照明散歩

照明デザインのワークログ

トレビの泉

2005-11-27 00:21:05 | “あかり”の四方山話
この半年 アミューズメント施設の演出照明が多くなってきた。

私たちの演出照明は設備投資の中でもボリュームがあるので
必然的に資金が潤沢な業界に集中する。

マンションの耐震構造が問題になっている昨今
永年の使用から、資産価値から
私たちの演出照明を考えると
テレビや演劇のはりぼての延長線上に位置する我々は
コストと製作時間を優先して寿命を短くする。

舞台の場合は本番終了まで持てばいい仕込をするし
撤去を簡便にしやすいように仕込む。
ゲームセンターは?
パチンコ・スロットは?
シティホテルは?ラブホテルは?

なんにでも寿命はある。
寿命の説明責任は設計する側には必ず存在する。
施主と寿命についてのすり合わせは
とかく販売する側はおろそかにする。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そうなのよね。 (mchokobo)
2005-11-28 20:57:59
なんにでも寿命があります。

わたしの仕事もそうだと思います。生鮮食品みたい。毎日新しいものを仕入れて、調理する。アーティストはデザイナーと呼ばれることを嫌うけど、わたしはアーティストではないくていい。お客様に合うものを提供して喜んでもらう。



デザイナーやプランナーの自己表現は、複雑。自分を殺すこともあるが、そのことで新たなことを発見することもある。アーティストではないことを誇りに思っています。
返信する
インターフェイス (greenpapper)
2005-11-29 02:57:07
mchokoboさんの仕事もインターフェイスなんですね。

返信する
Unknown (mchokobo)
2005-11-29 23:29:27
そうそう、インターフェース。この役割、非常に重要です。切磋琢磨。
返信する