2nd Stageトラバース

50代で転職し、第二の人生スタート。
もがいて、笑って頑張るおやじをお届けします。

非常食で頼りにしてるよ

2019-12-21 21:48:48 | お米語り
台風15号、19号と居住地は2度の災害に見舞われた。

こどもの頃にはよくあった停電も何十年ぶりに経験したが、一番印象に残っている
のはお米が非常食になっている、という事。

台風15号が直撃し、首都圏に向かう電車は朝から運休。
出勤できると判断した人たちは駅の入場を禁止され長蛇の列を作っていた。


日本人の災害に対する学習能力はレベルが高い。
15号を上回る超大型の台風が再度直撃すると分かるや予定運休が前もって案内
され、前日からスーパーへ買い出しに、多くの人が詰めかけた。

小売店も2回目だから要領を得ていて、購入しておきたいものは殆どが手に入った。

そんな中、どうしても手に入らない食品が、否が応でも目に止まった。
正確にはその空棚が目についたというべきか。



あたり前だがパン。食パン含めて全然ない。
お手軽に食べられるからね。


パンはあたり前の結果だが、もう一品がびっくりした。




納豆!!



この結果を見て嬉しくなった。


お米は全世帯の備蓄食料だ。
日本人はお米があれば生きていける、と言った人がいたが
お米の消費量が少なくなったこのご時世に、どっこいお米は最後の砦で
頑張っている。


この数日間、食料供給が遮断されたらどうするか。
頭の中に「お米と納豆」がイメージされているから、この結果だ。


米に対する悪いイメージを増長させるものは多くあるし、キレイ事だけでは
世の中、収まりはしないのだが、いざ、生きるの、死ぬのとなってくれば皆が
お米を頼りにしてる。




勝負がかかっているんだよ

2019-12-20 18:36:14 | 日記
運動会は地域社会の最大イベントだ。
特に小学校の運動会は朝早くから場所取りあり、地方からじいちゃん、ばぁちゃん
が駆け付けたり、こども以上に大人が入れ込んでしまっている。
友達のお母さん同士、ニコニコしながら歩いているが
内心はどんな気持ちなのだろう。


運動会の徒競走はどの学年でもメインイベント。
ゴール前でくっちゃべってるお母さん、こわばる気持ちをごまかしてます。

学校側も演出して、そのままスタート地点に集合させりゃいいものを、
グランド半周回らせて「さぁこれから、あなたのお子さん走りますよ!」
なんてやるもんだから、いやが上にも会場のボルテージは最高潮。
やったぜ無料のロックンロールコンサートいただきます。




「おい!タケ、タケ、 いけよー。 負けるな!」
「タケ、いけー。いけー。」


一人のお母さんがこども達の集団に向かって叫び始めた。
すごいボリューム。
金切り声なんてもんじゃない。
気合が乗った北島三郎の“こぶし”と言った方が的を得てる。


スタート地点に向かっているこどもの集団の、どの子のお母さんか探してみるが、こどもは完全に無視しているので親子関係わかりません。



さぁ、いよいよです。
第一グループ・・・。   スタート!

続いて 
第二グループ・・・。   スタート!
そのお母さん、沈黙。 何も言葉を発しません。

次々スタートしても、あまりに静かだからスタート地点が遠いので自分の子供を見失ったかと思たよ。



「行けー、行けー、 タケ! タケ! タケー抜けー」
「行けー、タケ、タケー!!! 」

そのグループが走り始めたら、あのお母さんが突然叫び始めた。

自分の子供を見失う訳あるもんか。
スタートからゴールまで、人目もはばからず叫けんでる。
子供の名前と“行けー”、と“抜けー”だけの連発。

何かの想いを子供に乗せて、ゴールに向かって自分も一緒に走ってる。



このお母さんを笑えるか。
眇めている人もいただろうが、自分はそのお母さんを見つめてしまった。


このお母さんだけではない。
朝早くから、おにぎり握って、黙々と握って、 どんな想いを込めるのか。
あるいは日常業務と、淡々とこなすのか。



運動会にはお握りは必需品。

勝負がかかっている時は、やっぱりお握りがよく似合う。


お米の美味みを引き出す水②

2019-12-19 21:34:58 | お米語り
「このお水ならふっくら美味しいご飯が炊ける。素材の旨味を引き出します。」


ご飯を茶碗によそってまじまじと、横から米粒を観察した。
全部米粒が立てに立っているんじゃないか。そんな期待が先行するが
色も艶もいつも通り。


味が違うんだ。きっと味が違うんだ。
頼むぞ・・・。


うーん、
同じだよ。昨日と同じご飯だよ。



ジャンジャン。


水の量が違えば大違いだが、水の中身が少し変ったからと
米の味に差が出る程のものじゃないよ。



期待をさせてしまったか。
でも、これが本当です。
少なくとも私の感性は「同じ」の答えしか出せなかった。

「すごい水」を知りたかった方、すみません。


でも、考えてみれば、
水の成分の何ミリグラムでお米の味の差がでる位なら
美味い米を作ろうとしているお百姓の、一年間の苦労はどう評価されるのだ。
と思えて来た。



水道水だって大丈夫だ。
皆の想いをお米はしっかり伝えてくれるよ。


お米の美味みを引き出す水①

2019-12-18 19:44:13 | お米語り
「この軟水だと、お米がふっくら炊きあがります。」

本当だろうな。
試してみたくなって来た。
その謳い文句がホントかウソか。

水道水より用意された軟水の方が飲みやすい。臭みもないし、口あたりも
文字通り柔らかい。



炊いてみよう。
科学的データは、理由を証明する時に使ってよ。
頼りになるのは自分の感覚、自分の感性。


含んでいるカルシウムの量が少ないのが軟水。
カルシウムは物を硬化させる。だから軟水がいいと謳っている。
なるほど。



写真は不純物を極力排した軟水。


この軟水でお米を研ぎ始めます。






とぎ汁が真っ白です。



最初に浸した水をお米は吸い込むので、この軟水で研いでいきます。


こんなにキレイな水になったよ。

手は一切お米に触れない「お米は優しく研ぐんだよ!」の進化形研ぎ方。
今度公表します。



75分後、出来上がりました。



いつもより美味しいご飯が炊けたのか!



明日のブログ、お楽しみに。


急速炊飯 手動!

2019-12-17 20:52:09 | お米語り
「やっぱりご飯はガス窯だよ。」
「石窯のご飯も美味しいよ。」
昔はガス窯で食べていたが、今じゃすっかり電気釜。
手抜きと蔑むことなかれ。今の電気釜は馬鹿にはできない。
いや、昔の釜より美味しいご飯を作り上げるぞ。
電気釜だって十分美味しい。

急速炊飯モードがあって、こいつがすごい。
時間がない時、早くご飯が食べたい時、このモードでもご飯を炊き上げてしまいます。

昔はね、お米は30分水に浸しておかないと、ごわごわのご飯になっていた。
それが当たり前だったから、飲食店でアルバイトした時に研ぎ終わった後ですぐに
火をかける炊飯にびっくりした。

「えー、それじゃご飯がごわごわになりますよ。」
「いいんだよ。」

・・・・・。
お客に出すのにそんなものなのか。






「いっけね。ご飯炊くの忘れてた。」
親が帰ってくる前にご飯を炊いておかないと。
親が共働きだったからご飯は毎日炊いていた。うっかり時間を忘れていたから
ご飯が炊きあがるまで時間がない。
お米を研ぐのは手慣れたもんだが、炊きあがり時間だけはどうにもならない。
どうしたものか。



そうだ!
お米をお湯で炊けばいい。すぐに沸騰するじゃないか。
こども心に考えて、研いだお米をお湯に浸してガス窯へ。
コンピューター制御なし、急速炊飯 スイッチオン。



すごいよ! 本当に10分位でご飯が炊けた。ガス窯のスイッチが自動で戻った!
おいらは天才だ。ハハハハハ・・・・・。





いざ、夕飯になって、お釜を開けたらぶっ飛んだ!
白濁したお湯の下に出来損ないのお米がしっかり沈んでた。



今の時代の炊飯器、急速炊飯でもご飯を炊いてしまう仕組みが分からない。
熟成炊きモードより美味しくないが、しっかり食べられるご飯が炊ける。


今の炊飯器は本当にすごい。
スーパーAI搭載になったらどうなるか。


でもね、この前石窯で炊いたご飯を冷凍にしたら、電気釜で炊いた冷凍ご飯と
確かに色が違っていた。


絶対何かが違うんだ。