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2019年は書店員としてのお仕事のめくるめく素晴らしい日々を。時々エレカシ・ミッシェル・Suchmosなど

ゆめみごこち

2008-03-22 | マンドリンのことなど

  2007年秋の雲

 

春のコートを買いにいこう ふんふん~♪ と思っていた土曜日

 

もっちとパパさんが出かけたあと

ひとり部屋で本を読み(体育すわりでじっとかたまって読み続け)

マンドリンの音楽を聴き(同じく体育すわりでじっと耳をかたむけて)

 

時計を見ると さっきまで午前11時前だったのに 今、午後2時をまわっている

そろそろ出かける支度を と思ったのですが せっかくの久々の ひとりくつろぐ午後なので ちょっと歌いたくなって

「くるり」と「スピッツ」を聴きながら いっしょに歌って 時計を見ると 3時半・・(ちょっと焦る) 

 

「あ~~今日はこのまま家にいよう」と 本腰でマンドリンのCDを聴き始めた

 

春のコート・・ 来週かな・・でも、早くほしいな と、うとうとし始めたとき 

 

ゴシック体の音符がぽろぽろと部屋のなかにこぼれおちていく感じがして うっとりしつつ 半分ねむってました

けっきょく・・午後5時過ぎまでマンドリンの音が流れていた土曜日のこと

春っぽい過ごし方だ

 

 

Ⅰ.「麗しきイタリア」序曲
~La Bella Italia, Sinfonia~
Francesco gemme作曲/中野二郎編曲

Ⅱ.バレエ音楽「スパルタクス」より スパルタクスとフリーギアのアダージョ
~Adagio of Spartacus and Phrygia,suite from ballet "Spartacus"
Aram Il'ich Khachaturian作曲/松本譲編曲

Ⅲ~Ⅴ.「東洋の印象」第二組曲
~Impressioni d'Oriente,2da suite~
Ⅲ.愛の歌と幻想曲
Ⅳ.黄昏
Ⅴ.市場にて
Amedeo Amadei作曲/中野二郎編曲

Ⅵ.歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
~Ruslan e Ludmila, Ouverture~
Michael Ivanovich Glinka作曲/中野二郎編曲

Ⅶ. ハンガリー狂詩曲
~Ungarische Rhapsodie~
David Popper作曲/中野二郎編曲

Ⅷ. エレジア
~Elegia~
Gioavannni Bolzoni作曲/石村隆行編曲

Ⅸ~ⅩⅠ. 幻想曲「華燭の祭典」
~Fasta di Nozze, Fantasia in 3 tempi~
Giuseppe Manente作曲/中野二郎編曲
Ⅸ.人々の祝福
Ⅹ.教会にて
ⅩⅠ.家族の祝宴
Giuseppe Manente作曲/中野二郎編曲

ⅩⅡ. 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より前奏曲とシチリアーナ
~Cavalleria Rusticana, Preludio e Siciliana~
Pietro Mascagni作曲/Giovanni Francesco Pili編曲

指揮:清末信行 Ⅰ.Ⅵ.Ⅶ 彦惣桂二 Ⅱ.~Ⅴ. 田口俊太郎 Ⅷ.~ⅩⅡ.
マンドロンチェロ独奏:小林薫 Ⅶ.

 

マンドリーノ・ロマンティコ2

 

01-04. タンゴの歴史(A.ピアソラ) 
05. ジムノペディ第1番(E.サティ) 
06. マドリガル(A.シモネッティ) 
07. ナポリ(E.メッツァカーポ) 
08. アンダンテとポロネーズ(E.メッツァカーポ) 
09. 愛のあいさつ(E.エルガー) 
10. 亜麻色の髪の乙女(C.ドビュッシー) 
11. スペイン舞曲(M.deファリャ) 
12. カヴァティーナ(J.ラフ) 
13. スペイン風奇想曲(C.ムニエル) 
14. 花(喜納昌吉)
 

 

ビアンカフィオーリさんと青山さんのCDをくりかえし聴いています

マンドリンって ほんといいなぁ

 

 

 

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思い出したようにマンドリンのこと

2008-03-16 | マンドリンのことなど

 2007年 春の初め  ラナンキュラスの花

 

 

マンドリンの音が やっぱり 

大好きだと思った

夢のような時間

コンサートホールを出て早足で駅に向かう私の上には

ねこの目みたいな月が光ってました

ちょっとさみしいかも

 

つぎに生まれかわったら 

私もうまく楽器を弾くことができて

人を感動させる方の人に なりたいなぁ

 

http://sfidatokyojp.hanabie.com/

 クリックすると別ウィンドウで開きます。

 

sfidaさんの演奏会に出かけてきました

にでかけてきました

小林薫さんのチェロ・・

こらからもずーっと 聴き続けていきたいです

 

かなしいことやせつないことが 山ほどあったとき

小林さんの音を聴いて ここまでなぐさめられるのかと

びっくりしています

 

マンドリンという楽器

その仲間の楽器

出会えることができて よかった  ありがとう

 

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ビアンカフィオーリ

2007-08-01 | マンドリンのことなど

   いつも行くプールのそばには、ちょっとした田園風景が あります。

 

7月29日の日曜日、投票を済ませた後、ダンナと子どもはプールに、私はまた、はるばる、晴海の第一生命ホールへと出かけました。

アンサンブル・ビアンカフィオーリさんの演奏会です(なんと、入場無料なのです。 びっくり・・)

 

思えば、年明けあたりにビアンカフィオーリさんの15周年記念(2006年夏)の演奏会のCDを購入したことから、今の私のマンドリンブームが再燃したんだったなぁ

 

そんなわけで、待ちに待った演奏会だったのです。

 

ビアンカフィオーリさんは、同志社マンドリンクラブOBの方々が中心となっている団体・・のようなのです。

私は、なぜか学生時代から同志社マンドリンクラブの演奏にひかれるものがあり、部室にあった古いカセットテープの音源をダビングしてよく聴いていたものでした。

最近、同志社大学マンドリンクラブのHPを見つけ、歴史をひもといてみました(もしかして・・暇人?)

これがまた、楽しい。 わくわくしながら創立あたりのエピソードを熟読していき、とまらなくなった。

 

「1910年(明治43年)に一人の神学部の学生が寮内に楽器を持ちこんで紹介し数名の者とグループを組んで演奏を始めたことに端を発する。」   http://www.donet.gr.jp/~smd/history.html より引用)

この、長いマンドリンクラブの歴史の始まりに、何か感動を覚えてしまって・・  

 

明治時代に神学部で学んでいた学生さんって、どんな志をもって、学生生活を送っていたんだろう・・    この学生はどこで、マンドリンという楽器を手に入れたのかな・・   この人が最初に弾いた曲って何だろう・・ 

さらに、さらに、同志社マンドリンクラブに興味が湧いてきたのでした。 

 

 

そして、先日のビアンカフィオーリさんの演奏会。  

開演10分前に席に着き、見渡すと客席は見事なまでに整然と、埋まっていました。  

最前列からきれいに、ひとつ残らず、席が人で埋まっている。  すごいなぁ

 

見たところ、初老のご夫婦や30代から50代くらいのご夫婦がほとんどなのです。 同志社のOBの方々なのかな・・

そんなことを思ってるうちに、演奏が始まりました。

 

この完成度、すごい・・  みんな普段、普通に働いてるのよね・・ いつ練習するんだろう。

 

  歌劇「教会楽長」序曲
(D.チマローザ/中野二郎)
  シンフォニア第30番ハ長調
(L.ボッケリーニ/石村隆行)
  序曲「愉快な仲間」
(G.S.ミラネージ)
  「夏の庭」―黄昏
(P.シルヴェストリ)
  小詩「婆さんの話」
(R.ファンチーニ/中野二郎)
  ダンテ序曲
(N.リ・カウシ/中野二郎)

 

マンドリン音楽をちょこっとかじっただけの私には、なじみのない曲がほとんどで・・  私の知識が足りず、感動がこみあげるところまでいけませんでした。 

 

けれど、最初から最後まで、格調高い音をゆったりと味わえてよかった、今日、聴きにきてよかった、としっかり思いました 

アンコールで「ルスランとリュドミラ」なんて、いきなりやってくれるのでは!なんてことを期待してたりもしたのですが・・ なかったですね   

15回定期演奏会のときのこの曲、何度リピートして聴いたことか!  なので、期待してしまった

 

アンコールの曲の終盤、舞台上のみなさんの音のパワーがうねるような感じ、伝わりました。 

ちょっと鳥肌ものでした。

来年、第17回定期演奏会も絶対聞きに行こう

 

↓ 第15回定期演奏会CD 

   

「麗しきイタリア」序曲
バレエ音楽「スパルタクス」より スパルタクスとフリーギアのアダージョ
「東洋の印象」第二組曲
歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲
ハンガリー狂詩曲   
エレジア
幻想曲「華燭の祭典」

[ENC]歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」より前奏曲

 ハンガリー狂詩曲での、チェロのソロは、今まで聴いたことのないものでした。

私にとっては、奇跡の音。    細い女の子の腕であんな大きな楽器をこんなに弾きこなせるなんて・・・言葉になりません 

 

 

 

  先日(7月29日)の第16回定演のパンフレット

  いつもながら、素敵なレイアウト。  これまたうっとり・・・

 

 

後日談

 

翌月曜日は、小学校の図書の整備で、お母さん方と久々に集い、ご主人が同志社OBの友人に、「昨日ね、同志社のOBの人たちの演奏会に行って・・・かくかくしかじかで・・・云々かんぬんで・・・

関西の人って、自分の大学にすごく、誇りをもって生きてるでしょう!  客席の熱い思いがすごく伝わるんだよ」 と、私も、かなり熱く、演奏会でのことを語ったところ・・・

たくさんの素敵な話を聞かせてくれました

 

「そうやねぇ。  愛着はかなりありそうやね。  しょっちゅう、「今度いつ同窓会やろか?」って連絡とりあってはるわ。」

「でもね、うちのだんなんとこには、全然、同志社からの寄付金の催促、こんのよ。 もしかして、学歴詐称やないかと思うててん。  で、だんなの実家で必死に卒業証書さがしたら、あってなぁ。 安心したわ(笑)」

「京都の方でな、遊びに行った先の人から「お茶漬けでも食べていかはる?」って言われたらな、それは「はよ、帰ってください」いう意味なんよ。 面白いやろ。」

 

と、面白話がぞくぞくと

私は、この友達の穏やかな人柄と、はんなりとした関西弁が大好きなのです

 

同志社のマンドリンにひかれるのも、同じような理由だったりして・・・?

どうかな・・・  

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エルマノマンドリンオーケストラ

2007-07-08 | マンドリンのことなど

平上さんの演奏を見ることができる ということで、今日を楽しみにしていました。

エルマノマンドリンオーケストラ 東京公演

 

17時開場 17時半開演、となっており、私がホールにたどり着いたのが、18時ちょうど・・・

1部は聴くことができないな、とあきらめていたのですが、ホールの入り口あたりが何やらあわただしい様子。

「お客さま、お急ぎください。  そろそろ開演です。 こちらへ!」と受付の方に促され、2階席に座った瞬間に舞台にぞくぞくと演奏者の方々が登場。   開演時間が遅れていたようで、間に合ってしまった・・・  なんてラッキー

 

創立以来、43年の歴史をもつ団体らしい、由緒正しい優雅さと確固たる技術に支えられた素晴らしい演奏でした。

実は・・・最初から最後まで、平上さんだけに注目しており・・・  曲ごとのレビュー書けません・・・

 

平上さんが独奏コンクールで優勝された後に、平上さんが、大学の情報サイトに寄せた言葉を読んだことがあります。

 

「 (略) 自分自身の演奏にもまだまだ納得していない  (略)  演奏の技術では、本選の他の参加者のほうが上だと自分でも思っています。   今回は初めての参加で、何回も挑戦している他の方よりも思い切った演奏ができたこと、演奏の技術よりも音の組み立てを重視したこと、その結果として、ダイナミックな音を出すことができ、よい結果に結びついたのだと、周囲の方々には言っていただけました。

今回の結果はあくまでも、プロセス。   私はもっともっと上手くなりたいし、そうなれると信じています。(略)  今、所属している社会人団体の方々のように、貪欲に練習に励みたいと思っています。」

(http://www.ritsumei.ac.jp/infostudents/ritsone/2006/1020/1020.htmlより抜粋)

 

この記事を読んだときから、この人はどんな演奏をするんだろう、と興味が尽きませんでした。

 

今日、舞台の上で、自信と誇りに満ち溢れた弾きっぷりを拝見し、なるほど・・・とひざを打ちたくなりました。   

音の組み立て方を重視する。  ダイナミックな音を出す。

今日の演奏もそうだったのだと、思います。

 

ひとりの若い女の子のひたむきないきざまを垣間見たような・・・ そんな演奏会でした。

 

とても大事なことを学んだ1日だったのかも・・・  人生、日々勉強ですね

 

    

        都心に出ると、疲れますね・・・  普段の行動範囲が狭いので

        癒しの画像を出してみました

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真摯なことばで

2007-07-03 | マンドリンのことなど

 

6月29日に「マンドリンの音色」という記事を書いたのですが、その翌日から、実は、自分が軽率な言葉と態度で、綴ってしまった・・・と後悔と恥ずかしさが日々、つのっていました。

そして、昨日、今もいろんな団体で演奏活動を続けている素晴らしい演奏家の友人から、メールをもらったのです。

「楽器を手放して本当に後悔しませんか?」と、優しい気遣いの言葉。

そのときに、思いました。

自分が楽器を寄贈しようと決めるまでの経緯(心のうごき)を きちんと、真摯な気持ちで、書いておこうと思ったのでした。

 

マンドリンを初めて手にした頃、大学1・2年の頃は、親戚の家にお世話になっており、1日中、自由に存分に、大音量で練習したものでした。

先生につき、月2回ほどのレッスンにも通って、毎日毎日、基礎練習に励んでいました。

でも、3年になる頃には、大学の近くで一人暮らしを始めた。   そうなると、自分の部屋では楽器を弾くなんてことは、当然できず、練習できる場所は、学内の部室か開いている教室。

人のいない時間にしか弾けないので、自己練習の時間が、とたんに限られたものになりました。

 

今、思えば、休日でも、許可を得れば、部室を利用できたのかもしれないのですが、当時はそれを思いつかず、「休日、どうしよう・・・合奏までにもっともっと、弾きこみたいな・・・」 と、近所の公園をふらふらと、人のいない場所をさがしては、ベンチで弾いたりして・・・  気がつくと、手が砂でざらざらしていたり、虫が寄ってきたり。

何より、楽器が傷みそうで心配でした。  寒風や直射日光。

時間も周りの環境も気兼ねなく、存分にこころゆくまで、練習できたらなぁ、と、いつも思っていたような気がします。

 

社会人になったとき、とうとう楽器を弾く場所がなくなった (部室にはもう行くことはできないので) な・・と思いつつも、その頃は、会社生活に慣れるのに必死で、マンドリンのことはいつしか、心の中から消えていました。

でも、楽器を手放すことは全く考えたこともなく、引っ越す先々、つねに大事に手元においていました。

あっという間に、10数年が過ぎ、主婦になり、ちょっと時間ができた頃、無性に弾きたくなりました。

きちんと団体に参加して、合奏をしたくて、練習日程に無理のない、主婦のサークルに入りました。

 

大学卒業以来の合奏は、楽しかった。  でも、自宅での自己練習ができない環境での合奏参加は、回を追うごとに複雑な気持ちになりました。

私は今現在も、借り上げ社宅住まいで、自宅で楽器を音を響かせることはできないのです。

自宅でできる練習・・ 左手の動きを何度も繰り返して、覚える・楽譜を暗譜する、音を響かせないようにして、ちいさな音でトレモロなしの練習くらいならできた。

そんな練習だけで、合奏に臨んでも、納得のいく音なんて出せない。

合奏を楽しむことが、できなくなりました。

あっさり、やめてしまった。  「子どもの幼稚園の役員で忙しくなったので、申し訳ありません・・」 と半分うそをついてしまった

 

それからまた、あっという間に3年近く過ぎた頃、何の気なしに訪ねたある団体のHPで、2006年夏の演奏会のCDを購入したことがきっかけで、またマンドリン、弾きたい・・今度は無理せず、何とかできないものかな・・と思うようになった。

 

とにかく、まずは、楽器をメンテナンスに出そう。  

そのときは、再び、自分が弾く気持ち満々で、はりきってメンテナンスに出しました。

メンテナンスに出している間に、いろいろと考えてみました。

 

自宅で音が出せないんだったら・・・ じゃ、やっぱりまた、公園。   あんまり親子連れのいない公園、探せば、あるんじゃない?  あ、親子連れならもし、いても、うるさいなんて言われないよね・・  で、そこで、存分に音を響かせて練習して、自宅では、音を出さない練習で・・・ 

やってみたら、案外いけるかも。

今度は団体に所属するのではなく、個人レッスンだ。

でも、今は、子どもの学校のことでちょっと時間はとれないな・・

時間がとれるようになったときには、そのときは、できるだけ近所の個人レッスンできるところをさがして、なんとかやってみよう。

 

そんなことを考えていました。

 

 

そして、先週の金曜日、楽器を受け取りに行きました。

自宅に着いて、楽器を手に取り、「あぁ、楽器がつやつやしてる。  弦も張り替えてもらって、生き返ったねぇ」 と、しばらく、じっと楽器をみつめてました。

ちょっと音もならしてみました。  いい音・・・

 

そのとき、思ったのです。

「私、時間ができたら、個人レッスンを・・って思ってたけど・・・

時間ができるっていつだろう?

また、3年5年10年、あっという間に過ぎてしまうんじゃない?

夏はむしむしして湿度が高く、冬は結露がひどくて湿気だらけのこの家で、「楽器、大丈夫かな」って心配しながら、またあっという間に何年も過ぎてしまうんじゃない?」

 

 

ここまで読んでくれた方、なんらかの楽器を弾いている方、みなさんこう思われると思います。

「結局、練習する環境がととのってないって、環境のせいにしてるだけで、真剣にやる気が無いんでしょ。  時間も環境も、自分のやる気さえあれば、どうにでもなるのに。   いいわけばっかりしている」

そんなふうに思われるのではないでしょうか・・・

 

私もここまで書いてきて、そうなのかも・・と、思ってしまいました。

話をどうまとめていいか、分からなくなってしまいましたが・・・

 

 

そう、メンテナンスを終えて、戻ってきた楽器を手にしたときに、私が強く思ったことは・・・

 

今すぐ、この楽器を弾かなければ!  存分に音を響かせてあげないといけない。 

それをするのは、私じゃなくても、全然構わない。

とにかく、今すぐ、この楽器は弾いてもらわなくてはいけない。

心ゆくまで、存分に、この楽器の音を響かせるのにふさわしい場所に、楽器を大切に弾き続けてくれる人たちがいる場所に、この楽器を持って行くべきなんだ。   今すぐに。

 

 

長々と書いてきましたが、これが、私が、私の母校である広島の高校のマンドリンクラブに、自分の楽器を寄贈することに決めた、経緯なのです。

 

真摯な気持ちで、書いてきましたが、どうでしょうか・・・   長すぎましたね。すみません・・・

 

 7月7日(土)のエルマノマンドリンオーケストラ 東京公演  楽しみです

           

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マンドリンの音色

2007-06-29 | マンドリンのことなど

  

やっと 今日、メンテナンスに出していた楽器を受け取りに行ってきました。  

この楽器店は、都会のど真ん中にありながら、とても居心地のよいところで、大好きな場所です。  この店のたたずまいがとてもいい、なんだか、ログハウスみたい (おいしい珈琲をだしてくれる優しいマスターが出てきそうな、そんな素敵な空間なのです)   

楽器は、弦を全部張り替えていただき、あと、弦の高さを調節する部分をけずってもらったり、といろいろと丁寧にやっていただいたのに、「え?この値段でいいの?」とちょっとびっくり。 

 

最寄の駅から歩いて2、3分。   見上げると副都心のビル群がかなり近くに見えるのですが、楽器店までの道のりは、とても穏やか    まず、こじんまりとした小学校が見えてきて、その隣にはチャペル。   普通に人々が暮らしているんだなぁ・・・ 

 

この夏から秋にかけての演奏会の案内チラシをすみからすみまで、もらってきた。  実際、足を運べるのは1つか2つの演奏会だけなのですが・・    チラシを見て、さまざまな団体の様子をうかがい知るだけで、楽しいのです。   「こんな曲、やるんだぁ へぇ~  ほぉ~」 とちらし1枚をかなりの時間をかけて読むのでした。   

そして、大切ににファイルされていくチラシたち 

 

本当に好きなんです。マンドリンの音色が

大学を卒業して、今に至るまで、もうかれこれ20年近く、弾いていません    

何度か挑戦してみたのです。  近所の主婦のサークルなどなど・・・  でも、続かない

やるからには、そのことだけに、全力で取り組みたくなってしまう。  主婦でいながら、それは無理ってことで、一昨日やっと、素晴らしい解決方法をみつけた

 

大好きなマンドリンの音色は、これからもずーっと、たくさん聴こう。  

でも、 (自分が楽器を弾くことはあと10年20年後にはあるかもしれないけれど ) 今は、すっきり楽器とお別れしよう。

私の大好きだった高校 (私の母校)のマンドリンクラブに、楽器を寄贈しよう

一昨日、このことがひらめいたときには、自分の思いつきに感動してしまった

 

私は高校時代、寮生活だったので部活とは無縁でした。  文化祭でマンドリンクラブの演奏を聴いて、「いつか弾いてみたいな・・・」 と、思ったものです。   (そして、大学でマンドリンのサークルに入ったのですが・・・ 4年生の春の演奏会で引退ということは、丸3年しか弾いていないのですね。  楽器、ごめんね )

 

その高校のマンドリンクラブの演奏会には、それを目的にさまざまな地方からお客様が集まるほどの素晴らしいものだと、風の便りに聞いています。  そして、その演奏はおおらかであったかいのだそうです。  もちろん、技術的にも素晴らしい (他のマンドリン愛好家のかたがたの言葉のうけうりです・・ すみませんっ ) 

夏に行われる全国フェスでも、毎年、上位の賞をとっており、部員たちのマンドリンに対する情熱がどれほどのものか、容易に想像がつくというものです

( そういえば・・・ 昨年のJMU主催日本マンドリン独奏コンクールでは、この高校の卒業生が大学1年という若さで、プロの演奏者をおさえて優勝していました )   

 

そんな、マンドリンをこよなく愛し、日々、人を感動させる演奏を目指して、努力している人たちに、自分の楽器を役立ててもらえるなんて、本当に幸せ   

 

あぁ、素晴らしいことを思いついた

 

でもね・・・顧問の先生、3年前に 「うちのクラブの演奏会のCD送るから」 と嬉しいことを言ってくれたのですが・・・2007年夏、いまだに届きません。   ぱったり音沙汰ないです

先生、連絡とりたいです  楽器、受け取ってください

 

夏に大阪で行われる全国フェスの会場で、楽器の受け渡しができるといいのですが。

計画を立てなくちゃ

(楽器、やまほどあるから、いらない なんて言われたら・・・ショックだわ )

 

さて、楽器が、あの素敵な生徒たちのいる学校の部室に、無事届くのはいつの日か・・

とりあえず、顧問の先生に連絡からですね

 

 

     演奏会は至福のひととき

 

               

            弦も新しくなり、弾きやすいように調整していただき、楽器がいきいきとしています。 

           マンドリンを大好きな女の子がこの楽器で、音を響かせてほしいな

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