映画の予告

私は　映画を観るにあたって　先入観を持ちたくないので　
監督・出演者以外の前情報を持たないようにしている。
　　　（　出演者の確認すら　していないときもある　）
ゆえに　チラシは集めているが　
裏に書かれている　簡単なストーリー等は決して読まない。　
映画を観にいくと必ず流される　予告編についても　
１回は観るけれども
２回目以降は　目をつぶっているようにしている。

字幕ものについては、原語が英語なら　少しは聞き取りのトレーニングになるし
邦画のものも　目をつぶっていれば　
言葉は聞こえるけれど　集中力が半減しているので　なんとかしのげる。



どうしてこんな事をするようになったか？　というと
最近の予告が　大まかなストーリーを語る・・
というより　
見せ場を　ほとんどさらけだしていて
本編を見たら　
「　予告以上の物が　何もなかった・・　」　という経験がしばしばあるからだ。

私が
一番最初に　そう思った映画は　『　ＭＩＢ　』　だった。
予告を観て　すっごく楽しみにしていたのに
”　なんなの？？
　　予告以上に　楽しいこと　びっくりすること　何もないジャン～～～！！！！　”
あのガッカリ感は　未だに忘れていない。
まぁ・・あの頃は　今のような　年間２００本以上観る　映画バカ（　オタク？！　）　ではなく　結構普通の　ヒトだったので
そういうヒトを　映画に行かせたのだから　予告としての　”　力　”　は　確かだったのでしょうが・・・（笑）


邦画では・・
このところの予告では
『　花より男子　ファイナル　』　
この予告は　もう２０回近く体験している。　苦笑
　　　（　・・まぁ・・私がそれだけ　映画を何度も観にいっている・・からなのですが・・汗　）
この映画、　すでに２パターンの予告が作られていて　
どちらの予告も　かなり長い。
私に　本編を鑑賞する気がないから　いいのだけれど
マジメに予告を観ている　他の観客は　本編でも楽しめるのかな・・？　と
ヒトゴトながら　気になっている・・苦笑



それに比べると　宮崎アニメは　見事だ。
単に　監督の遅筆のせい・・という話も聞いているが
『　ハウルの動く城　』　にしても　『　千と千尋の神隠し　』　にしても
予告に現れるのは　ツーカットくらい。
”　絵　”　ではなく　
美輪明宏とか　キムタクとかの　声に観客動員を託している。
あるいは
ほとんど　主題歌だけを聞かせる・・という手法である。
今回の『　崖の上のポニョ　』　にしても　しかり。
舌足らずの　子供の声で　みせているだけなので　ストーリーについては　ほとんど想像できない。

で・・・！
気がつくと　“　ポーニョポニョポニョ　さかなのこ　”　と　歌っている自分がいるのです・・汗・・・・
よく　ヒットチャート上位にあがる曲は　ＴＶドラマの主題歌が多い
といわれているが
つまり・・　所謂　“　すりこみ　”　
何度も聞かされるうちに　　音が　自分の体の中にとりこまれていく。
その　音を何度も聞きたくなる
その　音に会いたくなる・・・・
　　　　宮崎アニメは　こうした手法を　映画にも用いているのではないかしらん？


いや・・　やはり　遅筆のせいだ・・　という声が聞こえてきそうですが・・（笑）
宮崎アニメに関しては　こんな　手法をとらなくても　きっと観客動員は
凄い数になるでしょうが・・・・



ところで　『　崖の上のポニョ　』　の歌詞で
歌っている声と　歌詞が　微妙に違っていること　知ってます？？？

”　ピョンピョーン　”　と歌っているところの歌詞の字幕は　
”　ピョーンピョン　”　となっているのです・・　
　　　　　　　　　　こういうところが　２回ほどあります。


　　　　　　何人の方が　　気がつかれたかなぁ～？？？　（笑）