第57回県吹奏楽コンクール(県吹奏楽連盟、朝日新聞社主催)は9日、大和高田市のさざんかホールで高校小編成、高校J、職場・一般の部があり、閉幕した。奈良育英と天理第二部が高校小編成の、セントシンディアンサンブルとM’s Sound Factoryが職場・一般の代表に選ばれた。奈良市の県文化会館で23、24両日にある関西吹奏楽コンクールに出場する。

■結果

 高校小編成【金賞】奈良育英▽天理第二部▽桜井▽クラーク記念国際▽生駒▽五條【銀賞】奈良朱雀▽榛生昇陽・二階堂・大和広陵・山辺▽西大和学園▽奈良文化▽奈良大付属▽奈良情報商業

 ※大淀は不参加

 高校J【金賞】天理▽高田▽郡山▽一条▽高円【銀賞】平城▽登美ケ丘

 職場・一般【金賞】A-Winds奈良アマチュアウィンドオーケストラ▽セントシンディアンサンブル▽シンフォニックホーム▽奈良市吹奏楽団▽M’s Sound Factory【銀賞】橿原市吹奏楽団▽Y.S.K.シンフォニックアンサンブル▽奈良ウインドコンサートファミリー▽ENSEMBLE G-CLEF【銅賞】遊楽民Plus&Next

■「誇りを持って本番に」

 奈良育英は静と動が入り交じる曲を華やかに奏でた。三浦摩美部長(3年)は「今年こそは関西へという気持ちでやってきた。奈良の代表として、誇りを持って本番に臨みたい」。

 天理第二部は定時制のため、平日の練習時間は45分と短い。寮生活の部員は夜に集い、声だけでメロディーを合わせる練習をしてきた。平山あゆみキャプテン(4年)は「関西ではよりいい演奏をしたい」。

 セントシンディアンサンブルはこの日演奏する2曲に絞って3カ月間練習してきた。福島秀行代表(48)は「どんな曲なのかということを、時間をかけて皆で突き詰めました」。

 M’s Sound Factoryはドビュッシーの「海」より「風と海との対話」を披露。島田昌登団長(43)は「難曲に挑戦してきた。もっと完成度を高めたい」。

 高校Jの部は、7校が参加し、5校が金賞に輝いた。