照明散歩

照明デザインのワークログ

伊豆の長八 第2弾

2007-05-26 20:37:32 | “あかり”の四方山話
会社の裏手に善福寺というお寺がある。会社の窓を開けるとそこには都会の真ん中なのに広々としたお寺の境内が広がり江戸からそれは存在する。社寺を一つ一つ見ていくと、龍のこて絵が残されていた。埃がかぶってて遠目にはみすぼらしく見えるのだが、存在感のあるディテールに感じ入り、同じく隣でこて絵に見入ってた人に話しかけると 伊豆の松崎町の名工 長八 の作だといういう。

前に松崎町の長八美術館に行き、岩科学校の「こて絵」も見てきた。長八だなんて呼び捨てにしてしまっているが、この方のこて絵には「眼力」というか魂っていうのか気のせいかもしれないが、眺めているだけで吸い寄せられしまう。

この頃、昔の人の作品をみてその職人技に感じ入る。寡黙に仕事をしていたのだろうか、その技は論理で伝承されていないのか、言葉ではその技術を解説しているものも少ないので作品をみて感じるしかない。魂っていうのは言葉では伝えきれない。

最新の画像もっと見る