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日々の寝言~Daily Nonsense~

大規模抗体検査から見えてくること

既に書いたが、アメリカでの大規模抗体検査
の結果が出始めて、たとえばロサンゼルスでの結果では、
人口に対する抗体を持っている人=既に感染したことのある人
の割合は 2.8%~5.6%程度と推定された。

この推定結果が正しいとすれば、
何がわかるのだろうか?

1)感染しても、無症状・軽症の人の比率は
 今まで考えられていたよりも大きい。
 すなわち、感染して重症化・死亡する人の比率は
 今まで考えられていたよりも小さい。

2)ウィルスの感染力(再生産係数)は、
 今まで考えられていたよりも大きい。

感染力は大きく、病原性・毒性は低い、
ということで、病原体としての特徴は、
より、インフルエンザに近づくように思われる。

感染拡大のシミュレーションなども
修正が必要になるだろう。

解明して欲しいのは、ウィルスの変異の大きさと、
それに関連した、獲得された抗体の有効性だ。

一般に、コロナウィルスは、インフルエンザほどは
変異が速くはないと言われているようだが、
毎年流行するようになるのかどうかは、
今後の見通しに影響するだろう。

※日本でも、慶応病院の、コロナウィルス以外の
入院・手術前患者への PCR 検査で、
感染者率が 6% 程度というような数字が出てきている。
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