Nhat ky ve Cartoon

愛するカートゥーンの声優さんたちについてあれこれ

This little light of mine, I'm gonna let it shine

2007-12-24 23:31:16 | Rugrats
去年、"A robot for all season"を見て感動してからはや1年、"Twas fight before Christmas"を見てからなんて、はや4年にもなり、今年もまたクリスマスがやってきたわけです。

クリスマスはもちろんキリスト教のお祭りなのですが、Rugratsを見て初めて、この時期Kwanzaaという、アフリカン・アメリカンのお祭りが催されることを知りました。
Carmichael一家の子供たちだって、Aunt Tがやってくるまで知らなかったくらいなんで、これは日本人の私が知らなかったとしても無知とまでは言えないかな。

Edwinの解説に加えて、Kwanzaaについて簡単にお勉強しますと・・・

・1966年に、黒人民族主義グループであるUS Organizationのリーダー、Ron Karengaの「クリスマスに代わる、アフリカンのためのホリデイを」という提唱により始まった。

・Kwanzaaという名前は、「最初の果物」を意味するスワヒリ語"matunda ya kwanza"から取られている。西アフリカ諸国が父祖の地であるアフリカンが多いアメリカにおいて、あえて東アフリカの言語であるスワヒリ語を使うことにより、汎アフリカ主義的な意味合いを強調した、と言われている。

・"a"が余分に付くのは、元のスワヒリ語と混同しないためであるとも、7文字にすることにより、Kwanzaaの7つの原理を象徴するためとも言われる。ちなみに7つの原理とは、
Umoja(結束)、Kujichagulia(自己決定)、Ujima(共同作業と責任)、Ujamaa(共同経済)、Nia(目的)、Kuumba(創造)、Imani(信義)
である。

このへんからも分かるとおり、元々歴史的に苦汁を味わってきたアフリカン・アメリカンによる、極めてメッセージ性の強いイベントなわけですが、最近ではその色合いも徐々に薄れ、多くの家庭では、クリスマス行事と平行して行ったり、クリスマス・ツリーとkinarasと呼ばれるKwanzaa独特のキャンドルを同時に飾る、なんてこともあるようです。


そして、このエピソードでは、家族がともに過ごし、家族それぞれの、そしてその父母、そして先祖の思い出に触れる日として描かれています。

自分は何もできない、他のみんなのように「偉い人」にはなれない、だからKwanzaaを祝う資格がない、と嘆くSusieにAunt Tが言い聞かせるセリフが余りにも素晴らしくて・・・何と言うか、人間の優しさとユーモアを描くRugratsをシンプルに象徴していると思います。

Me? A trophy?
The only award I ever got is when your Uncle Charles gave me for Biggest Mouth In Town.
Baby, let me tell you something. Greatness doesn't have anything to do with winning awards.

Child, always be proud of who you are, and where you came from. And remember, you have your whole life to discover how great you really are.

人はみ誰もみな、人生において自分がどれだけ素晴らしいかを証明するチャンスを与えられている。

そんな言葉を思い浮かべました。
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