暴利を貪る米問屋

FX専門。Mの根っこの金をワールドニュースから読み解く手法。伊勢外宮詣はマスト。
投資における責任は負いかねます

株価予想日記#207

2021-05-11 08:31:57 | 日記

おはよう御座います。

当ブログは、日々のニュース・バルチック海運指数・SKEW指数・VIX指数をもとに、東証1部(1482:米債ヘッジ・1552:VIX短期・1679:NYダウ・2561:日本国債)…の始値を予想するブログです。

 

 

 

<今日の私的材料>

  • 11日~13日は米国債入札。∴金利と為替(上昇速度)に注意。

…先週の雇用統計ネガティブサプライズから、ダラスやシカゴの連銀総裁らが相次いで「雇用の鈍化は一過性」「テーパリングは今後議論が必要となってくる」「米経済は再び強く上昇する」などと、タカ派発言。⇒∴米10年債金利上昇へと。

ソニーFHの尾河さんは「米CPIは2%を超えてくると見るが(これだけのコモディティ⇑なので)、FRBは「インフレは一時的な物」「緩和は続ける」と言い続けると見られているので、マーケットも「2%超え」には反応しないと見ている(『今後、テーパリング議論が必要』とか、連銀総裁発言をうまく使い、バランスをとっていくFRB、とも)」

原油とGOLDが同時に上昇しているという、めったに見ない直近のマーケット(ジャブジャブの副作用)。コモディティの上昇(鉄鉱石・銅・木材etc. )が株にも為替にも大きく影響中。今朝のモーサテでは、DZHフィナンシャルリサーチの東野さんが「グロース指数は2月に頭打ち。現況はバリュー優位でグロースが不利な局面(米でも巣篭り⇒バイデン恩恵”を受ける銘柄へと)。景気敏感株(海運・鉄鋼・銀行etc. )の業績回復で、『今後もバリュー⇑は続く』」と。しかし、ブルームバーグインテリジェンス田村さんは「バリュー上昇は終焉だろう」と。

ダウは昨夜初めて一時35000$を超え、過去最高値を更新しましたが、appleやGoogle親会社のアルファベットやFBなど大手ハイテクへの投資判断が「収益が鈍化する」となされたことで、ダウもこれに足を引っ張られた形。終値では・ダウ: 34742(⇓34)・ナスダック: 13401(⇓350)・SP500: 4188(⇓44)でした。

新しく出てきた情報も「すでに知っている情報」なら「既知でダメじゃん」で下げる直近、「もしかしたら、この人本当にやるかも」で上昇な今(孫さんとか)。

…HY債に過去最高の投資資金流入中。リスクオンでもオフでもない今(買う人沢山で売る人がいない)。「悪い金利上昇」vs「良い金利上昇」が拮抗している為。個人消費が景気の行方を決める米では、「個人消費=雇用」とFRBは見ているので「悪い雇用統計が出てもFRBは緩和継続で助けてくれる」が実証された今回。

…来年の米中間選挙。トランプの情勢が無視できない(人気がある)ので、バイデンも巨額財政出動を突き進む、とマーケットは見ています(今週、共和党と民主党の協議が進むかどうか。共和党は対案をまとめていますが、民主党はその対案を押し切り、民主独自で進めていくと見られています)。

民主党内での(左派とか)パワーバランスという課題もありますが、政策を潰すとその責任が自分たちに回ってくるので、おとなしい左派。等々、ズルく上手く左派を転がしているバイデン。∴バイデン巨額インフラ投資案は共和党を見切って突き進むと見られています。

…米コロニアル・パイプラインへのサイバー攻撃。米はロシア政府と関係の深い”ダークサイド”が関与と断定。ダークサイド側は「目的は金銭。政治的なものではない」的な発言を出していました。バイデン大統領は「ロシア政府の関与はないが、関係者はロシアに居る」と。「ロシア政府が関与するべきだ」とも。「週末までにパイプラインを再開させる」とコロニアルパイプライン。これからドライブシーズンに入る米なので、ガソリン・ディーゼル価格に注目(NY WTIは64.92(⇑0.02)でした)。&サイバー空間テロによる”国家安全保障”問題は、今後、インフラに限らず半導体工場や”アングロサクソン”対象のテロにも注意、と日経FT。

…独ビオンテックが、ワクチン工場をシンガポールに建設(対アジアで)。ファイザーと共同開発しているビオンテック。

…英のコロナ規制解除。6月中に大部分を規制解除するとしています。しかし、EUはアストラゼネカのワクチン購入を6月で辞め(契約不履行で)、その後はファイザーと契約(∴ファイザーのワクチン価格が急騰中)。

…イスラエルのガザ空爆。死者も増えています。エルサレムの衝突はさらに激化している今。

…今朝のモーサテ、ソニーFH尾河さん。

米実質金利が低下している今、”107円前半まで一旦は下落してもおかしくない”と

コロナ対策での各国未知の巨額金融緩和により、各国中央銀行の資産が増・巨大化している今。特に⇓

            • 加 中銀:先月に”テーパリング開始”を発表している(資源国なので、直近のコモディティ急騰でインフレ圧力⇑)。
            • 英 イングランド銀行:次の”テーパリング・出口政策に向かう”最有力候補(年末に向けて)。

これに対し、弱いユーロ。しかし「独と仏に注目」と尾河さん。EU内で急速にワクチン接種率⇑で、独:新規感染者数減少、仏:マクロン大統領「4段階で規制解除していく」と。⇒∴「135円が視野に入ってくる」とも。(一番テーパリングから遠い日銀、∴円売りな今)

 

 

 

 

 


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