ふたりの５つの分かれ路

今回は　なんだか　チラシに魅力を感じない。
それでも　
『　スイミング・プール　』や　『　まぼろし　』　『　８人の女たち　』の
フランソワ・オゾン監督作品だもの。
見逃すわけには　いきません・・・　
でも地下鉄に乗って　５・６分歩いていかなきゃいけない　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　名演小劇場での　公開。
少し　気合を入れないと　先送りし・・
終演が近づくと　
ま・・いっか～で　　　見逃すかもしれない・・・・んんん～・・
・・・・・・・悩んだ挙句　週末鑑賞計画を立て　上映　二日目に　観に行きました。


う～～～～ん・・・何が描きたかったのだろう・・？？？
離婚するシーンから　始まって　二人が出会ったときまでを　過去に遡って
五つの情景が　描かれている。
予告のときに流れた　キャッチコピーでは
二人には　”　愛の行方を占う５つの　分かれ路があった　”

＜１のシーン＞
離婚の印を押してから　ＢＥＤをともにするなんて
　　　　　　　　　　　　　　　考えられない！！
あれは　男の未練？？？？
それとも　自分勝手な強引さを描きたかったの？？？？
あんな　男みたくもない　ましてや触りたくもない。
一度は　愛した相手を　そんな風に思わなきゃいけなくなる　哀しさ　わかる？？？

＜３のシーン＞
なんだかなぁ～・・あれでは　妻は哀しいよね・・・？
早産だったから　「父親」としての　心構えができていなかったということ？
妊娠したと　わかったときから
その日が来ることは　わかっていたでしょ？
お腹の中で　育っていくことで　　日々「母」になっていける女と違って
男は　実際に　目でみてみないと　実感できないもの？？なのかなぁ・・？？
それでも　想像して欲しいよ。
妻の心細さを。　　　　　　　　　　　哀しい・・哀しい・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　夫の人間性に　「不信感」　を　もってしまう。


５つのシーンを通して　もしかしたら
オゾンは　「男」という生き物と　「女」という生き物の　違いを描いているのかもしれない。
そういう風に　考えると　この映画は　　ちょっと　面白い。
あの　５つのシーンは
彼女の心の　　「ひずみ」を描いたものなのかな？？？？


全編に流れる曲は　有名な曲ばかり　だったそうだけど
ザンネンながら　私は　１曲しか知らなかった。

フランソワ・オゾン監督は
女の心の　ひだを　描くのが　うまいかも？？？


　　２００５．１１．０６　　「ふたりの５つの分かれ路」　　名演小劇場にて鑑賞　★★★