまいますね。
この-20万円は信用買いで購入してから6ヶ月以内に返さなければなりません。
期限は1週間後かもしれません。
元金の100万円もなくし、さらに20万円を返さなくてはいけません。
信用買いは現金だけではなく株券も使えます。
100万円分の株券2000株を担保に別の銘柄を購入するのです。
この場合、実勢価格のxx%となります。
70%だとすると、70万円分の株を購入できるわけです。
ところが、マネックス証券が評価を「0」に修正しました。
マネックス証券でライブドア関連の株を担保に他社銘柄を購入している人は、担保能力がなくなったので追加担保(追い証)を入れなければいけません。
つまり、すぐに70万の現金を用意しなくてはならないのです。
これは大変です。
他の証券会社も追従する可能性もあります。
ただ、マネックス証券はやりすぎだという声もあります。
何故でしょう?
追い証の為に他の株券を売却する人も出てくるからです。
急いでまとまった現金が必要になりますから。
そうすると株価平均にも影響が出てきます。
マネックス証券に追従する証券会社が出るのを恐れて、個人投資家が「狼狽売り」を始めたら?
水面に小石を投げ込んだように波紋が広がって行く訳です。
どうでしょう?
ただ「逮捕されるのかなー?」だけじゃないんですよ。
ちなみに株価が1円になったり上場廃止になると…もっと大変です。