重大な勘違いをしていました。
そのことに最近気づき、静かなパニックにおちいっています。
*アウトプットとインプットを同列に見る
*アウトプットからインプットを類推する
という勘違いです。
2歳半を過ぎて、マメの言語能力が急速に進化したとき、
深い安堵の中で、その勘違いが起こりました。
<すごいな、これほどの表現力、語彙力>
<周囲とのコミュニケーションにも、まったく支障がないし>
<もともと、大した難聴じゃなかったのね>
この「勘違い楽観(難聴の過小評価)」を夫や娘夫婦とも共有し、みんなでそろってルンルンしていました。
信頼していたろう学校幼児教室を転勤でやめざるを得ないことも、じつは、それほどのダメージではなかった。
「まあいいか、どうせ幼稚園以降はインテを考えていたんだし」と。
「インテ」という言葉はブログで知りました。
「難聴児(などの障害児)が、支援学校でなく一般校でまなぶ」という意味です。
たまたま読んでいた3つの難聴児ブログ、3人のお子さんが3人ともインテしているのです。
おおそうか! それならうちのマメだって!
言語発達はバッチリだし、
何より、とてもかしこいし。
もちろん、ろう学校幼児教室に代わる良い療育は継続したいし、
インテ先の幼稚園や小学校には適切な配慮を期待したいけれど、
大丈夫、そんなに心配しなくても何とかなる。
この「勘違い楽観」に影をさしたのは、ひと月ほどまえの補聴器STさんの言葉でした。
新しいイヤーモールドを受け取りに行ったときのこと。
新しい療育先についていろいろ情報を教えてくれたSTさん。
感謝の高揚気分のなかで、つい、禁断の質問をしてしまったわたしです。
(次記事につづきます)