何時の話だったのか。何処で話したのか。
どんな流れで、その話になったのか、記憶がさだかではない。
しかし、M子さんとの話の内容は、よく覚えている。
ある日、ある時、雑談中にM子さんが話し出した。
最近、よく主人のゆめをみるようになったの。
主人が枕もとにたってしょうがない。どうしてだろう。
そこで私はこんな話をした。
それはね、ご主人の大好物とか、ご仏前にお供えが足りないのじゃない?
すると、M子さんは、え?主人の大好物?
あたしよ。あたし。三度の食事より好きだったの。
そお、今晩は裸で寝よう。
おもわぬ話の展開に圧倒されてしまって、会話が固まってしまった。
それから何日後、M子さんに、その後ご主人、ゆめ枕にたちますか。
と聞いたら、あれから出なくなってしまった。とさらと言っていた。