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『 ヤンヤン夏の思い出 』

2015年01月29日 | 映画感想(アジア)
3時間強の大作でした。 イスに腰掛けている時間が長いので 肉体的には大変でしたが、
観ていて苦痛ではありませんでした。
ヤンヤンの家族・親戚の出来事が丁寧に描かれた 佳作だと思います。
うまくいえませんが
家族それぞれのエピソードが
さりげなく
おしつけがましくなく
それでいて
監督のいわんとすることがキチンと伝わっている・・・・
なんだろ・・?
映画を観ている時には それほど胸に迫ってこなかったのに
観終わって一日経った今日
胸の中に ほんわりと・・・そして厳しく・・しみじみと
映画が蘇ってきました。
泣きたくなるよな「初恋」
毎日の生活の中の「孤独感」
仕事(経済)とやりたいこととの「折り合い」
忘れてしまっていた・・でも心の隅に残しておいた「昔の恋」

映画の中に書きとめて置きたいような 素敵な言葉がいくつか出てきました。
「ヒトはなぜ新しいことを恐れるのだ。 毎日が新しい日なのに・・ 一日たりとて同じ日などないのに・・
朝 目がさめて布団からでるとき 恐れて起きれないことなどないのに・・」
「過去をやりなおそうとしてみたけれども 結果は同じだった・・」

ヒトの一生には 本当にイロイロなことが起こります。
でも
「人間万事塞翁が馬」
いいことがあれば 悪いことが
悪いことがあれば いいことがあるのです。
どんなことがあっても自分の”人生”は自分でひきうけなければいけないのだなぁ・・・
としみじみと思いました。
ヤンヤンの無垢な少年の心はいうまでもありませんが
イッセー尾形と ヤンヤンのお父さん・・そしてお姉さんが とっても良かったです。

おまけ
でも ヤンヤンのお父さん
過去の恋に
”本当に愛したのは君だけだ”なんて言わないでよ・・・むっちゃ 哀しい(;_;)



  2001.01.13  「ヤンヤン夏の思い出」  (たぶん)ピカデリーにて鑑賞  ★★★★


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