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『 サンローラン 』

2015年12月10日 | 映画感想(欧米)
ココ・シャネルや イヴ・サンローラン
最近
何故かファッション界の方々を描いた 映画が多く公開される。
お気に入りの ファッション・デザイナーが いるわけでもない私が鑑賞を決めたのは
TOHOシネマズで公開されたから。
彼の名前は 知っていても
どんな人だったのか?
どんな風に描かれているのか?
ちょっと知りたかった。


う~~~ん
彼の人柄を描いた映画、
という点では普通でした。
ゲイだということは なんとなく知っていたけれど
ブランドを作り上げた 片腕の人がいたことや
まるで ( 本当に? ) ジゴロのような
愛人が いたことは 初めて知りました。
どこをキーポイントで描くか? というところで
たぶん
制約とかが たくさんあり、
あれもこれも 表現したい・・が・・・・・
ポイントが 定まらなく トータルで 自伝的な話になってしまった・・
ということが
映画としての 面白味に欠けた 所以だと思います。


ひとつだけ
いいなぁ~ と 思った場面があります。
( たぶん ) プレタポルテで 
顧客の女性が 自分のためにデザインされた服を 試着しているところ。

ひっつめ髪の 彼女が 
自分用にデザインされた パンツスーツを
「 こんな男性的な 服が 私に似合うかしら? 」
と 
おどおどとしていたところ
サンローランが やってきて
「 ( ブラウスのボタンを外して ) 胸を見せて 」
「 ( 金の何連もの ネックレスをさし ) それをつけて 」
「 ジャケットの ボタンを外して ( 腰回りを解放し ) 」
「 ( 金の ベルトをさし ) それをつけて 」
そして
「 髪を ほどいて ウェーブを出して ( というようなことをいう ) 」
・・・・・・
それらをしていくうちに
最初は やぼったかった女性が 
みるみるうちに キレイに! おしゃれに! なっていくのです!!!
もちろん
その女性も 名前は忘れましたが 有名な俳優さんで
そういう風に みえるような 演技をした ということもあると思いますが・・・
着こなしのテクニックを ほんの数分で 見せてもらった!
と 感激しました!!


映像的には
数々のサンローランの作品
創る工程から ファッションショーまで
しっかりと堪能できました。
あ・と・は・・・
1960~1970年代の サンローランを演じた
ギャスパー・ウリエルが 美しかった~~!!!
・・・ 昔の美男子俳優 ヘルムート・バーガーの でっぷり体型は
    実際としても ちょっと がっかりでしたが・・苦笑 ・・・


それにしても
有名な ミュージシャンにしても デザイナーにしても
いわゆる
創造者= クリエーター たちは
有名になれば なるほど
より 高いものを要求され ( 周りからも 自分自身からも )
酒や ドラッグに はまり込んでしまうものなんですね。
切ないです・・・・・ね



  2010.12.09  「サンローラン」  TOHOシネマズ名古屋ベイシティにて鑑賞  ★★★




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