台風15号、19号と居住地は2度の災害に見舞われた。
こどもの頃にはよくあった停電も何十年ぶりに経験したが、一番印象に残っている
のはお米が非常食になっている、という事。
台風15号が直撃し、首都圏に向かう電車は朝から運休。
出勤できると判断した人たちは駅の入場を禁止され長蛇の列を作っていた。
日本人の災害に対する学習能力はレベルが高い。
15号を上回る超大型の台風が再度直撃すると分かるや予定運休が前もって案内
され、前日からスーパーへ買い出しに、多くの人が詰めかけた。
小売店も2回目だから要領を得ていて、購入しておきたいものは殆どが手に入った。
そんな中、どうしても手に入らない食品が、否が応でも目に止まった。
正確にはその空棚が目についたというべきか。
あたり前だがパン。食パン含めて全然ない。
お手軽に食べられるからね。
パンはあたり前の結果だが、もう一品がびっくりした。
納豆!!
この結果を見て嬉しくなった。
お米は全世帯の備蓄食料だ。
日本人はお米があれば生きていける、と言った人がいたが
お米の消費量が少なくなったこのご時世に、どっこいお米は最後の砦で
頑張っている。
この数日間、食料供給が遮断されたらどうするか。
頭の中に「お米と納豆」がイメージされているから、この結果だ。
米に対する悪いイメージを増長させるものは多くあるし、キレイ事だけでは
世の中、収まりはしないのだが、いざ、生きるの、死ぬのとなってくれば皆が
お米を頼りにしてる。